人工知能募金

ドワンゴが運営する動画サービス「niconico」の企画として、2018年3月10日から6月24日までに実施したユーザー参加型の競馬予測AIプロジェクト「人工知能募金~あなたの募金を増やします~」の結果を公表された。

本プロジェクトでは、ドワンゴの機械学習技術の開発・研究を行っている部門「Dwango Media Village」が開発した競馬予測AI「Mamba」を用いて競馬を予測し、ユーザーから集まった募金額と同額をドワンゴが用意して実際に馬券を購入して、収益を寄付することが目的。

「Mamba」にはプロジェクト期間中、的中精度の向上や複数の馬券種購入を目的とした改良が施され続け、テスト期間である3月の回収率は22.4%だったものの、ユーザーからの募金を開始した4月の本運用では86.4%、5月で137.0%、そして最終月の6月は153.4%を達成し、着実に成長を遂げていった。

さらに、5月には馬連わずか2点の買い目で万馬券を的中させたことや、馬連・枠連が万馬券となった予測が難しいレースで馬連・枠連・ワイドの複数券種を全て的中させるなど、高い精度での競馬予測を実現した。

その結果、プロジェクト本運用期間中である4月~6月の競馬予測AIの通算回収率は135.13%となり、テスト期間の3月を含めてもプラスとなる回収率101.99%を達成した。

ユーザーから集まった寄付金は49万3100円、そしてAIによる運用で増えた寄付額は58万990円となり、最終的な寄付額の合計はユーザーから集まった寄付金から倍増し、合計107万4090円となった。ユーザーとAIによる同寄付金は、公益財団法人どうぶつ基金、ばんえい振興基金およびNPO法人吉備高原サラブリトレーニングに全額寄付される。

競馬では予想ファクターが絶えず変化し、レース中にもイレギュラー要素が発生するため、確実な能力値・数値を把握しても予測通りの結果は望めず、一定期間勝ち続けてプラス収支を出すことは人間や人工知能にとっても困難だ。

そんな中、競馬予測AI「Mamba」は勝負に値するレースを見極め、最適な予算分配を決め、そして狙った馬券を実際に的中させることによって右肩上がりの回収率でプラス収支を達成し、その精度の高さを実証した。本プロジェクトで得られた有益なデータや知見はビッグデータを活用した未来予測に貢献することが期待されている。

人工知能募金特設サイト

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