Windows XPのサポート終了に合わせ、富士通、次いでNECとパソコンメーカー各社の乗り換え戦略を紹介してきた。これまで紹介してきたように、ポイントとなるのは古いパソコンから最新のパソコンへ乗り換えるためのサポートサービスの内容だ。特にデータの引っ越し作業は面倒なので、全て誰かにやってほしいと思っている人も多いだろう。そんなニーズに応えてくれるのが東芝が用意しているサービスだ。

ほかにもデータ移行サービスは用意されているが東芝の場合、データ移行関連のアプリが用意されているのに加え、通常は有料で提供しているデータ移行の代行サービスが、なんと無料で提供されているのである。


■データ移行や新UIの使い方マスターまで
東芝は、「PC引越ナビ」というデータ移行アプリを以前から提供している。当然Windows 8.1対応だ。現在販売されている同社の最新パソコンにプリインストールされているので、このアプリを利用すれば、データの移行は一般的な範囲内なら問題なくできる。もちろん、他社のWindowsパソコンからのデータ移行も問題なく行える。

移行後、初めてWindows 8.1に触れる人たちのために操作方法の取得にも配慮されている。Windows XPや7からWindows 8.1への移行だと、大幅に使い勝手が変わっているためかなり戸惑う人が多い。東芝の場合、操作方法を解説するアプリが用意されており、初めて使う場合でも、これらを利用することで新しい操作方法を簡単に学習できるようになっている。

新しい操作方法については、見るだけではなく自分である程度まで実際に使って学習する必要があるのは仕方がないが、データ移行作業を自分ではやりたくなかったり、そもそもやり方がわからないという人もいる。特に引っ越し作業が難しくて自分でできない場合、誰かに作業を代行してもらうなどの対応が必要になる。

そんなケースで便利に使えるのが東芝の「PCのデータ移行も、東芝にまかせちゃおう!キャンペーン」だ。通常は7,500円で提供している「移行作業代行サービス」を無料で提供するという太っ腹なキャンペーンである。

パソコン2台分の往復の送料は自己負担する必要があるが、自分で引っ越し作業をするのが面倒な人にはお得なサービスとなっている。ただし申し込めるのは対象の製品を購入し、東芝へ会員登録したユーザーだけなので、これを目的として購入する場合は、対象の製品かどうかを事前にチェックしておきたい。

上倉賢 @kamikura [digi2(デジ通)]

PCのデータ移行も、東芝にまかせちゃおう!キャンペーン

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