東芝の2014年夏モデルパソコンとタブレットが出そろった。5月に発表されたモデルからタブレットやコンパクトなノートパソコンが追加された。5月に発表されたモデルと合わせると、今シーズンで投入されるのは合計14モデルとなる。6月上旬に台湾で行われたCOMPUTEXで展示されていた。その時点で日本未発表の製品や、Windows 8.1 with Bing搭載のタブレットもあり、魅力のある製品が出そろった。



COMPUTEXでは東芝の2-in-1タイプやタブレットがいくつか展示されていた。2-in-1タイプからは360度回転する液晶を搭載する「dynabook P75/28M」が国内市場に投入された。タブレットはWindowsタブレットが投入され、従来からある8インチモデルはデザインと機能を刷新。さらに、10.1インチ液晶モデルが追加になった。

toshibaS50

8インチ液晶を搭載するWindowsタブレット「dynabook Tab S38」は、機能を従来モデルの「dynabook Tab VT484」から強化し、重量も軽量化しながら低価格化した製品だ。OSはWindows 8.1 with Bingという、検索サイトの初期設定がマイクロソフトが提供する検索サイトのBingに設定されているOSを採用している(検索サイトはユーザーによる変更可能)。

CPUはAtom Z3735F、メモリーは2GB。従来モデルより厚みは1.2mm薄くし9.5mm、重量は60g軽量化し385gになった。価格はストレージが32GBのモデルで約4万円と低価格化した。この8インチ液晶に加えて10.1インチ液晶モデルの「dynabook Tab S50」が追加される。10.1インチモデルと8インチモデルは、液晶サイズが異なるため本体サイズと重量が異なるが、基本スペックは同じ。違うのは10.1インチモデルにのみmicroHDMI端子が搭載されている点。Office Home and Business 2013はどちらのモデルにも搭載される。

今回の夏モデルで新しく登場した製品が、2-in-1のコンバーチブルタイプの「dynabook P75/28M」と「dynabook P54」だ。dynabook P75/28Mは液晶画面が360度回転するタイプ。このタイプの2-in-1製品では比較的小型の液晶を採用するケースが多いが、15.6インチの大型の液晶を採用している。dynabook P54は14インチ液晶を採用する薄型軽量の製品で、厚みは19.3mm、重量は1.9kgとなっている。

これ以外にもKIRAシリーズやR73、P54、N51もCPUと内蔵アプリがアップデートされている。ちなみに、4月には4K対応製品も発表されており、こちらは春モデルの分類だが、こちらも入れると合計で15モデルのWindowsパソコンとなる。これらは店頭販売向けモデルだが、よりスペックの高いWebオリジナルモデルも用意されており、東芝ダイレクトで6月下旬より販売される。元気が出てきた東芝に追従する日本メーカーがどのくらいいるのかこれから楽しみだ。

上倉賢 @kamikura [digi2(デジ通)]

東芝dynabook.com

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