アイ・オー・データ機器は、ハイエンドオーディオ向けのNAS「HFAS1-S10」と「HFAS1-H40」を発売すると発表した。価格はHFAS1-S10が37万円、HFAS1-H40が32万円(いずれも税別)。


今回発表された2製品は「fidata」(イタリア語で信頼の意味)と呼ばれるブランドシリーズ。HFAS1-S10は500GバイトのSSD2基をスパニングにより1Tバイトとして利用し、HFAS1-H40は2TバイトのHDD2基をミラーリングして利用するモデルとなっている。背面にはLANポート2基が用意されており、1つをブロードバンドルータなどに接続、もう1つをネットワークオーディオプレイヤーに接続して使用する。ハイエンド仕様のため、それぞれのLANポートは別のメーカーの製品で構成されているとのこと。接続面も上部に配置されており、テンションがかかった状態でしっかりとケーブルに接続されるようになっている。
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筐体には肉厚のアルミパネルを使用。天板には4ミリ厚のアルミ天板、底面は2.3ミリ厚、質量2.2キロのベース鋼板が採用して、振動に対する安定性を確保。シャーシ内部はビームによるT字構造となっており、電源・基板部とストレージ部の2室構造を採り、ストレージからの放射ノイズを低減し、電源・基板部への影響を抑制している。
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HDDを搭載するHFAS1-H40には、アルミ製ヒートスプレッティングマウンターを採用。ヒートシンクによる効率的な放熱で、ドライブの安定動作と高信頼性を担保している。またファンレス設計のため、廃熱騒音はゼロ。フローティング構造を採用し、本体とマウンターとの間に高減衰特性の樹脂を用いた低共振「クアッドダンパー」を挿入。HDDからの振動を大幅に低減している。
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またHDDはオーディオ/ビデオ向けストレージであるWDの「WD AV-GP」のカスタム仕様2基を搭載。スローシークモードによる高い静粛性能と電圧変動の抑制に加え、低偏心プラッターにより振動を極限まで抑えたハイグレードHDDとなっている。

HFAS1-S10に採用されているSSDは、サムスン製の「850EVO」。長期耐久性と消費電力の低下により、電圧変動を抑制する3D V-NANDを採用。対ノイズ性に優れたアルミ筐体となっているほか、可動部のないFlashストレージのため、ほぼ無音のリスニング環境を実現できる。

このほか、メイン基板のシステム部とストレージの電源生成回路は、HDDからの電源ノイズがシステム部に混入することを防ぐために完全分離。ドライブアクセスに伴って発生するノイズが、システム部に与える影響を徹底的に排除している。また低位総雑音特性を持つ真空タイプの水晶発振器を搭載しており、クロックジッターの発生を抑えるとともに、高精度水晶が生成するクロック動作で、高精度なネットワーク伝送を実現している。
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なお楽曲データはパケットビデオの「Twonky Server7」を採用。汎用のアプリを利用すれば、スマートフォンからも直接操作できる。現状では、32ビット384KHzまでのFLAC方式に加え、11.2MHzのDSDにも対応している。

また、ハイレゾ音楽などを購入できる「e-onkyo music」と連携しており、外出先でスマホを通じて購入した楽曲を、自宅にあるHFAS1に自動でダウンロードできるなど、設定を済ませておけば、パソコンを使わなくても手軽にハイレゾ音源を入手できる。

価格が30万円前半~後半ということもあり、かなりのハイエンドユーザーにターゲットが絞られると思われるが、開発に3年かけたという本製品は、一度は試してみたいと思う人も多いだろう。流通はオーディオショップのほか、同社のECサイトである「アイオープラザ」からのみの販売となり、大型量販店には流通しないとのこと。ただ、2015年10月16日~18日に江東区晴海のTIME24で開催される「オーディオ・ホームシアター展2015」に出展するとのことなので、興味のある人は訪ねてみてはいかがだろうか。

アイオープラザ

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