最近のスマートフォン(スマホ)は必ずと言ってよいほど、カメラ機能を内蔵している。スマホユーザーの中には、写真を撮るのにスマホを利用している人もいるのではないだろうか。そんなスマホのカメラ機能は日々進化しているが、高画質や高倍率を求めるユーザーの中には、スマホでは物足りない人も多いだろう。そうした人に向けて、キヤノンは、新製品を投入する。

キヤノンは2014年9月16日、プレス関係者向けに「キヤノン デジタルカメラ新製品発表会」を開催した。
同社は、高速連写性能に優れた「EOS 7D」(2009 年10 月発売)の後継機として、連写・AF 性能をさらに向上させたAPS-C サイズCMOS センサー搭載機のフラッグシップ機「EOS 7D Mark II」を2014 年11 月上旬より発売する。

またコンパクトデジタルカメラの新製品として、小型ボディーでありながら高画質を実現した「PowerShot G7 X」と、超広角から超望遠までさまざまな被写体の撮影を可能にする「PowerShot SX60 HS」を、2014 年10 月3 日より発売する。



■写真市場のさらなる活性化を実現したい - 川崎社長

発表会は、キヤノンマーケティングジャパン株式会社代表取締役社長川崎正己氏の挨拶から始まった。
レンズ交換式カメラの市場規模は来年以降に再び拡大傾向にあると予測され、将来的には普及率40%程度まで拡大すると予測される。博報堂(HABIT)の資料によると、デジタル一眼レフカメラおよびミラーレスカメラは今後、市場の拡大が期待できる分野だ。
キヤノンマーケティングジャパン株式会社代表取締役社長川崎正己氏 キヤノンマーケティングジャパン株式会社代表取締役社長川崎正己氏

コンパクトユーザーの56%、スマホユーザーの60%がレンズ交換式カメラへのステップアップを考えており、市場の活性化が期待される。そうした状況を踏まえ、キヤノンはスタンダードモデル、高級モデル、高倍率モデルのフルラインナップで様々なユーザーのニーズに対応する構えだ。
※キヤノンMJ調べ。いずれもレンズ交換式カメラ非所有。

「EOS 7D Mark II」は、高速連写性能に優れた「EOS 7D」(2009 年10 月発売)の後継機にあたる、デジ一眼だ。上位モデル「EOS-1D」譲りのAF性能と機動力、最高約10 コマ/秒の高速連写を備えた、APS-C フラッグシップ機だ。
APS-C フラッグシップ機「EOS 7D Mark II」 APS-C フラッグシップ機「EOS 7D Mark II」

「PowerShot G7 X」は、高画質と小型化を両立させたプレミアムモデルだ。24-100mm相当/F1.8-F2.8 の大口径レンズと、1.0 型の大型CMOS センサーを搭載することで、小型ながら卓越した高画質を実現した。
高画質と小型化を両立させたプレミアムモデル「PowerShot G7 X」 高画質と小型化を両立させたプレミアムモデル「PowerShot G7 X」

「PowerShot SX60 HS」は、世界最高クラスの高倍率モデルだ。超広角から超望遠に対応した21-1365mm 相当/F3.4-F6.5 の世界最高クラス光学65倍ズームレンズを搭載する。
世界最高クラスの高倍率モデル「PowerShot SX60 HS」 世界最高クラスの高倍率モデル「PowerShot SX60 HS」

「私たちキヤノンは、意欲的な商品提案と積極的なマーケティング活動により、写真市場のさらなる活性化を実現する。」と、川崎社長は新製品投入の意気込みを語った。

なお、新製品の詳細な機能については、別記事にて随時紹介していく予定。

キヤノン株式会社

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