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F1日本グランプリをタダで見る方法~DAZNとスカパー!を比べてみた~

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今週10月5日から「F1日本グランプリ」が鈴鹿サーキットで開催される。地上波の放送がなくなってF1とご無沙汰している人は少なくないだろう。また、F1に興味はあって見てみたいと思いつつも、きっかけがなく見たことがない人もいるだろう。今回は、今週末のF1日本グランプリを合法的に無料で見る方法をお伝えしよう。ちなみに永久にタダで見る方法ではないのと、後述するが無料視聴するには条件があり、その条件が満たせない場合は無料視聴できない点に注意してほしい。


■F1グランプリのテレビ視聴の歴史
モータースポーツの最高峰であるF1グランプリはフジテレビで1987年から全戦の放送が始まった。近年、F1に限らずスポーツの地上波の中継は減少。F1は2011年に地上波の放送がなくなり、2015年を最後にBS放送もなくなった。2016年は当初スカパー!(フジテレビNEXT)のみだったが、8月からDAZN(ダ・ゾーン)での配信が始まり、現在はCS放送のスカパー!、スカパー!オンデマンド、DAZNで見ることができる。

それぞれの視聴料(税込)はスカパー!が基本料 421円+フジテレビNEXT 1296円で合計の1717円/月。スカパー!オンデマンドはスカパー!でフジテレビNEXTを契約すれば追加料金なしで視聴可能だ。DAZNは1900円/月、docomoユーザーは割引があり1058円/月となっている。

それぞれのサービスに特徴があり、視聴者の「自宅で見たい」「サーキットで生観戦しながら放送が見たい」「他のコンテンツも見たい」などの要望により一長一短がある。今回はスマホ、タブレットで場所を選ばす視聴ができ、1ヶ月無料体験が可能なDAZNでF1日本グランプリを見る方法を紹介しよう。

DAZNはスマホ、タブレット、PC、テレビで見られる。スマホ、タブレットはアプリを使用、PCはブラウザ、テレビはFire TV(Fire TV Stick)、Chromecast、Apple TV、ゲーム機などを使用する。インターネットの回線があれば見られるので、アンテナが必要なスカパー!と比べるとハードルは低い。

DAZN 推奨環境

スマホ、タブレットはアプリを使用する


PCはブラウザを使用する


■メアドとクレジットカードがあればOK
無料体験を申し込む際に必要なのはメールアドレス(PCで申し込む場合はクレジットカードも必要)。スマホから申し込む場合、PCから申し込む場合で少し手順は異なるが、画面の指示に従って進めば簡単に登録ができる。登録が完了すればすぐに視聴可能となる。1か月間は無料で見られるので、今週末の日本GPはもちろん、アメリカGP、メキシコGPの3戦の全セッションをタダで見ることができる。そう、これがF1日本グランプリをタダで見ることができる方法というわけ。1か月後からは、月額課金が始まるので視聴を続けるかどうかを選択すればいい。

スマホはアプリを立ち上げ1ヶ月無料の申し込みをする


アカウントの作成は姓名とメアドとパスワードを入力


iPhoneの場合はiTunesアカウントへ課金が発生するのでクレジットカードは不要


PCのアカウント作成画面


PCはクレジットカードの情報を入力


■数多くのスポーツが見られ、F1はオンボード映像もある
DAZNで一番多く見られているのは、ほぼ独占的に中継が行われているJリーグだろう。F1はスカパー!とDAZNの2択となった。他には野球、NFL、格闘技、テニス、ラグビーなど数多くのスポーツをDAZNで観戦することができる。例えばF1とNFLが見たい人は、追加料金なしで両方が見られるDAZNは、ほかの配信サービスより、かなりお得感がある。

数多くのスポーツを見ることができる


F1中継に限って言えば、スカパー!と同じメイン映像に加え、予選と決勝はオンボードカメラ、ピットレーンカメラの映像も同時に配信されている。DAZNは2端末同時視聴が可能なので、テレビでメイン映像を見ながらタブレットでオンボードやピットレーンの映像を切替ながら見ることもできる。オンボード映像は解説がなくマシンサウンドのみ。映像はバトルしているマシンの車載カメラを中心にセレクトされている。

