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知らない人は損している!何でもできる魔法の箱「QNAP」活用術第八回「トラブルシューティング」


QNAPのNAS「Turbo NAS TS-231+」を様々に活用することで、NAS を利用していない人たちより何倍も得しちゃおうというこの連載も、早いもので8回目となる。


前回は「ファームウェアの更新」について紹介した。「ファームウェアの更新中に強制的に電源を落としてしまった」などということでもなければ、ほぼほぼNASに不具合が発生することはない。また、お世辞抜きでQNAP製品の品質が高いので、5~6年という長期間トラブルフリーで稼働し続けてくれる。

たいていのユーザーは、「最新のNASと比べるとスペックが低くなってしまったための乗り換え」「2ベイに搭載したHDDの容量がいっぱいになってしまったための増台」といったことでもなければ、買い替えを考慮することなどせずにQNAPをLAN上にぶら下げて使っているだろう。

ヘビーユーザーであれば、こまめにQNAPをチェックしてアプリのアップデートやファームウェアの更新を、定期的に行ってNASの状態を把握しておくこと心がけているだろう。

しかし、一般的なユーザーは「現状で問題なく動いているのであれば、余計なことをしないで、そのまま使っておこう」と考えるのが大半だと思われる。万が一トラブルが発生したら、サポートに連絡すればいい。

しかし、何も知識がないため、本当なら自分たちで解決できるトラブルであっても、サポートにがんがん連絡を入れてしまって、本当にサポートが必要な深刻な状況に陥ってしまっているユーザーたちが連絡できないほど、混雑させてしまうことは避けたい。

ということで「今回はQNAPが故障したかも・・・」といった現象が発生した際にトラブルシューティングとしてチェックすべき、いくつかのポイントについて紹介しよう。

■困った!QNAPのデスクトップ画面にアクセスできない
スマホやPCのブラウザ経由で、QNAPのデスクトップにアクセスしようとしたのに「このサイトにアクセスできません」といった表示されてしまうケース。これ意外と多くお目にかかるトラブルだ。実際、このケースの場合、複数の原因が考えられる。

ブラウザでQNAPのデスクトップページにアクセスできないケースが発生!困った・・・。


1)LANでQNAPに割り振られたIPアドレスが変わってしまった
ブロードバンドルーターに有線LANでQNAPを接続していることがほとんどだと思われるが、プリンターを新しくしてネットワークに接続したり、ブロードバンドルーターを高速転送が可能な新製品に置き換えたり、というケースでこの症状が出る。

電源は入っているし、LANのコネクトランプも点滅しているのが確認できた時点で、QNAPはネットワークに正常に接続されている。にもかかわらず、ブラウザに覚えさせたショートカットでQNAPにアクセスしようとしても、接続できないといのは、QNAPに割り当てられたIPアドレスが変わってしまった可能性が高い。

QNAPのファームウェアを更新して再起動している間に別の機器がLANのIPアドレスをルーターから取得、そのときに元々QNAPに割り当てられていたIPアドレスが、そちらの機器に割り当てられてしまうといったことが起きてしまったわけだ。

一意のIPアドレスに固定できる知識がある人は、設定で固定してしまうといいだろう。ただ、一度起動してしまえば、ほとんど再起動をすることがないので、これまで通りDHCPによるIPアドレスの自動割り当てでQNAPをLANに接続しておくというほうが楽だろう。

なお、LAN上でQNAPを見失った場合、myQNAPcloudの「デバイス詳細」項目をチェックすると、LAN上でQNAPが割り当てられているIPアドレスが確認できる。

myQNAPcloudの「デバイス詳細」項目から内部IPを確認できる。


2)LANケーブルが何かの拍子に抜けてしまった、断線しちゃった
次に考えられることとしては、LANケーブルが、何らかの理由で抜けてしまったということ。掃除の際に移動した。掃除機をかけているときにLANケーブルをひっかけて抜けてしまった。ブロードバンドルーターの電源を落としてしまった、ということも考えられる。

