歌舞伎座(東京・銀座)の真裏に佇むギャラリー「Art Gallery M84」が2014年11月24日(月)よりJITTER#02 M84写真展“ほの明るい と うす暗い”を開催する。同ギャラリーは「アートを展示する場、鑑賞する場、購入する場」としてだけではなく、その先にある「アートを楽しみ、アートを通じて自己表現をしたい人々が気軽に集える場所」である。

ギャラリーオーナーいわく「アートをもっと身近に感じてもらうため、アートを観る楽しみ、作る楽しみ、作家と作家、作家とファン、ファン同士がつながって、アートの可能性を 広げていけるような拠点を目指している」そうである。



■光、像としての写真のあり方に着目した作品
今回の作品展は、Art Gallery M84の22回目の展示として実施する4人展となる。JITTERは、2011年東川町国際写真フェスティバル、リコーポートフォリオオーディション受賞者、佐藤志保氏・畠山雄豪氏・人見将氏・山本顕史氏の4名で構成しており、毎回テーマを定め写真表現を用いて様々な媒体を通した展示を行っている。

今回は、光、像としての写真のあり方に着目し、“ほの明るい と うす暗い”という空間のテーマを設定した。着想の一つとして、ロラン・バルトの写真論「明るい部屋」(1980年)がある。この中でバルトは、現行のカメラの仕組みとは全く違う写真の世界を語っている。写真へのアプローチが皆それぞれ違う中での写真というものについて、古い概念の外のこれからの時代の写真の捉え方についての模索を行う展示だと思われる。メンバーそれぞれが描く部屋の空間を感じてもらえることだろう。約30点の作品を展示する。

※写真評論家 飯沢耕太郎氏とJITTER(佐藤志保氏・畠山雄豪氏・人見将氏・山本顕史氏)のクロストーク「11月24日(月)16:00~」を開催する。
(東川町リコーポートフォリオオーディションの審査員であった飯沢耕太郎氏を迎え、JITTER#01 CCAAを経てどの様に 1年間活動したのか、写真を通してJITTERとして、また個人としてこの先どの様に社会と向き合って行くのか、現在写真の流れを読み取りながらクロストークを通して探って行くとしている。)

なお、11月24日(金)18時よりオープニングレセプションを予定している。

■JITTERプロフィール
 2012年 東川町Ricoh portfolio audition受賞者でJITTERを結成。
 2012年 JITTERによるzine 発刊。
 2013年 JITTER#01 CCAAアートプラザ ランプ坂ギャラリー(東京・四ッ谷)
http://jitterphotography.web.fc2.com

●佐藤志保(さとう しほ)氏の略歴
山形県出身。
2010年 東北芸術工科大学 デザイン工学部 情報デザイン学科 映像コース卒業。

主な受賞歴
2011年 東川町国際写真フェスティバル、リコーポートフォリオオーディション優秀賞受賞。

主な作品展
2010年『126 POLAROID -さよならからの出会い-』横浜美術館(神奈川・みなとみらい)
2012年 佐藤志保、畠山雄豪、人見将の写真展『念力、滲透、輪郭』RING CUBE(東京・銀座)
2013年 佐藤志保、畠山雄豪、人見将の写真展『念力、滲透、輪郭』東川町文化ギャラリー
2013年-2014年 『クリテリオム88 佐藤志保』水戸芸術館現代美術ギャラリー第9室(茨城県・水戸市)
2014年 『西根ナーレ』(山形県長井市)

「光学坊」佐藤志保氏作品A:光学坊
作家:佐藤志保氏
制作:2014年
Size:flexible
展示:インスタレーション
販売:未定


●畠山雄豪(はたけやま ゆうごう)氏の略歴
東京都出身。
2010年 北海道大学大学院 工学研究科 博士後期課程修了。
都市・建築の研究を下敷きとした写真を表現している。
http://www.yugo-hatakeyama.com/

主な受賞歴
2010年 リコーフォトギャラリーRING CUBE、学生対抗フォトイベント「銀座写真選手権」入賞。
2011年 御苗場 Vol.8 レビューアー賞、株式会社AGホールディングス 柴山哲治氏選。
2011年 東川町国際写真フェスティバル、リコーポートフォリオオーディション優秀賞受賞。
2012年 御苗場 Vol.10 レビューアー賞、資生堂ギャラリー 井關悠氏選。
2013年 第8 回1_WALL「写真」入選。
2013年 塩竈フォトフェスティバル ファイナリスト。

