どうもイソスケです。【イソスケのここだけ読んどけIT本】は、IT関連で注目されている人、物事、テクノロジー、その他、IT関連であれば「現在、多数の注目を集めて」いたり、「これくらい最低限知っておくべきこと」だったりといった事柄に関する書籍を、イソスケが読み、その内容を紹介する企画です。



書籍を読み解くには、それなりの時間が必要になるので、忙しいビジネスパーソンは、注目の書籍だからと言って片っ端から読んでいくわけにはいきません。

そこで、本企画ではイソスケなりの視点で、自分が読んだ書籍についてポイントを押さえた紹介をしようと思っています。

本連載を読んで気になったら購入してみる。または、話題に上った書籍のおおよその内容を把握するといった感じで、皆さんのお役に立てればと思っています。

なお、本連載は、記事執筆前に「書籍を読む」という準備が必要なため、書籍の内容次第では読破に時間がかかることもあるため、毎回決まった日に更新されるとは限らないことをあらかじめお断りしておきます。また、こんな書籍を読んで感想を聞きたいということがあれば、以下のメールアドレスまで、メールを送ってください。

itlifehack【at】mediabank.jpn.com
【at】は@

前回は『未来に先回りする思考法』を紹介しました。

今回、第18回の書籍では「自分でつくるセーフティネット: 生存戦略としてのIT入門」を紹介します。

総務省が5月に発表した調査結果によると、スマートフォンの利用率は全年代合わせて62.3%。とくに20代は94.1%、30代は82.2%と、若年層では圧倒的多数を占めています。

そしてスマートフォンでFacebookやTwitter、LINEなどのSNSを使えば、いつでもどこにいても、家族や友人、そして国内だけでなく海外にいる知人とも気軽に連絡を取ったり、近況をチェックできます。

ITジャーナリスト・佐々木俊尚氏による本書は、そんな時代の「生存戦略」を記したもの。SNSでゆる〜く繋がることのメリットが紹介されています。

■Facebookの本当のメリットとは?
世界ナンバーワンSNSといえばFacebook。先ごろ月間のアクティブユーザーが14億人であることを発表したばかりです。

佐々木氏が考えるFacebookのメリットは2つ。ひとつは「人間関係を気軽に維持していくための道具」そして、もうひとつは「自分という人間の信頼を保証してくれる道具」です。

「人間関係を維持する道具」としては、いままで疎遠になりがちだった遠くに住んでる友人や母校の恩師、故郷の両親ともFacebook上で友達になるだけで、お互いの生活や考えがフィードに表示されて気軽に、人間関係を続けていくことができるといいます。

そしてもうひとつは「自分の信頼度を保証してくれる道具」。佐々木氏は、ここ数年Facebookを使ってきて、「名刺の代わりになってるよなあ」と感心することが多くなったそうです。

Facebookに「こんなこと考えてる」「こんなご飯を食べた」「週末に家族と旅行に行った」など毎日のように書き込むことは、すべて嘘で塗り固められず、人間性とか性格が表れてしまうとのこと

そして、Facebookを長く使えば使うほど、毎日の日記やコメントやさまざまな写真、友人関係がたくさん溜まってきて、その人の本当の人間性を物語る雄弁な証拠になってくれるといいます。

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執筆:イソスケ