また、LANケーブルが刺さっていても、内部が断線しているということもありえる。たとえば、ドアの下の隙間にLANケーブルを通し、別の部屋のルーターに接続しているというようなケース。フラットのLANケーブルではなく、通常のケーブルの場合、長い間使っていると、内部が経年劣化してしまい、ドアの開閉といった動作で断線してしまうことがある。

こうなると見た目はLANケーブルに問題ないように見えるが、内部で断線していたら、通信することはできないため、当然デスクトップ画面にはアクセスできない。

LAN回線が生きているかどうかは、QNAPのフロントに設けられているLEDを確認するとわかる。LANは上から2番目で、オレンジ色のライトがチカチカと点滅していれば、LAN回線は問題ないということが判断できる。

 LANのLEDが点滅していれば、LAN回線に問題はない。


■稼働中なのにうっかり電源を抜いてしまった!!
QNAPの電源を落とす場合、本体前面に付いているボタンを押す方法とデスクトップ画面から、シャットダウンの操作を行う方法がある。

なお、電源スイッチを押して電源を切る場合だが、スイッチを1.5秒程度押して離せば、終了処理が行われて、安全にシャットダウンすることができる。ところが電源スイッチを5秒以上押し続けてしまうと、終了処理の途中であろうが、強制的に電源が落ちてしまうのだ。

また、空きコンセントが見つからないため、コンセントに刺さっているACアダプターを適当に抜いてしまったら、それがQNAPの電源だったなんてこともあるかもしれない。

これがもし、HDDの読み書きを行っている最中だった場合、書き込もうとしたデータが失われてしまう可能性がある。

ちなみにQNAPの稼働中にHDDにダメージがあるのかと言うと、あまり心配する必要はない。本連載で使用しているWD Redは、電源が切れると自動的にヘッドが記録面(プラッター)から、ホームポジションに戻る機構を搭載しているので、HDDがクラッシュしてしまうという危険性は低いのだ。

なお、終了処理を行わずに電源が切られたり、リセットが行われたりするとQNAPでは、次回の起動時(デスクトップにアクセスした際)に警告を表示してくれる。その警告メッセージをタップ(またはダブルクリック)すると、ストレージマネージャが呼び出される。ここからHDDに異常が起きていないかをチェックできるようになっている。

終了処理をせずにNASを再起動した際の警告表示


警告メッセージから、直接ストレージマネージャを呼び出すことができる。


ディスクの健康状態(エラー等)を詳しくチェックできる。


なお、電源スイッチとリセットスイッチの動作についてだが、以下を覚えておくとい。

■電源スイッチ(本体前面に搭載)
1)1.5秒以内押して離す(終了処理後に電源オフ)
2)5秒以上長押し(強制的に電源オフ)

■リセットスイッチ(本体背面に搭載)
1)3秒間押して離す(単なるリセット、ビープ音1回)
2)10秒間押し続ける(工場出荷時にリセット、ビープ音2回)


NASビギナーにありがちなのが、知識が中途半端なまま、よく理解もせずに設定してしまうということ。その結果、詳しい人間が見ても、どこをどのように設定したのか完全に把握できないということが起きる。こうした際には、潔く工場出荷状態にリセットし、また1から設定し直すほうが、結果的に早かったりするのでおススメだ。

なお、QNAPのリセットスイッチは簡単には押せないようになっている。場所は本体背面側の上部で、わかりにくいところに小さな穴が空いており、そこがリセットスイッチになっている。ようじかゼムクリップの先、細い針金等を、その穴に入れてスイッチを押すといいだろう。

QNAPのリセットスイッチ。わかりにくい場所に設置されている。


QNAP Turbo NAS TS-231+
WD Red「WD20EFRX」
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知らない人は損している!何でもできる魔法の箱「QNAP」活用術第七回「ファームウェアの更新」


