先日、いまPCを購入して3月中の納期に間に合うかどうかといったことについて紹介したが、この調査において、ちょっとびっくりすることが判明した。消費税増税に関して、どのタイミングで5%から8%になるかは各社対応が異なっている。それはいいのだが、ケースによっては来週半ば3月26日からというケースがあるのだ。




一般の小売店による販売の場合、4月1日から適用されるが、オンラインサイトでは「発注日時点」か「発送日ベース」で消費税率が決まるというケースがあり、各サイトで対応が異なっている。「3月中の発注」なら5%での税率が適用される。これが発送日ベースになると発送が4月以降になる場合は、3月中の発注でも8%になる場合もある。ということで、いつから消費税が8%になるのかといった点も各メーカーの直販サイトでの対応をまとめた。

10万円のパソコンを購入した場合、消費税が5%から8%になると、消費税は5,000円から8,000円になる。差額は3,000円で、この差はでかい。昨日紹介したように3月中に発注したとしても各種要因によって納品日が4月以降にずれ込む場合が多い。量販店の店頭在庫なら4月1日の購入から8%が適用される。

■3月中の発注なら消費税5%で済むメーカー(5社)
3月31日までの発注で消費税5%が適用される直販サイトは

1)ソニー
2)東芝
3)日本HP
4)DELL
5)Apple Store


これらのサイトでは発送が4月になっても、8%が適用されることは無い。

■ケースによっては3月中の発注でも8%となるメーカー(3社)
発送が4月1日以降になる場合、3月中の発注でも8%が適用されるサイトもある。

1)レノボ
2)NEC
3)富士通


レノボの場合、引き渡し日が4月1日以降の場合は3月中に発注が確定していても8%となる。NECは3月26日午前6時までの注文が5%。それ以降は発送が4月以降にずれ込むため8%になるという。富士通は3月29日午前4時までの注文では5%。それ以降は8%となっている。

■注文確定が4月以降になるケースでも注意
各サイトでの注文での3月中の発注というのは、銀行振り込み、クレジットカードの1回払い、代引きを使い、即日決算される場合のことを示す。

3月中の発注でも、銀行振込が4月になってしまうケース、発送が4月でその際に代引きされるケース、リボルビング支払いで最初の引き落としが4月からになってしまうケースでも、消費税が8%になってしまうことがあるため、購入前に問い合わせておきたい。5%だと思っていたら、ちゃっかり8%取られていたなんていう悲しいことにはなりたくないものだ。

上倉賢 @kamikura [digi2(デジ通)]

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