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昨年から始まった不定期連載「彼女と鉄道」。彼女と一緒に鉄道に乗りに行くとしたらどこに行くのがいいのか。またどのようなことで楽しんでもらえばよいのかを考える連載です。前回はしなの鉄道の観光列車「ろくもん」に乗りましたが、その帰りに横川にある「碓氷鉄道文化むら」へ行って見ました。

 碓氷鉄道文化むらはJR信越本線の横川駅近くにあります。北陸新幹線が開通する前は碓氷峠、横川-軽井沢間の急勾配を乗り切るため、横川駅で特別な電気機関車「EF63」を列車につなげて走っていたわけですが、その元機関庫などを利用して、鉄道車両などを展示しています。EF63が登場する前の「アプト式」という、線路の間にくし形のレールを設けて、機関車に付けられた歯車で登っていた時代の電気機関車も展示されています。

あまりにもテツ過ぎるテーマパークなので、彼女が面白がるか不安だったのですが、「なんかいろんなのがあるねー」と、少しは興味を持ってもらえた様子。「わ、これかわいいかも!」と飛び乗ったのは、列車をかたどった記念撮影台。えーとでもこれ、子供用ですよ?

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そのあとは展示されているEF63の元へ。これが昔は碓氷峠を走っていたんですよ。横川-軽井沢間が廃止されたのは1997年。あれ?ひょっとして生まれてない???衝撃の事実が判明してしまいました。

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EF63は運転室にも入れるようになっています。しかしとても狭い……。よくこんな中で運転をしていましたね。運転士気分を味わうために、とりあえず座ってみます。

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次は外に展示されている帰還者たちに会いに行きます。まずはD51から。このD51のように、煙突の後ろ側がドームになっているタイプを「ナメクジ」と呼ぶことがあるんですよ。知ってましたか?

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続いてやってきたのはディーゼルカーのキハ20系。個人的にはこの車両のデザインがとても好きで、この配色の「一般色」のほか、オレンジの「首都圏色」があるのですが、両方ともNゲージの模型を持ってます。って、そんな話聞いてないですね。「もぐってみる!」。車両の下に入り込んで何やってんですか。

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そして次はEF65 500番代です。この機関車EF65 520は貨物初の100キロ運転を実現して、高速貨物輸送の基礎を築いたのだとか。……せっかく説明しているんで聞いてください。

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12系客車を改造したお座敷列車の中に入れるようでしたので入ってみました。いまはもうこんな畳敷きの車両もなくなりましたね。一時期はお座敷列車がとても流行ったんですが。いまはどちらかというと、椅子がけで仕切りがあり、半個室のようなタイプが多い気がします。

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EF30の前にやってきました。この機関車は関門トンネル専用の機関車です。海の水を浴びても大丈夫なようにステンレスでできています。ところでだいぶ日が陰ってきました。「ちょっと寒くなってきたかも!」。

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そしてEF58です。特急やブルートレインを引っぱった機関車ですね。展示してあるEF58 172は「はと」や「つばめ」を牽引したり、日光線でお召し列車を牽引したそうです。この電気機関車も大好きな形です。昔、夜行列車を引っぱって雪まみれになって上野駅に到着したEF58を見て、なんて美しいんだと感じたことをいまでも覚えています。

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寒くなってきたので屋内に行ってみましょう。ここにはアプト式電気機関車のED42が置かれています。なになに?説明書きによるとこれは動態復元されたようですね。動くんですか!動くところを見てみたいものです。

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いろいろと回っていたら閉館時間が近づいてしまいました。帰りましょうか。ここからは信越本線で高崎まで出て、そこから湘南新宿ラインで帰りました。また来たいものです。

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さて、次の旅はどこに行きましょうか。

モデル:咲坂柚衣


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