株式会社PFUは、同社のパーソナルドキュメントスキャナ「ScanSnap iX」シリーズが、11のクラウドサービスに直接つながる新サービス「ScanSnap Cloud」の無償提供を2015年11月25日より開始した。



■仕事や暮らしをもっと便利に - PFU 長谷川社長
近年、あらゆる「モノ」が通信を行うIoT(Internet of Things)が発展する中で、クラウドサービスも先進的で便利なものが多数提供されている。具体的には「ストレージサービス」、「名刺管理サービス」、Fintechで注目の「会計サービス」など、こうしたサービスは、もはや仕事や生活に欠かせないものとなっている。

オフィスでは、「名刺」、「契約書などの業務文書」、「税務に必要な領収書」、家庭では、「思い出の写真」、「学校のお知らせ」、「レシート類」など多くの紙があふれている。これらの紙をもっと便利に活用できるように、PFUはScanSnapがオフィスや家庭で直接インターネットにつながりクラウドサービスへ連携できる、新サービス「ScanSnap Cloud」を提供するというわけだ。

ScanSnapは、クラウドサービスベンダーと早期から協業し、コラボレーション製品の展開や連携を行ってきていた。しかし、これまではパソコンやスマートデバイスなどの周辺機器として活用され、単体で動作することはなかった。「ScanSnap Cloud」では、ScanSnapでスキャンするだけで、電子化されたデータを自動的に最適なクラウドサービスに連携する。これにより、今までのようにパソコンやスマートデバイスを立ち上げる必要はない。

長谷川社長は、
「もうパソコンもスマートデバイスもいりません。これがScanSnap Cloudです。ドキュメントIoTで、仕事や暮らしをもっと便利に。ぜひ、皆様もScanSnap Cloudをどうぞ、ご活用ください。」と語った。

株式会社PFU代表取締役社長 長谷川清氏 株式会社PFU代表取締役社長 長谷川清氏

「ScanSnap Cloud」では、ユーザーの利便性を考慮し、下記の機能を提供する。

自動振り分け
スキャンした原稿を「レシート」「名刺」「文書」「写真」の4つの種別に自動的に判別し、ユーザーが利用するクラウドサービスに振り分けて保存する。スキャンする原稿ごとにユーザーが振り分けることは、時間が取られる煩わしい作業だった。ScanSnap Cloudは、この問題を解決し、これまで以上に簡単で効率的なスキャンを実現した。

自動ファイル名生成
原稿からわかりやすいタイトル文字を抜き出し、日付と組み合わせて自動でファイル名を生成する。これにより、文書の管理がしやすくなり、効率的な情報の活用を可能にする。

自動イメージ最適化
これまでPC上で行っていたイメージデータの最適化処理(自動サイズ検出、向き補正、白紙ページ削除など)をScanSnap Cloud上で実現した。スキャンの手間を減らすScanSnapの優れた機能を継承している。

「レシート」「名刺」「文書」「写真」の4つの種別に自動的に判別する 「レシート」「名刺」「文書」「写真」の4つの種別に自動的に判別する

■11のクラウドサービスと連携
「ScanSnap Cloud」では、2015年11月現在、各分野の11のクラウドサービスと連携してサービスを開始する。

会計・個人資産管理
Dr.Wallet、クラウド会計ソフト freee、MFクラウド会計・確定申告、STREAMED、弥生会計

名刺管理
Eight

ドキュメント管理
Dropbox、Evernote、Google Drive、OneDrive

写真管理
Google Photos

各社サービスの詳細については、別記事にて紹介する。

11のクラウドサービスと連携 11のクラウドサービスと連携

同社は今後、サービス拡充に向けてさらなるパートナー提携を推進していくとしている。

株式会社 PFU

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