Tech In Asia、アジア最大級のテック・カンファレンス 「Tech In Asia Tokyo 2015」を開催』という記事で紹介したように、去る2015年9月8日~9日の2日間、都内 渋谷ヒカリエホールにおいて、アジア最大級のテック・カンファレンス 「Tech In Asia Tokyo 2015」が開催された。Tech In Asiaは毎年アジア最大級とされるテック・カンファレンスを、シンガポール・東京・ジャカルタの3都市にて開催することで知られているが、もともとはアジアに焦点を当てたテックやスタートアップのニュースを提供するテック系メディアである。

今回は、「アジアの資金調達状況」と題した、Tech in Asia コンテンツ戦略ディレクターDavid Corbin​氏によるキーノートを紹介しよう。



■ユニークな会社に注力すべき
David Corbin​氏によると、過去3年で資金調達のよい業界は決算・メディア・教育とのこと。3年前と比較すると、決算は約8.5倍、メディアは約22.8倍であるのに対して、教育は約26.3倍と、非常に伸びていることがわかる。Tech in Asiaのライターにも教育について書いて欲しいと依頼があるほど、教育は投資対象として注目されている。

※$1MM=100万ドル、1B=10億ドル ※$1MM=100万ドル、1B=10億ドル

逆に、古びてしまった業界としては、仮想通貨・生産性・ゲームだ。仮想通貨はビットコインで話題になったとおり、トラブルがあったことから、2015年に投資額が下がってしまった。ゲームは好調だが、常にヒットを飛ばすのは難しく、そういう意味では安定した投資先とは言えないというのだ。

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では、投資家として、あるいは起業家としては、どこに注力すべきか?

アメリカの資金調達を見てみると、たくさんのお金が同じようなところに流れている。投資家は「ユニコーン」と言われる独自のユニークな製品やサービスを展開している会社に目を付けるべきであるという。さらに、アジアで成功したいユニコーンを目指す起業家であれば、戦争に行けるくらい強いユニコーンを作るべきだと語った。

Tech in Asia コンテンツ戦略ディレクターDavid Corbin​氏 Tech in Asia コンテンツ戦略ディレクターDavid Corbin​氏

アジア最大級のテック・カンファレンス 「Tech In Asia Tokyo 2015」

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佐宗邦威
クロスメディア・パブリッシング(インプレス)
2015-07-22