「MEMOREUM TOKYO」取材レポ

ソニー・インタラクティブエンタテインメントとライフイズテックは2018年11月3日~4日の2日間、日本最大のEdTech 国際カンファレンス「Edvation × Summit 2018」において、ワークショップイベント「MEMOREUM TOKYO」を開催した。本イベントは中学生と高校生を対象にPlayStation VRを活用して、VR上で自分だけの写真展を創るというものだ。その様子を取材してきたので紹介しよう。

■自分だけの東京の写真展をVR空間に創る
「MEMOREUM TOKYO」は、VR上で自分だけの写真展を創るワークショップだ。「VRで創るわたしだけの写真展」をテーマに、本ワークショップのために用意されたVR教育ツール「MEMOREUM」を使用して、写真に込められた感情をVR空間に表現するというものだ。

今回の写真展のテーマは「東京」。参加者は東京の写真データを各々持参して、VR内の3D空間に写真やオブジェクトを配置しながら、記憶や想い出を表現した自分だけの東京の写真展を創った。

PlayStation VR
PlayStation VR


初日はオープニングトークの後、自己紹介を行って、チームメイトとのコミュニケーションをとった後、開発に移った。

2日目は引き続き開発を行った後、自分たちで発表会を開催。体験会では、ご父兄の方に作品の体験をしていただくかたちをとった。

発表会では、自分が創った作品にどういう感情が込められているのかを、チームメイトにプレゼンを行った。どの生徒もしっかりとした説明だった。

発表会でプレゼンしているところ


VR空間に創った東京の写真展


体験会では、子供たちの個性ある作品がVR空間で展開されているのを見た父兄からは「わあ!」「凄い!」と童心に返ったように感嘆の声が上がっていた。

体験会の様子


■遊びが学びへ、未来を応援
体験会後、Edvation × Summit 2018代表/デジタルハリウッド大学大学院教授佐藤昌宏氏から講評・総括があった。佐藤教授は生徒たちに「自分たちの感情を人に伝える」ことを課題に出していた。

子供たちに対し「なかなか伝えることは難しいです。何が原因で伝わらなかったかを考えるのが非常に重要なことです。技術はどんどん進歩しています。皆さんは僕らが想像しえない技術を作る側にまわるんです。そういう可能性があることを頭の中に残してくれたら、嬉しいなと思います。」と佐藤氏。

ご父兄の方に対しては「普通にVRをやっていたらゲームやっているんじゃないか、遊んでいるじゃないか、何となくそんな気になると思うんです。今の技術はゲームかもしれませんが、ゲームの中から何の意味があるのか、彼らにとってどんな未来につながるのかを少し想像を膨らませていただくと、遊びが学びに変わるかと思います。彼らの未来を応援する意味で今後、見ていただけたら嬉しいなと思っています。」(佐藤氏)。

デジタルハリウッド大学大学院教授佐藤昌宏氏


今回のイベントはPlayStation VRを活用して、VR上で自分だけの写真展を創るというものだった。子供たちは「MEMOREUM」を初めて使ったが、メンターの協力もあり誰一人脱落することなく、作品を創ることができた。この中から未来の凄腕のVR技術者が誕生することを期待したい。

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