本連載の目的はQNAPのNAS「TurboNASTS-231+」を様々に活用することで、NASを利用していない人たちより何倍も得しちゃおうというものだ。

前回は、QNAPに増設したHDDを使って後からRAID1へと移行する方法を紹介した。さて今年もあとわずかであるが、今年最後に紹介しておきたいこととして「ファームウェアの更新」について紹介しておきたい。

■ファームウェアの更新は、なるべく行うべし
QNAPのファームウェアは、最も重要なソフトウェアである。このファームウェアに不具合が起きると正常に動作しなかったり、最悪データが失われてしまったりといったことが起きる。

また、QNAPのセキュリティを管理しているのもファームウェアの機能だ。ファームウェアにぜい弱性が見つかったら、そこを突かれてQNAPを乗っ取られてしまったり、データを盗まれてしまったりといった被害を受けてしまうこともある。

どれだけ注意を払っていたとしても、裏口を見付けられてしまったら、難なく侵入を許してしまうということが起きてしまうのだ。

そして、QNAPに機能を追加したり、変更を加えたりした環境、サードパーティ製のアプリをインストールした環境といった、様々な環境における動作を常にチェックしているわけではないため、ときには、きちんと動作できなくなったり、不具合が発生してしまうといったことも起きる。

そのため、そういったバグを修正するためのファームウェアがリリースされるわけだ。不具合の修正、セキュリティ対策といった点を考えると、ファームウェアの更新は、なるべく行うべきであると認識しておこう。

ただし、更新時に不安があるという人もいると思うので、緊急アップデートの必要がない場合は、最新のファームウェアがリリースされた時点ですぐに更新を行うのではなく、2~3日ほど様子を見てから更新してもいいだろう。

ただ、更新をせずに放置したままというのがいちばん良くないということは肝に銘じておこう。

■最新のファームウェアであるのか? 簡単に確認できる
便利なことにQNAPは、システム設定で、ログインするたびに最新のファームウェアが存在すれば、メッセージを表示してくれるように設定できる。

この機能は、通常標準で有効になっているのでWebブラウザでQNAPにアクセスした際に、最新のファームウェアが存在していて、そのバージョンに更新していない場合は、メッセージが表示されるようになっている。

最新ファームが存在するとログイン時にメッセージで知らせてくれる。


なお、NASは電源を入れたまま使うのが普通なので、ファームウェアを更新すると決めた場合は「NASの再起動」をタップして、QNAPを再起動しておくとよいだろう。

■メッセージが出ない場合、どうやって更新をチェックするか?
ファームウェアの更新通知が表示されない場合、手動で更新の有無をチェックすることができる。WebブラウザでQNAPのデスクトップにアクセスしたら、コントロールパネルにある「ファームウェア更新」を開く。

コントロールパネルにある「ファームウェア更新」を開く。


「ファームウェア更新」用のウィンドウ内に「更新の確認」というボタンがあるので、それをタップする。なお、「NASWeb管理インターフェイスへのログイン時に使用可能な最新バージョンが入手可能かをチェックします。」にチェックが入っていると、更新時の通知が表示されるようになる。

「更新の確認」というボタンがあるので、それをタップする。


インターネットでサーバに接続し、最新ファームウェアへの更新があるかを確認し、更新がある場合は、メッセージを表示してくれる。この表示メッセージは、ログイン画面時に表示してくれる通知とほぼ同じものだ。

最新のファームウェアがあれば、このように通知してくれる。


更新内容を知りたい場合は「リリースノート」をタップするとWebブラウザが開いて更新内容を表示してくれるようになっている。どういった更新なのか気になる人は、チェックするといいだろう。基本的には、不具合の修正かセキュリティ対応がほとんどだ。

