日本における端末の防水性はカシオの携帯電話「G'z One」シリーズのようにアウトドアでも平気な機種が以前から存在していたこともあり、スマートフォンに移行した現在でも日本メーカー製のモデルは防水性を考慮した製品が多い。

対して海外メーカー製のスマートフォンにおける防水対応は遅れている、というかなされていない。ほとんど雨が降らなかったり、屋内でしか利用しないという環境を想定して設計されているとしか思えないのだ。




たとえばアップルのiPhoneシリーズは、水にからっきし弱い。いまだに水に対して無防備だ。いっぽうAndroidの雄であるサムスンでは日本で発売されていない一部モデルで防水性能があったが、日本向けのモデルでは2014年の春に発売されるGalaxy S5でようやく防水対応したという感じだ。

日本は雨の多い国、そしてお風呂に入りながらスマホをいじるという人たちが一定数存在するといった特殊な環境といえるが、そうしたこともあって防水対応のスマホケースも登場している。本格的な防水・防塵性を持つ製品より、簡易的な防水ケースのほうが使い勝手が良さそうだ。

スマートフォンでケースを選択する基準の中心となるのは、デザインと価格だろう。ほかにも使い勝手といったこともあるだろうが防水・防塵といった点を優先する人は、そう多くないと思われる。また、防水・防塵対応のケースは、武骨になりがちで気に入ったデザインの製品は、ほとんどない。このため、日常的に常に防水・防塵ケースを利用しているという人は多くないだろう。

■スマホに防水が必要になる状況とは?
スマホに防水が必要になるシチュエーションとしては、昨日のような春の大嵐といった天候での外回り営業、梅雨、台風、といった雨天時でも動き回ることの多い仕事では、防水性がないとスマホが水濡れしただけで不具合が出てしまう。ほかにも川遊び、海水浴、プールといった水際でのレジャー遊びやレクリエーション、女性なら半身浴、男性なら温泉につかってのんびりといった状況にスマホを持ち込む人たちが増えている。

こうした場面では、通常利用しているスマホケースを取り外し防水ケースに取り替えることになる。しかし、防水対応のケースは防水性能を維持するために取り付けや取り外しがいちいち面倒なことが多い。一時的な使用のために、めんどくさい防水ケースを装着するのもと考える人も多いだろう。

そして、防水ケースは、ほかのケースと比べて少々高い価格になっている。そうはいっても、先述したように防水が必要になる場面は多いので、防水対策をしたいというときに便利なのが簡易型の防水ケースだ。

お風呂でスマホ派という人たちの中で、チャック付きポリ袋のジップロックを使用して入浴時にスマホを風呂場に持ち込んでいるという人は多い。しかし、元々スマホを入れて使うための商品ではないのと、しばらく使っているとチャック部分が甘くなってしまい水の浸入を許してしまうようになってしまう。

簡易型の防水ケースもジップロックと同じ仕組みだがスマートフォンやタブレットの防水を考慮して作られているためジップロックと比べると強度が高い。

例えばLOKSAK(ロックサック)の防水ケースでは、一枚あたりの単価はジップロックに比べると高くなるが、スマホ専用に設計されているだけに防水効果は高い。袋の強度も、チャックの強度もかなり強く、相当乱暴に扱っても開いてしまうようなことはなさそうだ。特に便利なのが、普段使用しているスマホケースを外すことなくそのまま簡易ケースに入れるだけで防水になる点。

もちろん、タッチパネルもそのまま利用できる。大きめのケースに入れればお金など、別のものも一緒に入れておける。海や山などのレジャー時など、防水対策はしておこうという場合におススメしたい。サイズ別にいくつか用意しておくといいだろう。

上倉賢 @kamikura [digi2(デジ通)]

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