主な作品展
2010年 畠山雄豪写真展『First Contact』CAI02,(北海道・札幌)
2012年 佐藤志保、畠山雄豪、人見将の写真展『念力、滲透、輪郭』RING CUBE(東京・銀座)
2013年 佐藤志保、畠山雄豪、人見将の写真展『念力、滲透、輪郭』東川町文化ギャラリー
2014年06月-2015年02月 L'ATELIER FENETRE X 畠山雄豪協業展示『SEASON SESSION』L'ATELIER FENETRE代官山店B1F(東京・代官山)

「その向こう」畠山雄豪氏作品B:その向こう
作家:畠山雄豪氏
制作:2011年
edition:open
Print Size:254mm × 305mm
プリント方式: Type C print
予価: 20,000円(税別)


●人見将(ひとみ まさる)氏の略歴
埼玉県春日部市出身。
1998年 東京工業専門学校電気工学科卒、在学中に中古カメラ店に勤務、独学で写真を学ぶ。
2004年 レジデンスプログラムにてメキシコに滞在する。
2008年 フォトグラム技法を使った制作を始める。

主な受賞歴
2006年 東川町フォトフェスタ・ストリート部門グランプリ受賞。
2011年 東川町国際写真フェスティバル、リコーポートフォリオオーディション優秀賞受賞。

主な作品展
2004年『TIERRA ASPERA』GALERIA NEBUROSA(メキシコ)
2012年 人見将写真展『即興?写真』名曲喫茶カオリ座(東京・大久保)
2012年 佐藤志保、畠山雄豪、人見将の写真展『念力、滲透、輪郭』RING CUBE(東京・銀座)
2013年 佐藤志保、畠山雄豪、人見将の写真展『念力、滲透、輪郭』東川町文化ギャラリー
2013年 人見将写真展『審美』Art Gallery M84(東京・銀座)
2014年 KYOTOGRAPHIE2014 satellite KG+『a common language』gallery near(京都・左京区)

「もし、降り積もるのならば Ⅱ」人見将氏作品C:もし、降り積もるのならば Ⅱ
作家:人見将氏
制作:2008年
edition:1/1
Print Size:391x498mm
プリント方式: Gelatin silver print
予価: 50,000円(税別)額装別


●山本顕史(やまもと あきひと)氏の略歴
北海道札幌市出身。

主な受賞歴
2011年 東川町国際写真フェスティバル、リコーポートフォリオオーディション最優秀賞受賞。

主な作品展
2011年 山本顕史写真展『 ユ キ オ ト 』リコーフォトギャラリーRING CUBE(東京・銀座)
2012年 山本顕史写真展『 ユ キ オ ト 』東川町文化ギャラリー(北海道・東川)
2013年 山本顕史写真展『 ユ キ オ ト 』新札幌ギャラリー(北海道・札幌)
2014年 山本顕史写真展『YU・KI・O・TO ユ・キ・オ・ト』ENTRE DEUX椿山荘(東京・文京区)
http://harebare.co.jp/akihito-yamamoto/

タイトル未定」山本顕史氏作品D:タイトル未定
作家:山本顕史氏
制作:2014年
edition:Open
Print Size:予定750x600mm
プリント方式: ジグレープリント
予価: 26,000円(税別)額装別


■写真画展概要
名  称 : JITTER#02 M84写真展“ほの明るい と うす暗い”
展示作品数 : 約30点
作品購入 : 購入可能な作品有り
主  催 : Art Gallery M84
期  間 : 2014年11月24日(月)~2014年12月6日(土)※休館日を除く
場  所 : Art Gallery M84
所 在 地 : 東京都中央区銀座四丁目-11-3 ウインド銀座ビル5階
電  話 : 03-3248-8454
開館時間 : 10:30~18:30(最終日17:00まで)
休 館 日 : 日曜日
入 場 料 : 無料


Art Gallery M84

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湯沢 英治
Art Gallery M84
2014-01-13