ファームウェアのリリースノート。不具合修正の説明が書かれている。


リリースノートをチェックして更新するのであれば、念のためにシステムを再起動するといいだろう。再起動後、再度同じ手順で更新のチェックを行い、同じ画面にたどり付いたら今度は「システムの更新」をタップする。

ファームウェアアップデートの確認メッセージが出るので「OK」をタップすればいい。

システム更新をする場合は「システムの更新」をタップする。

確認メッセージが出るので「OK」をタップする。


最新ファームウェアのダウンロードが始まる。ファイルのダウンロードが完了すると、更新プログラムが自動的に起動してくる。新機能の説明等が表示される。

更新する場合は「続行」をタップする。この時点で「キャンセル」をタップすれば、更新作業をキャンセルできる。

更新プログラムの新機能の説明画面、問題がなければ「続行」をタップする。


最終確認の画面が表示される。この画面がファームウェアの更新をキャンセルできる最後のチャンスとなる。「はい」をタップすれば、あとはファームウェアのダウンロードと更新が開始される。

「はい」をタップすれば、あとはファームウェアの更新が開始される。


通信環境にもよるが、ファイルのダウンロードと更新作業は、実際に計ってはいないが5分はかからない程度だった。

自動的に再起動されるたびに「ピー、ピー」とビープ音が鳴る。音が鳴りやんで静かになったら、スマホやパソコンのWebブラウザでログインしてみるといいだろう。

ログインして、最初に説明したように最新の更新があるかを確認してみて「ファームウェアは最新の状態です。」と表示されればOKだ。

再度チェックし「ファームウェアは最新の状態です。」となっていればOKだ。


特に年末年始は、気が緩んでいることと、サポートが休みであるなどということが重なっており、トラブル発生に対応できない可能性がある。

そこで、あらかじめ最新ファームウェアにしておくことで、QNAPの安全性を高めておくことをおススメしたい。

QNAP Turbo NAS TS-231+
WD Red「WD20EFRX」
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知らない人は損している!何でもできる魔法の箱「QNAP」活用術第六回「RAIDの構成」


本連載の目的はQNAPのNAS「Turbo NAS TS-231+」を様々に活用することで、NASを利用していない人たちより何倍も得しちゃおうというものだ。

前回は、容量拡張やRAID構築のためのHDD増設について紹介した。ただし前回は、2台目のHDDを別ドライブとして使うための方法の説明までだった。そこで今回は、QNAPに増設したHDDを使って、初めから組み込んであるHDDをベースに、そのHDDを初期化せずに、そのままRAID 1へと移行する方法を紹介しよう。

前回は、容量拡張やRAID構築のためのHDD増設について紹介した。ただし前回は、2台目のHDDを別ドライブとして使うための方法の説明までだった。そこで今回は、QNAPに増設したHDDを使って、初めから組み込んであるHDDをベースに、そのHDDを初期化せずに、そのままRAID 1へと移行する方法を紹介しよう。

■2ベイのTurbo NASで利用できるRAID構成
QNAPのTurbo NASは、個人やSOHO/SMB向けの2ベイモデルと4ベイ以上のモデルが用意されている。2ベイと4ベイでは、利用できるRAID構成が異なっている点に注意してほしい。

今回、本連載で扱っているTurbo NAS TS-231+は、2ベイなので、利用できるRAID構成はRAID 0(ストライピング)とRAID 1(ミラーリング)である。さらに2台のHDDを1台のストレージに見せることができるJBOD(スパニング)が使える。

ただし、RAID 0(ストライピング)とJBOD(スパニング)に関しては、データの安全性といった点で不安が付きまとう。RAID 0は、2台のHDDにデータを分割し、それぞれのHDDに半分ずつ記録する。書き込むデータ量が半分の時間で済むのでアクセス速度が向上するというメリットがある。

しかし、RAID 0の場合、片方のHDDに不具合が発生してしまった場合、データの復旧は、非常に難しいことを理解しておきたい。

RAID 0を使うケースとしては、最悪データが飛んでしまっても、マスターデータがあるので問題ないテンポラリー(一時的)ファイルを、高速に読み書きしたいというような用途、具体的にはマスターデータが別にある映像や音楽の編集等といった用途に向いている。

