アップルの新型タブレット「iPad Air」は約10インチのディスプレイサイズで旧iPadと同等ながら重量が469gと大幅に軽量化された。アマゾンのKindle Fire HDX 8.9は374gとさらに軽い。自宅でタブレットを使って動画を視聴する際、なるべく画面サイズが大きい法が好ましいが、大きいサイズのタブレットは重いのが難点だった。そこで10インチ以下(7インチから10インチまで)のディスプレイサイズを持つ主なタブレットの重量を比較してみた。

■持ち歩ける7インチクラスのタブレット
最近日本でも人気の7インチクラスのタブレットの重量は、平均で300g程度となった。

■主な7インチクラスタブレット
・Nexus 7(Google):290g
・Kindle Fire HDX(amazon.co.jp):303g
・iPad mini Retinaディスプレイモデル(アップル):331g
・Iconia W3(日本エイサー):500g


7インチクラスの製品はWindows系のIconia W3がハードウェアがぎっしり詰まっており重くなる傾向があるが、それでも200g程度の差だ。9~10インチクラスののタブレットは600g以上が主流だったが、最新モデルでは500gを切った製品が多数登場してきており、最軽量と最重量では533gの差、Iconia W3一台よりも重い差になっている。

■主な9~10インチクラスのタブレット
・Kindle Fire HDX 8.9(amazon.co.jp):374g
・Kindle Fire HD(amazon.co.jp):567g
・第4世代iPad(アップル):652g
・iPad Air(アップル):469g
・Xperia Tablet Z(ソニー):495g
・Nexus 10(Google):603g
・Surface 2(日本マイクロソフト):676g
・Surface Pro 2(日本マイクロソフト):907g

※重量は最も軽量なモデルをピックアップ

10インチクラスもWindows系タブレットは重い傾向にあるが、iPadやAndroid系は7インチクラス以上に重量差が大きい。旧iPadを利用していた人にとって、最新のKindle Fire HDX 8.9はiPadと比べて6割ほどの重量しかない。iPad Airも軽くなっている。バッテリー駆動時間については、バッテリーの容量に比例するので重量にも影響するはずだが、どれもカタログ値で10時間前後としているので、スペック上での大きな差はなさそうだ。

以上のように7インチクラスのタブレットは、重さを選択基準にするには厳しい感じだが8~10インチクラスとなると、搭載するOS(iOS、Android、Windows)が異なるものの選択基準に「重さ」を入る必要がありそうだ。

上倉賢 @kamikura [digi2(デジ通)]

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