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今年も日本最大のゲームショウである東京ゲームショウが9月17日~9月20日の期間で開催される(9月17日、18日の2日間がビジネスデイ、9月19日、20日が一般公開)。どんな話題が登場してくるのか毎年要注目のゲーム関連のショウである。

以前に『日本と中国の橋渡しとなれ!中国のゲーム大手「KONGZHONG/空中网」が日本進出しTGS出展』や『勝算あり!?日本進出の中国ゲー ム大手「KONGZHONG/空中网」のTGSブースで本気の覚悟を聞いてきた!』、『空中網 JP株式会社がTGSでの成果を発表! 約400社、5,000人と接触し多数と商談中』といった記事で中国においてトップクラスのオンラインゲーム開発・運営会社「空中網/KONGZONG」の日本法人である「空中網 JP/KONGZONG JP」について紹介した。

その空中網 JP(以下、KONGZONG JP)が日本に登場してはや1年。今年も昨年と同様の中国企業最大の規模でビジネスデイ、一般デイの4日間(9月17日、18日、19日、20日)、ブースを出展するとのことだ。



東京ゲームショウ2014におけるKONGZONGブースの様子 東京ゲームショウ2014におけるKONGZONGブースの様子

実際の出展内容および同社が日本に進出してきて1年間の成果などは、ビジネスデイに実際にブースに出向いて直接尋ねるとして、まずは事前情報として、KONGZONG JPの目指すところ、現在における同社の位置づけ、KONGZHONG JPのTGS 2015ブースでの注目情報を紹介しよう。

■「空中网/KONGZHONG」ことコンゾン、そしてKONGZHONG JPとは?
まずは、「空中网/KONGZHONG」ことコンゾン(以下、KONGZONG)、そしてその日本法人であるKONGZHONG JPについて、ざっくりとおさらいしておきたい。

KONGZHONGは、中国でもトップクラスに位置するオンラインゲーム開発・運営会社だ。中国では、PCオンラインゲーム、スマートフォンオンラインゲーム、モバイル関連サービスの3本を主軸に事業を展開している。創業は2002年。創業から急成長を続け、設立からわずか2年後の2004年に米ナスダック(NASDAQ KZ)への上場を果たしている。

その日本法人となるのがKONGZHONG JPである。同社は2014年6月に設立され、それからわずか3か月という短期間で「東京ゲームショー2014」に出展。以降、およそ1年間で同社が日本国内で認知される活動を開始してきている。

■日本で最もコミュニケーションが取れる中国企業
人口13億5千万人を抱える中国のゲーム市場。単一国家としては世界最大の市場規模と言っていいだろう。日本市場以外への進出を目論むゲームメーカーにとって中国市場は、大きな魅力だ。

しかし、中国進出における最大の関門が「言葉や文化の壁」である。コミュニケーションがうまく取れないとちょっとした行き違いなどで現場の雰囲気が悪化してしまったり、日本側の意思が間違って伝わってしまった結果トラブルが発生してしったりといったことが起きる。

日本の人気ゲームをそのまま中国に持って行って言語を中国語に翻訳しただけで人気が出るとはまた限らない。ローカライズするためには、中国における習慣などを考慮したカルチャライズを行い中国人ユーザー向けにしっかりとカスタマイズする必要がある。

そうした想定される問題に対して継続的なサポートをしてくれるのがKONGZHONG JPというわけだ。

同社は「日本で最もコミュニケーションが取れる中国企業」という位置づけを目指しているという。たとえば中国企業との取引におけるポイントとして以下がある。

・中国進出について相談できる企業
・一緒に取り組みたい中国企業
・安心して付き合える中国企業


上記のすべてに該当する企業としての位置づけを目指しているそうだ。

■日本進出している中国企業におけるKONGZHONGの現在位置
KONGZONGがコミュニケーションを最優先する理由として、販路拡大と言ったボリュームのみでの戦いではなく、ひとつひとつを丁寧に、しっかりと長期間運用することを目的としており、上質・高品質サービス、そしてコミュニケーションでの戦いをするというのがKONGZHONGの日本展開で重視しているポイントであるという。特にKONGZHONG JPでは経営陣含め約50%が日本人、約50%が中国人と、日中間のコミュニケーションに関しては突出しており、現時点ではトップクラスに位置していると思われる。

■中国企業と日本企業間のコミュニケーションを取り持つKONGZONG JP
KONGZONGは日本のゲームをライセンス契約して中国に持って行ったり、中国のゲームを日本語化し日本で展開したりという業務も行っている。その業務で中国企業と日本企業の間に入って橋渡しを何度も行ってきた。

文化の違う国同士、お互いの事をしっかりと理解しあうことは非常に重要であり、同社がコミュニケーションを重視するポイントになっているというのも頷ける。同社がどれだけコミュニケーションが取れるのかは、東京ゲームショウ2015のKONGZONG JPブースを実際に訪れてみればわかるだろう。

■KONGZHONG JPの東京ゲームショーにおけるポイントは?
さて、これまでKONGZONG JPが日本進出で目指すものについて紹介してきたが、同社は自社でもゲームを開発・運営する企業でもある。そこで東京ゲームショウへの出展として同社がポイントとしている部分を紹介しよう。ポイントは以下の3つとなる。

■東京ゲームショウ2015でのKONGZONG JPブースの展開(予定含む)
・KONGZHONGJPの今後の事業方針の紹介(例:来年日本で三国志のゲームをリリース)
・大型プロジェクターを利用した、KONGZHONG HITタイトルの映像紹介
・多言語対応(日本語/中国語/英語/韓国語対応)


現在KONGZONGが中国で展開している三国志関連のスマホゲーム 現在KONGZONGが中国で展開している三国志関連のスマホゲーム

なお、現在KONGZONGが中国で展開している三国志タイトルをどのようにして日本展開するのか、などについては現在のところ不明である。それは東京ゲームショウ2015のKONGZONG JPブースを訪ねてみるとわかるかもしれない。

■KONGZHONG/空中网
・商  号:KONGZHONG/空中网
・設  立:2002年3月18日
・株  式:NASDAQ KZ上場(2004年)
・所 在 地:本社=中華人民共和国・北京
 国内拠点=上海
 海外拠点=日本、香港、シンガポール、タイ、マレーシア
・代 表 者:CEO 王雷雷
・従業員数:約1,300人
・事業内容:PC向けオンラインゲーム、スマートフォン向けオンラインゲーム、
モバイル関連サービス
・サイトURL:http://www.kongzhong.com

■KONGZHONG JP/空中網JP株式会社
・商  号:空中網JP株式会社
・設  立:2014年6月13日
・資 本 金:1億円(資本準備金1億円)
・所 在 地:東京都新宿区西新宿6丁目8番1号 住友不動産新宿オークタワー15F
・代 表 者:代表取締役 楊 彬/執行役員 木村 優
・事業内容:ライセンス事業、パブリッシング事業、アライアンス事業
・サイトURL:http://www.kongzhong.co.jp


KONGZHONG JP/空中網JP株式会社

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