■データの安全性が高いRAID 1(ミラーリング)
さて、RAID構成を行うメリットと明確に言えるのがRAID 1(ミラーリング)だ。ミラー(鏡)という言葉通り、2台のHDDで同じデータを記録しておくことで、1台のデータがエラーで消えてしまっても、もう1台のHDDからデータを再構築できる。ただ、同じデータを2台のHDDに書き込むため、パフォーマンス的には、若干、遅くなってしまう。しかし、最近のHDDは、ストレスを感じさせない性能を持っているのでそれほど体感できる差はないと思われる。

むしろ、せっかくNASを使っているのなら、RAIDを有効にし、RAID 1(ミラーリング)で使うことをおススメしたい。本連載では、容量2TバイトのHDD「WD20EFRX」を2台用意しているが、これはRAID 1での運用を想定してのものだ。ただし、2TバイトのHDDを2台使っても、容量は2Tバイトとなる点に注意しよう。

また、同じ容量のHDDを使うこと、1TバイトのHDDに2TバイトのHDDを増設しRAID 1構成にした場合、増設したHDDの1Tバイト分しか利用されない。その際は、2TバイトのHDDを1Tバイトのボリュームに分割し、どちらかをミラーリング用に割り当てるといった処理が必要だ。

■JBODを使うとしたら、どういったケースか?
ところで、自分のQNAPでスパニングのJBODを利用するといったケースについて考えてみたい。たとえばRAID 0(ストライピング)は、確かにHDDのデータが飛んでしまった際の被害は大きい。それでも非常に高速なアクセスが行えるので性能的なメリットはある。

いっぽうJBOD(スパニング)だが、例えば2TバイトのHDD2台をJBOD化すると4Tバイトの1台のHDDに見える。ただ、それだけだ。

たとえば、元々、NASにDというドライブレターを割り当てていた場合、NASにHDDを1台増設すると、新しくEドライブといったドライブレターが増えてしまう。そうすると、パスが変わってしまい、特定のソフトで設定していたドライブレターがHDD増設によって変わってしまう不都合が起きることもある。そういうケースでもない限り、JBODを利用するメリットはないだろう。


■ストレージマネージャからRAID 1構成へアップグレード
さて、それでは、QNAPに搭載したHDDをRAID 1へと移行する方法を紹介しよう。まずは、2台目のHDDをQNAPに増設する。この手順に関しては、前回を参照してほしい。

この状態から、ストレージマネージャから、数ステップでRAID 1環境に簡単にアップグレード(移行)できる。まずは、HDD増設まで完了しているという条件、さらに増設する前は、RAID構成を行っておらず、HDD1台だけでの運用という前提になっていることに注意。また、増設したHDDの容量は、最初から組み込まれていたHDDと同じ容量であることも重要。

こうした点を確認できたら、スマホやPCのWebブラウザ経由でQNAPにアクセスしよう。この方法も前回を参照してほしい。QNAPのデスクトップ画面が表示されたら「コントロールパネル」にある「システム設定」に用意されている「ストレージマネージャ」を起動する。

「コントロールパネル」から「システム設定」の「ストレージマネージャ」を呼び出す


ストレージマネージャが起動したら、左メニューの「ストレージ領域」を選択する。


右側に「管理」というボタンがあるので、これをタップする。


最初から内蔵されているHDD「DataVol1」の管理画面が呼び出される。既存のDataVol1は、1台だけのドライブなので、これを2台でRAID 1の運用にする。“RAIDなし”、から“RAID 1”へ移行すると考えると分かりやすいだろう。

