4月からの消費税8%化、さらに10月からの厚生年金の引き上げ、2015年10月には消費税10%化とサラリーマンの負担は増えるいっぽうだ。例えば年収400万~500万円の世帯を例にとると消費税が5%から8%へ増税されたことで年間78,869円の税負担が増えるという。年収500万~600万円なら、さらに増え87,591円と、消費税8%化で家庭から出ていくお金が一気に増えてしまった。

これが来年の消費税10%化となると、さらに負担が増加するわけで、家計をやり繰りする主婦にとっては、非常に頭が痛くなる問題だ。なるべくなら生活の質を落とさずに上手に節約する方法があれば、実践したいと思っている主婦の方々が大半だろう。

そこで主婦の味方であるキャリア・マムが主催し、ファイナンシャルプランナーで節約アドバイザー/消費生活アドバイザーでもある丸山晴美さんを講師に招き「替え活バスツアー」を行った。今回の替え活のテーマは「スマートフォン」である。そのツアーに同行することができたので内容を紹介しよう。



■“替え活”とは?
まずは“替え活”について理解しておく必要がある。替え活とは「質を落とさずに、お得に代替サービスに乗り換えること」である。例えば、いままでメジャーなメーカーの製品を購入していたのを同品質のPB(プライベート・ブランド)製品に変更するというような乗り替え方法だ。

常日頃利用するモノを替え活によって安価なモノに変更すれば、それが積りに積もってかなりの金額の節約につながるというわけだ。丸山さんいわく、たとえばケータイ料金を“替え活”すると、年間でおよそ6.5万円の節約が可能になるという。消費税8%化の負担増分の大半を吸収してしまえるわけだ。

さらに替え活を進めて行くことで、8%化以前と同じレベルでの生活の質を保ちつつ、出費を抑えることができるというわけだ。今回は、替え活対象をスマホにしてスマホを替え活によって、いままでよりはるかに安く利用する方法を講師の丸山さんから伝授してもらった。

移動中のバスの中で「合理的スマホ」の説明をする丸山さん。真剣に話を聞く参加者の方々 移動中のバスの中で「合理的スマホ」の説明をする丸山さん。真剣に話を聞く参加者の方々

■格安スマホよりさらに自由度の高い「合理的スマホ」
バスツアーに参加された主婦の方々と丸山さんがバスに乗り込み向かった先は秋葉原。秋葉原までの道中で丸山さんから「合理的スマホ」についての説明があった。大手キャリア以外のMVNO業者(仮想移動体通信事業者)によって、いわゆる格安スマホというのがリリースされているのは、ご存じの通りだ。

例えばスマホ本体と通信費を含めても月額1,980円(税込では2千円ちょっと)といったような料金体系が用意されている。一般の大手キャリアとの契約では、基本料金とネット接続コースおよびパケット定額料金、さらに各種割引を全部含めたとしても、約8,000円程度はかかってしまう。しかし格安スマホであれば、通話料金は別で月額2,000円程度で維持できる。

ただし、格安スマホ専用端末は、搭載されている機能、動作性能が最新のスマホと比べると劣ってしまうという点がある。さらに人気のiPhoneシリーズなどでは利用できない。しかし、丸山さんが提唱する「合理的スマホ」であれば、そういった問題も起きないという。果たして合理的スマホとはどういったスマホを意味するのだろう?

丸山さんの言う「合理的スマホ」というのは、「スマホ本体」と通信&通話用の「SIM」を別個に用意し、自分でスマホを構成する方法である。例えば中古ショップでスマホ本体を購入し、いわゆる格安SIM(格安スマホではない)を契約する。格安スマホはスマホ本体も決められてしまうが、格安SIMであれば端末は、そのSIMが利用できる端末であれば何でもOKということになる。そこでバスが秋葉原に到着。向かった先は、スマホの中古ショップ「GEO AKIBA(ゲオアキバ)」と「エディオンAKIBA」だ。

秋葉原に到着して最初に向かった中古スマホショップの「GEO AKIBA(ゲオアキバ)」 秋葉原に到着して最初に向かった中古スマホショップの「GEO AKIBA(ゲオアキバ)」

