どうもイソスケです。【イソスケのここだけ読んどけIT本】は、IT関連で注目されている人、物事、テクノロジー、その他、IT関連であれば「現在、多数の注目を集めて」いたり、「これくらい最低限知っておくべきこと」だったりといった事柄に関する書籍を、イソスケが読み、その内容を紹介する企画です。



書籍を読み解くには、それなりの時間が必要になるので、忙しいビジネスパーソンは、注目の書籍だからと言って片っ端から読んでいくわけにはいきません。

そこで、本企画ではイソスケなりの視点で、自分が読んだ書籍についてポイントを押さえた紹介をしようと思っています。

本連載を読んで気になったら購入してみる。または、話題に上った書籍のおおよその内容を把握するといった感じで、皆さんのお役に立てればと思っています。

なお、本連載は、記事執筆前に「書籍を読む」という準備が必要なため、書籍の内容次第では読破に時間がかかることもあるため、毎回決まった日に更新されるとは限らないことをあらかじめお断りしておきます。また、こんな書籍を読んで感想を聞きたいということがあれば、以下のメールアドレスまで、メールを送ってください。

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前回は『中国のスティーブ・ジョブズと呼ばれる男: 雷軍(レイ・ジュン)伝』を紹介しました。

今回、第12回の書籍では「インターネットが普及したら、ぼくたちが原始人に戻っちゃったわけ」を紹介します。

本書は、「ウェブとSNSの発達で、世界は「150人の村」になり、われわれは原始人に戻った」という大胆な仮説のもと、インフォバーン代表取締役である小林弘人氏と日経ビジネスプロデューサーである柳瀬博一が対談形式で、ビジネスとマーケティングの新常識をレクチャーする内容。

小林氏は「ワイアード・ジャパン」を創刊し、「ギズモード」等の人気メディアを立上げた人物。現在では、会社経営の傍ら、大学での教鞭や、講演・ワークショップ、執筆など多彩な顔を持っており、本書では、1000人くらいと採用面接をしてきたという同氏の「経営者として採りたい人材はどういうタイプの人間か」が明かされています。

■面接の「プレッシャー」に弱い人物はダメ
現在もインフォバーンの代表取締役として最終面接は必ず行う小林氏は、「最後は『課題解決能力。そして、気合いと熱いハートとへこたれなさ』ここが揃っていない人は、いくら打ち合わせしても、コーチングしても、教育しても無理」と語り、中途採用の場合は「『できるだけジョーカーを引かない』というディフェンスから入って、そこを突破できる力があるかどうかを見極めるほうがいいこともある」と面接のポイントを列挙。

その上で、「『あ、そういうことは100人くらいが言っていたよ』みたいな話は即スルー」すると言い、「相手が緊張していると得意技も出てこないだろうから、出しやすくはする」が、「それでも出せなかったら、もうダメ。それは「プレッシャーに弱い」ということだから」と話します。

プレッシャーに弱い人物は、「お客さんの前に出せないし、社内でもある程度負荷がかかったら『もうダメです、できません』になる。なので、ある意味サバイバルするやつが”採りたい人材”」とあくまで私見だとしながら、本音を語っています。

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執筆:イソスケ