「アクション」メニューをタップすると表示されるリストから「新規ボリューム」を選択する。


この管理画面の右側にある管理をタップすると「移行」という項目があるのでこれを選択する。「RAID構成」や「RAID設定」といった項目ではなく「移行」という名称なので、ここがRAIDと関係しているとは、わからない人もいるかもしれない。

意味合いで考えると確かに「RAIDじゃない状態から、RAID状態へ移行する」ので“移行”でもあっていると言えるかもしれない。いずれにせよ、わかりにくいので注意してほしい。

右側にある管理メニューから「移行」を選択する。


移行メニューが表示されるので、増設したHDDをチェックして指定したら「適用」をクリックする。日本語表記が若干おかしいが、「RAIDタイプ、 1つ」から「RAID 1」への移行作業であることが表示されている。

移行メニューが表示されるので、増設したHDDを指定したら「適用」をクリックする。


「OK」をタップするとRAID 1構成へと移行作業が開始される。


再構成中となっていれば、移行処理中だ。


RAIDグループのRAIDタイプの表示がRAID 1になっていれば、RAID 1への移行は完了だ。


なお、2Tバイトを増設し、RAID 1構成に移行するのに2TバイトのHDDでは、およそ2時間ちょっとかかった。ただ、こうしておけば、どちらかのHDDに不具合が発生した場合、新しいHDDに交換するだけで、データを再構築することができるようになる。

QNAPを安心して活用するためにも、RAID 1の構成で利用することをおススメしたい。


QNAP Turbo NAS TS-231+
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長期連載第一回目!知らない人は損している!何でもできる魔法の箱「QNAP」活用術






連載!知らない人は損している!何でもできる魔法の箱「QNAP」活用術



本ページでは、多機能なNAS(Network Attached Storage、読みはナス)であるQNAPの「Turbo NAS TS-231+」を使い。12回の長きに渡って、その魅力を余すことなくお伝えしていく企画である。



知らない人は損している!何でもできる魔法の箱「QNAP」活用術第一回目
ITライフハック読者であれば、IT関連の知識としてNAS(Network Attached Storage、読みはナス)という機器を知っているという人が多いだろう。実際に使っているという人もいるかもしれない。NASは文字通り、ネットワークに接続するストレージのことだ。外付けHDDをUSBではなく、LAN経由にして同一のLANからであれば、複数の端末からアクセスできるようにしたストレージということになる。


知らない人は損している!何でもできる魔法の箱「QNAP」活用術第二回~PCレスでのセットアップ~
QNAPのNAS「Turbo NAS TS-231+」を様々に活用することで、NASを利用していない人たちより何倍も得しちゃおうというこの連載も、ようやく二度目。今回はHDDを接続し、NASを使えるようにPCを使わずにセットアップする方法を紹介しよう。そう、PCを持っていないからNASが使えないというわけではないのだ。スマホやタブレットを複数持っているなら、それだけでNASを導入する価値は十分にあると言える。その理由やスマホやタブレットでNASをどう活用していくのかは、連載の別の回で紹介しよう。


知らない人は損している!何でもできる魔法の箱「QNAP」活用術第三回~ソフトウェア紹介~
今回で三回目となる本連載。連載の目的はQNAPのNAS「Turbo NAS TS-231+」を様々に活用することで、NASを利用していない人たちより何倍も得しちゃおうというものだ。前回はHDDを接続し、NASを使えるようにPCを使わずにセットアップする方法を紹介した。本日はハードウェアではなくソフトウェア部分に焦点を当てる。


知らない人は損している!何でもできる魔法の箱「QNAP」活用術第四回~セキュリティの設定~
本連載の目的はQNAPのNAS「Turbo NAS TS-231+」を様々に活用することで、NASを利用していない人たちより何倍も得しちゃおうというものである。前回は、QNAPの搭載されているアプリといったソフトウェア部分に焦点を当て便利なアプリを数多く紹介したかと思う。

