先日から紹介しているように消費税が5%から8%に上がった。パソコン系では、これまでは税込表示を基本としていたところが多かったが、消費税が8%になるのに合わせ、税込と税抜、どちらの表示にするのか販売店ごとに分かれるようになった。

今まで税込で表示していたのが税抜価格に変更したところが、以外にも多い。やはり税込にすると価格が上がってしまうからだろう。頑張って税込価格で安い値段で表示している店もある。そこで大手パソコンメーカーの通販サイトを中心に状況を調べてみた。



■どうして税抜き表示が増えたのか?
知らない人も多いかもしれないが、これまでは、税込表示、いわゆる購入時に総額いくら支払うのかがわかる表示にするよう法律で義務づけられていたのだ。しかし、今回の消費税8%増税に続き、2015年に予定されている消費税10%化も控えている。そして値札の変更処理の手間といった負担を考慮し、特例として2017年3月31日までは税抜表示が認められるようになったのだ。税抜き表示にしたほうが、安い値段で表示できるわけで、これに伴い4月1日から税抜表示と税込表示の対応が店舗によって異なっている状況が生じたわけである。

アップルは、為替差が大きくなるケース以外で販売価格を変更しないが、今回の消費税増税に関しては税抜価格への改正に合わせ価格も改訂した。他のオンライン販売のサイトは、市場の状況を見て価格を柔軟に変更するため定価といったものがないことが多い。ところが消費税8%に合わせ、アップルと同じように税抜き価格でお得に感じられる価格に改定したところもあるようだ。

■税抜き価格表記へ変更したメーカー
パソコンの大手ダイレクト販売サイトで税抜き表示に変更したのは

アップル、日本HP、デル、NEC、ソニー

である。

従来通りの税込価格なのは

東芝、富士通、レノボ

である。この中でも、東芝は税抜と税込表示を併記していて、本体価格と税金がいくらかがわかりやすい。

■コマースサイトは税込表記が基本
一方で多くのネット通販サイトは税込表示になっている。扱う商品がパソコン以外も多いからだろう。

Amazon、楽天、ヨドバシ.com、ビックカメラ

多くの通販サイトでは税込表示となっている。このようにサイトによって税抜き表示と税込表示の対応が当面は異なるので、価格を比較する際は十分注意しよう。税抜き表記の場合は、税込みにしてからトータルでいくらかかるのかを必ず計算して出してからにするのが大原則だと理解しておこう。

上倉賢 @kamikura [digi2(デジ通)]

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