バナナは、日本でもっともポピュラーなフルーツのひとつだ。子供のころ遠足前のホームルームで「おやつは500円まで、バナナはおやつには入りません」なんていうフレーズ、ほとんどの人が聞いたことがあるだろう。

もっとも身近で手ごろな価格でおいしいバナナ。老若男女を問わず、好きな人が多いのも当然だ。バナナは低カロリーでありながら必要な栄養素がバランス良く含まれていることから、ダイエットや美容効果も期待できる。そんなバナナにまつわるユニークな企画があるのをご存じだろうか。

「チキータバナナ」ブランドを展開する株式会社ユニフルーティージャパンは、バナナによって人と人との気持ちの共有を促進する「おすそわけプロジェクト」第三弾として世界初の「バナナートアニメーション(※)」を8月25日から公開している。
※ユニフルーティージャパン PR事務局調べ

聞きなれない「バナナートアニメ」とは、どんなアニメーションなのか気になる人もいると思うので、ここで詳しく紹介しよう。



■バナナをアートするアニメ「バナナートアニメーション」
バナナートとは、バナナとアートを合わせた造語である。具体的にはバナナの皮に押しピンで点描し、その変色効果で絵を描き出すアートだ。黄色いバナナの皮に傷をつけることで色が焦げ茶色に変色する。その線で描き出された見事な作品が以下の写真である。
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そのバナナートを使って描かれた画をパラパラ漫画のように1枚1枚撮影して動画に仕立てたのがバナナートアニメーションというわけだ。

今回、バナナの日(8月7日)を記念して、横浜市内の小学生約100人を対象に、食育授業を兼ねたバナナートワークショップでバナナートアニメが撮影された。

「世界はみんなのシェアでまわっている。」を作品のコンセプトにし、バナナーティストのエンドケイプ氏の指導のもと、小学生たちが描いたバナナートを使用し、コマ撮りや回転盤など様々な技法で撮影しアニメーションへと編集。こうした試みは世界初というわけで「世界初のバナナートアニメーション」のお披露目と相成ったわけである。

今回用意したバナナは、約1500本。この1500本のバナナを使い100名の小学生たちが協力、単純計算でも一人当たり15本のバナナートを描いたことになる。

こうして描かれた数々のバナナートは、教室や廊下に設置された特製レーンや回転盤などに装着され、コマ撮りなど様々な方法で撮影されることでバナナートを使用した世界初のアニメーションへと生まれ変わった。

YouTube(http://youtu.be/v3kXHzzGKkk)


■バナナートアニメのストーリーと撮影秘話
バナナートアニメのストーリーのベースとなっているのが以下

作る人たちは「自分たちが作る作物がどこに運ばれて誰に届いているか?」を知らない。
食べる人たちは「自分の口に入る食物がどこから来て誰が作ったのか?」を知らない。
作っている人はいるのに・・・。食べている人はいるのに・・・。
でも人々に育まれ、収穫され出荷され皆の手元に届くバナナは「その全部」を知っている。

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小学校での撮影パートでは、講師であるバナナーティストのエンドケイプ氏の教えで小学生たちが食育授業やワークショップに楽しく取り組む様子、彼らが描いたバナナを特設レーンに設置し、撮影に協力する姿。また、十人十色の豊かな表情でバナナを頬張る小学生たちの生き生きとした姿も見ることができる。
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原産国フィリピンでの撮影パートもあり、映像の最後ではワークショップに参加してくれた日本の小学生たちへ、なんとフィリピンのバナナ農園の方々から、バナナートによるサプライズ・メッセージ映像が贈られた。バナナートを通じ、フィリピンと日本の心の架け橋がつながった瞬間だ。
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バナナーティスト・エンドケイプ氏プロフィール
アーティスト。バナナの皮をピンで刺し変色を利用して絵を描くバナナーティストとしても活動し、国内だけでなく、海外からも取材を受ける程、注目を集めている。


チキータバナナは、今回のムービーを通じて「作る国(フィリピン)」と「食べる国(日本)」の相互理解を深める「気持ちのシェア」をはじめとする様々な「シェア」を表現し、世界中に発信していくとしている。

完成した見事な「バナナートアニメーション」をぜひ一度、見てみて欲しい。その思いがきっとアナタにも伝わってくるはずだ。

チキータバナナ ブランドWEBサイト