どうもイソスケです。【イソスケのここだけ読んどけIT本】は、IT関連で注目されている人、物事、テクノロジー、その他、IT関連であれば「現在、多数の注目を集めて」いたり、「これくらい最低限知っておくべきこと」だったりといった事柄に関する書籍を、イソスケが読み、その内容を紹介する企画です。



書籍を読み解くには、それなりの時間が必要になるので、忙しいビジネスパーソンは、注目の書籍だからと言って片っ端から読んでいくわけにはいきません。

そこで、本企画ではイソスケなりの視点で、自分が読んだ書籍についてポイントを押さえた紹介をしようと思っています。

本連載を読んで気になったら購入してみる。または、話題に上った書籍のおおよその内容を把握するといった感じで、皆さんのお役に立てればと思っています。

なお、本連載は、記事執筆前に「書籍を読む」という準備が必要なため、書籍の内容次第では読破に時間がかかることもあるため、毎回決まった日に更新されるとは限らないことをあらかじめお断りしておきます。また、こんな書籍を読んで感想を聞きたいということがあれば、以下のメールアドレスまで、メールを送ってください。

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前回は『Hikakin「その他大勢から抜け出すには決めたことをやり続ける」』を紹介しました。

今回、第13回の書籍では「孫正義の焦燥 俺はまだ100分の1も成し遂げていない」を紹介します。

本書では、この3年ほど、米国本格進出やアジア企業への投資、ロボットやエネルギー事業への参入と業容が急拡大しているソフトバンクの経営の全体像に触れながら、孫社長自身や、関係者を徹底取材し、経営者「孫正義」の実像に迫っています。

■ロボットを中心としたエコシステムの可能性
ソフトバンクは6月20日、ヒト型の感情認識ロボット「Pepper(ペッパー)」一般発売。受付開始1分で1000台が完売するなど話題となりました。

孫社長はPepperを「ビジョン実現のための最初のロボット」と位置づけており、ロボットを中心に巨大なエコシステムが誕生する可能性を意識しています。

本書のなかにある、筆者との会話にそのヒントがあり「人間の脳の働きに例えてみるといいんだよ。ハードウェアなんて、人間の脳に例えれば、頭蓋骨。骨にどれほどの価値があるんや。メモリーチップだとか、CPUですらコモディティーになる時代が来る」

また一般的な人と、ステーブ・ジョブズやビル・ゲイツを比べ「ハードウェア的には一緒」「重さは一緒だけど、価値が100万倍違う。それは、中に入っている知恵と知識でそれだけの差が出るわけ」と語り、チップのトランジスタの数で差がでるわけではないと話します。

人間についても「体も脳から手足の先まで通信しているんだよ。これはローカルネットワークだね。微弱な電気が流れ、体内通信している。熱いとか、痛いとか、センシングしたやつが、微弱な電流で脳まで通信している」と語り、この話から読み解けるのは、人間が五感で得るような情報をロボットが通信とセンサーで吸い上げ、巨大な情報端末になるということ。

このシステムが完成すれば、PCやスマホで吸い上げる情報とは比べ物にならないデータが得られ、多様なビジネスの基盤が作れるとしています。

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執筆:イソスケ




孫正義の焦燥
大西 孝弘
日経BP社
2015-06-16