オンボードカメラ映像。シグナルレッド。マレーシアGPは最後尾スタートのベッテルがオープニングラップで6台をごぼう抜きするシーンから始まった。見応えのある映像だ


メイン映像はレースが始まるとDAZNもスカパー!も同じ映像となるが、DAZNはレース前に予選のダイジェストが流れる。マレーシアGPでは予選1位、2位のハミルトンとライコネンのアタックラップを、オンボード映像で比較する映像があり、F1ファンならこのシーンだけでもDAZNを見る価値がありそうだ。

マレーシアGPの決勝レース前に流れた予選の比較映像。バックストレートの手前まではライコネンがリードしていた


■新鮮な実況と解説。映像はやや劣るが問題なし
長年スカパー!でF1中継を見ている人に新鮮なのは実況、解説陣が異なる点だ。レースやセッションによるが、実況は中島秀之氏、サッシャ氏、解説は小倉茂徳氏、中野信治氏などが担当している。スカパー!の解説が詳しすぎると感じる人はDAZNの実況/解説をお試し視聴してみるとよいだろう。川井ちゃんや今宮さん、森脇さん、浜島さんといったお馴染みの解説者の声がないのでさみしいという人もいるかもしれないが、聞き慣れた声のしないF1中継というのも新鮮に感じる。

映像のクオリティはCS放送のスカパー!と比べるとやや劣るが、F1中継に関しては問題を感じるほどの差はない。ただし、映像クオリティはインターネット回線の速度や家庭内のWi-Fi環境の影響はあるのでその点も注意したい。

映像に関してはJリーグファンから辛辣なコメントが多い。試しにJリーグの試合を見てみると、たしかにコマ落ち感がありテレビ映像に比べると見づらい。スポーツのジャンルによって相性がありそうなので、自分が見たいジャンルのクオリティは自身で確認しよう。

■1分弱の映像遅延があることに注意
インターネットを利用したストリーミング配信は映像の遅延が発生する。CS放送のスカパー!に比べDAZNは1分弱の遅延が発生する。DAZNだけ見ていれば支障はないが、人によってはこの遅延が気になるかもしれない。身近なところではSNSだ。中継を見ながら友人達とSNSでコメントのやり取りをすると、「グロージャンがクラッシュ」などとコメントをする際に、CS放送派とDAZN派に1分の遅延があるとかなり違和感がありそうだ。

予選の映像。テレビの2画面機能を利用し、右にスカパー!(CS放送)、左にDAZN(Fire TV Stick使用)を映すとDAZNは58秒遅れだった


F1のLive情報でもっとも早いのがF1 Live Timing(https://www.formula1.com/en/f1-live.html)だ。F1 Live Timingはラップタイムやセクタータイム、順位、ギャップなどのデータがリアルタイムに見られるツールで、スカパー!の映像より5秒ほど早い。予選ではマシンが最終コーナーを立ち上がった映像が映っているのに、データ上には一足早くラップタイムが更新される。このF1 Live Timingをチェックしながら中継を見ている人には1分弱の遅延は痛い。ちなみにスカパー!オンデマンドの遅延は40秒弱でDAZNよりはやや少ないが、それでもF1 Live Timingとの併用は厳しいだろう。

F1 Live Timingはラップタイム、セクタータイム、順位、ギャップなどのデータがリアルタイムに見られる(画像はハンガリーGP決勝)


左がスカパー!オンデマンド(PCの画面)、右がスカパー!CS放送。スカパー!オンデマンドは36秒遅れ


■録画はできないが見逃し配信がある
スカパー!のCS放送と違って、DAZNはレコーダーなどに録画することはできない。だが、Live配信が終了すると、すぐに見逃し配信が始まるので、録画できなくても大きな問題はない。例えばうっかりスカパー!を録画をし忘れた場合は再放送まで待たなければならない。再放送のないセッションではリカバリーすらできない。DAZNは見逃し配信があるので、ウッカリしていても大丈夫だ。

見逃し配信があるので、Liveでなくても見ることができる。見逃し配信の期間はコンテンツによって異なる


■スカパー!、スカパー!オンデマンド、DAZNを比較
最後にスカパー!、スカパー!オンデマンドについて特徴をまとめておこう。

CS放送のスカパー!は長年の放送実績があり、映像クオリティ、遅延の少なさ、全セッション生放送というメリットがある。F1以外のモータースポーツもカバーしていて、SUPER GT、WRCなどはJSPORT、MotoGPは日テレG+を追加契約すると見られる。レコーダーなどに録画できるので、追っかけ再生やライブラリーとして保存することも可能だ。