所狭しと中古スマホ端末が並ぶゲオアキバ店内 所狭しと中古スマホ端末が並ぶゲオアキバ店内

最初に入ったゲオアキバでは、中古のスマホ端末を見学。販売員の平田誠(ひらた まこと)さんが丸山さんからの質問にテキパキと答えていく。たとえば格安SIMはドコモの回線を使ったMVNO業者が多いのでドコモの中古端末を用意しておけばSIMロックを解除しなくとも利用できる。ということでドコモの中古端末の売れ筋商品などを紹介していた。さらに最も安い端末の価格が3千円台からあるということに「ほ~~っ」とツアー参加者から感心の声が漏れていた。iPhone 5sにドコモ利用の格安SIMを組み合わせれば、格安iPhoneの出来上がりということになるわけだ。

3千円台の中古端末を購入すれば、大手キャリアとの端末台の割賦契約が不要になる。例えば2年縛りなどということもなくなる。もちろん3千円端末だけでなく、ゲオアキバで中古端末を購入し、それに格安SIMを組み合わせれば、毎月の端末台の負担がなくなる。さらに2年縛りなどもないため違約金等の発生もなくなるので、いつでも解約することができるようになるわけだ。

■格安SIMは種類が豊富なOCNモバイルONE
ゲオアキバで中古端末の種類や価格をチェックした後に向かったのがエディオンAKIBAだ。エディオンでは、格安SIMについて販売員の八木理恵(やぎ りえ)さんから、格安SIMによる料金、そして通信可能な容量に関する説明を受けていた。特に格安SIMでは、様々な金額やコースが用意されているOCNモバイルONEの説明に主婦の方々が真剣に耳を傾けていた。

八木さんの非常にわかりやすい説明で、参加者の方が、エディオンの扱っている商品を購入したいと言い出すハプニングもあり、終始参加者の方々は熱心に説明に聞き入っていた。

次に向かったのが「エディオンAKIBA」 次に向かったのが「エディオンAKIBA」

格安SIMで豊富な種類を用意しているOCNモバイルONE 格安SIMで豊富な種類を用意しているOCNモバイルONE

特定の容量でどんなことが可能かを説明する販売員の八木さん 特定の容量でどんなことが可能かを説明する販売員の八木さん

■最後はランチを食べながら、合理的スマホを完成させる
中古端末および、その端末で利用するMVNOの格安SIMを入手後、向かったのはなんと六本木。六本木にあるオシャレなイタリアンカフェ「JUPPY」でランチを取りつつ、今回のツアーの振り返りと秋葉原で調達した中古端末と格安SIMを合わせ、合理的スマホを完成させるというところまで参加者が実際に体験。格安スマホが完成し、さらに実際に電話をかけて、合理的スマホの通話品質まで確認。最後に完成した合理的スマホ(4台)が当たる抽選会が行われ、バスツアーは終了した。

最後は六本木のイタリアンカフェ「JUPPY」でランチ 最後は六本木のイタリアンカフェ「JUPPY」でランチ

イタリアンを楽しみながらバスツアーを振り返る。 イタリアンを楽しみながらバスツアーを振り返る。

合理的スマホについて丸山さんによる説明で復習。 合理的スマホについて丸山さんによる説明で復習。

調達してきた端末と格安SIM 調達してきた端末と格安SIM

端末にSIMを挿入し合理的スマホを完成させるところまで体験。 端末にSIMを挿入し合理的スマホを完成させるところまで体験。

今回の合理的スマホを作る“替え活”バスツアーに同行してみて思ったのは、何もこの賢い節約術は主婦のためだけにあるというわけではないということ。独身男性でも、同じように替え活を行うことで、同様に節約することができる。また家族が多ければ多いほど、契約しているスマホの台数が多ければ多いほど、この合理的スマホ化を行うことで節約できる金額が増えることになる。目からウロコの替え活、皆さんもぜひチャレンジしてみて欲しい。

キャリア・マム
OCNモバイルONE