各種アプリを設定し、実際に運用を開始する前に必ず設定しておかなければならないこととして「セキュリティの設定」がある。


知らない人は損している!何でもできる魔法の箱「QNAP」活用術第五回「HDDの増設」
前回は、QNAPが外部から攻撃を受けないように、不正アクセスを受けないにするための「セキュリティの設定」を紹介した。なお本稿公開と同時にQNAP連載の専用ページもオープンしたので、今後は本連載の各回を参照したい場合は、専用ページからアクセスしてほしい。

さて今回だが、QNAPに後からHDDを増設する方法について紹介しよう。


知らない人は損している!何でもできる魔法の箱「QNAP」活用術第六回「RAIDの構成」
前回は、容量拡張やRAID構築のためのHDD増設について紹介した。ただし前回は、2台目のHDDを別ドライブとして使うための方法の説明までだった。そこで今回は、QNAPに増設したHDDを使って、初めから組み込んであるHDDをベースに、そのHDDを初期化せずに、そのままRAID 1へと移行する方法を紹介しよう。


知らない人は損している!何でもできる魔法の箱「QNAP」活用術第七回「ファームウェアの更新」
本連載の目的はQNAPのNAS「TurboNASTS-231+」を様々に活用することで、NASを利用していない人たちより何倍も得しちゃおうというものだ。前回は、QNAPに増設したHDDを使って後からRAID1へと移行する方法を紹介した。さて今年もあとわずかであるが、今年最後に紹介しておきたいこととして「ファームウェアの更新」について紹介しておきたい。


知らない人は損している!何でもできる魔法の箱「QNAP」活用術第八回「トラブルシューティング」
前回は「ファームウェアの更新」について紹介した。「ファームウェアの更新中に強制的に電源を落としてしまった」などということでもなければ、ほぼほぼNASに不具合が発生することはない。また、お世辞抜きでQNAP製品の品質が高いので、5~6年という長期間トラブルフリーで稼働し続けてくれる。


QNAP特別企画、パワーアップし、よりできるようになったQNAP「Turbo NAS TS-231P」
昨年の暮れに「TS-231+」の後継モデルとなる「TS-231P」という製品が登場した。もちろん後継モデルなので、これまでに紹介してきたアプリや使い方をすることは可能だ。それでは新型の「TS-231P」がどう進化したのか見て行くことにしよう。


知らない人は損している!何でもできる魔法の箱「QNAP」活用術~総集編~
これまで本連載で扱ってきたQNAPのTurboNASは「TS-231+」だ。そのTS-231+をおよそ1年間に渡って様々に活用する方法をお伝えしてきた。そして前回の特別企画で新モデルとなる「TS-231P」が登場し、さらに魅力的なNASに進化したことをお伝えした。新モデルの登場により、「TS-231+」は旧モデルとなってしまったため今回を最後に本連載は完結を迎える。最終回となる今回は、総集編として、これまでの連載を振り返っていくことにしよう。



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日本大学大学院理工学研究科後期博士課程修了。理学博士。日本物理学会会員。IT系記事を中心に著書多数。原稿の依頼歓迎。

編集長・ライター
小川夏樹

ソフトバンクにてPCComputing、PCJapanの編集を経験した後フリーランス・ライターを経て現在に至る。PCハードウェア、Windows使いこなし、イメージングデバイスを語らせたらいつまでも話が止まらないPCヲタ。また早期からユーザー配信サービス(ニコ生、Ust、Justin等)にも注目し特にニコニコ生放送では“囲い厨で弾幕職人”な日々を送っている側面も持つ。IBMにてThinkPadのリペア技術員の経験アリ

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PCComputing、PCJapanの編集からZDNet(現:ITmedia)へ、ITmedia Games、PCUPdate(現:PC USER)の編集長からオンラインゲーム会社のIR担当や採用広告の制作、フリーライターを経て現在に至る。最近のトレンドは電子工作でハイレゾアンプを作ること。あと鉄分(乗り鉄)かなり多め。

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