視聴方法は衛星アンテナを利用する以外に、ケーブルテレビ、ひかり回線など様々な方法がある。マンションにCS対応の衛星アンテナが設置されていれば契約するだけで視聴できるが、自分で衛星アンテナを設置する必要があると少々ハードルが高い。自宅での視聴となるので、スポーツの生観戦中や外出先で見ることは難しい。

スカパー!オンデマンドはスマホ、タブレット、PCで視聴できるので自宅はもちろん、外出先で視聴することができる。F1日本グランプリは全セッションLive配信がされるが、他のグランプリは予選と決勝のみ。見逃し配信もない。スカパー!の視聴環境がなくても契約はできるが、現実的にはスカパー!を補完するサービスと言えよう。

F1グランプリの視聴に限定して3つのサービスの特徴を表にしてみた。スカパー!とDAZNはユーザーの環境や要望によって一長一短だ。自分に合ったサービスを選択する際の参考にしていただきたい。F1日本グランプリのフリー走行1回目は10月6日(金)10時から。決勝は8日の14時スタートだ。

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F1日本グランプリ

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DAZN
DAZN
2017-09-21



EPSON、F1「メルセデスAMGペトロナス」レーシングカーモデルのペーパークラフトデータの提供を開始

以前に「セイコーエプソン、メルセデスF1 W06 Hybridをモデルとしたペーパークラフトを制作し提供」という記事で同社がオフィシャルスポンサーを務める「メルセデスAMG ペトロナスF1」チームのレーシングカー「メルセデスF1 W06 Hybrid」(2015年シャシー)をモデルとしたペーパークラフトを制作し配布することをお伝えした。

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NECがF1チーム「Sahara Force India」のスポンサーに

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これはすごい! アイルトン・セナのスーパーラップ再現プロジェクトが完成 その全貌が明らかに!

ブラウザで見る3D CGによるスーパーラップの再現


第43回東京モーターショーで音速の貴公子アイルトン・セナの24年前のスーパーラップを再現する特別コンテンツ展示」で紹介したようにHondaは、2013年11月20日(水)から12月1日(日)まで開催された東京モーターショー2013のHondaブース内にて、1989年に鈴鹿サーキットで開催されたF1日本グランプリで孤高の天才F1パイロット「アイルトン・セナ」が記録した世界最速ラップの1周分のエンジン音と走行軌跡を様々な視点から体験することができる、特別コンテンツを展示したことをお伝えした。


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第43回東京モーターショーで音速の貴公子アイルトン・セナの24年前のスーパーラップを再現する特別コンテンツ展示

Sound of Honda/Ayrton Senna 1989.


Hondaは、11月20日(水)から開催される「第43回東京モーターショー」のHondaブース内にて、1989年に鈴鹿サーキットで開催されたF1日本グランプリでアイルトン・セナが記録した世界最速ラップ(スーパーラップ)の1周分のエンジン音と走行軌跡を様々な視点から体験できる特別コンテンツを展示する。

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関口哲司

日本大学大学院理工学研究科後期博士課程修了。理学博士。日本物理学会会員。IT系記事を中心に著書多数。原稿の依頼歓迎。

編集長・ライター
小川夏樹

ソフトバンクにてPCComputing、PCJapanの編集を経験した後フリーランス・ライターを経て現在に至る。PCハードウェア、Windows使いこなし、イメージングデバイスを語らせたらいつまでも話が止まらないPCヲタ。また早期からユーザー配信サービス(ニコ生、Ust、Justin等)にも注目し特にニコニコ生放送では“囲い厨で弾幕職人”な日々を送っている側面も持つ。IBMにてThinkPadのリペア技術員の経験アリ

副編集長・ライター
今藤弘一

PCComputing、PCJapanの編集からZDNet(現:ITmedia)へ、ITmedia Games、PCUPdate(現:PC USER)の編集長からオンラインゲーム会社のIR担当や採用広告の制作、フリーライターを経て現在に至る。最近のトレンドは電子工作でハイレゾアンプを作ること。あと鉄分(乗り鉄)かなり多め。

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