ITライフハック

Flash

iPhoneでFlashコンテンツを表示!グリー、開発者向けにiOS向けの技術を提供



iPhoneやiPadは、インターネットを手軽に見られる端末だが、これまで、Flashで制作されたコンテンツはiOS端末上で再生できず、その移植にはHTML5で作り直す手間と時間がかかっていた。そうした状況に対して、グリーが新たな展開を明らかにした。同社は2011年7月11日、FlashコンテンツをiOS端末上で表示させる自社開発の技術を、開発パートナー向けに順次提供していくことを明らかにした。

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一番やさしい教材「ロクナナワークショップトレーニングビデオ」を発売



パソコンだけでなく、iPhoneやAndroidの普及によりインターネットユーザーが急増している。それに伴い、今もっとも旬な職種ともいえるのがWebデザイナーだろう。Webデザイナーは、学生だけでなく、20代後半の社会人の転職にも人気が高いそうだ。そんな、Webデザイナーを目指すなら、まず押さえておくべきツールが「Adobe Photoshop」だ。同ソフトを使うと、Webサイトを思うがままにデザインすることができる。

とはいえ、あまりにも多機能なソフトのため、初心者には学習の敷居が高く、取っつきにくいのも事実だ。そんなPhotoshopを学び始める人に向けた教材があるのをご存じだろうか。

一番やさしい教材と言われている「ロクナナワークショップトレーニングビデオ」だ。Photoshopの他にも、Webデザイナーには人気の高いアプリケーション Adobe Flashの教材も発売されていたので、ここで合わせて紹介しよう。

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2011年はWeb名刺が流行る!?【プロに学ぶ67WS通信】

「Android元年」「タブレット元年」「電子書籍元年」など、2010年は元年がいっぱいの一年でしたね。期待を胸に、今年はどんな技術が生まれてくるのでしょうか!?

記事の最後にお年玉プレゼントをご用意しています。是非最後までみてください。

さて、みなさんはいくつのSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)をご利用ですか?
ソーシャル・ネットワーキング・サービス アイコン

Twitter、Facebook、Flickr、Bloggerなどなど、挙げていくとキリがないほどに、毎年さまざまなサービスが立ち上がっていきます。どれも便利で楽しいものばかりですよね。

2010年は前年に続いてTwitterとFacebookの爆発的な成長や、スマートフォン市場の拡大によってAR(拡張現実)や位置情報系サービスも大きく進化した年となりました。よりリアルタイムで、より現実味のあるものに世界中の関心が集まっているようです。

そんな2010年でしたが、今年はどんなサービスが注目されるのか!?今日はここ1、2年で密かに進化しつつある「自己紹介サービス」の一部をご紹介しようと思います。

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Android旋風!魅力的なガラパゴス機能 VS 高い更新性【プロに学ぶ67WS通信】



こんにちは。ロクナナワークショップの佐々木です。
先日行われたドコモの新製品発表会を終えて、各キャリアの冬春製品が出揃いました。

前回と比べて大きく違う部分はやはりスマートフォン、特にAndroidのラインナップでしょうか。それまでAndroidスマートフォンは各キャリアに1~3種類しかありませんでしたが、今回の冬春モデルでauから4機種、ドコモから5機種、ソフトバンクから6機種が新しく発表され、各社のAndroidに対する本気の度合いが伺えます。

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アプリをFlashで手軽に開発!「AIR for Android」実習講座

Android OS 2.2搭載のデバイスが続々と登場している昨今、ActionScriptディベ ロッパーによるAndroid向けコンテンツ開発はいよいよこれからが本番だ。

ロクナナ ワークショップは、東京・新宿の会場で 「古堅真彦のAIR for Androidインタラクティブデザイン」を2010年10月24日より開催する。

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ネットに恩返しを!書籍、講座、アプリ開発に今もっともアクティブなクリエイター【注目クリエイター列伝】



クリエイター列伝 今回は、現在27歳ながらFlash デベロッパーでもあり、テクニカルライターとしてもアクティブに活躍中の池田泰延氏だ。

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映画はDVDからストリーミングへ!動画投稿サイトの動向を探る【プロに学ぶ67WS通信】

こんにちは。ロクナナワークショップの佐々木です。
みなさんはYouTubeで映画が配信されていることをご存知ですか?しかもそれは最初から最後まで、無料で観ることができるのです!
YouTubeサイト

夜中にふと思い立って映画をレンタルに出かけたりしますが、Webサイトで検索するだけで、見たい映画が無料で見れちゃうなんて素晴らしいですよね。今日は、最近の動画投稿サイトの動向を探ってみました。

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知らないと損する?体内時計とモバイルコンテンツの意外な関係【プロに学ぶ67WS通信】

こんにちは。ロクナナワークショップの佐々木です。
皆さんは、自転車でころんだことありますか?私は今でも時々ころびまずが(笑)、その瞬間は周りがスローモーションになるんです。これは実際の時間よりも頭の中の処理速度が上がっているため、相対的に周りが遅く見えているのだそうです。

一つのことに集中して作業していると、ファイル保存などのちょっとした待ち時間が長く感じられます。反対に、なにか他の作業をしながらだと、待ち時間はあまり気になりません。

1度経験したことは、2度目の経験では時間が長く感じられます。新しい刺激が少なくなるため、同じことを繰り返すと先が読める分退屈に感じます。

そう、体感時間は実際の時間の進み方よりも早くなったり、遅くなったりするのです。

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iPhoneやAndroid端末のWebアプリを作ろう!無料フレームワーク「Sencha Touch」【プロに学ぶ67WS通信】

こんにちは、ロクナナワークショップの佐々木です。

iPadや、iPhone・Androidなどの端末の進出により、様々な環境への対応が求められるアプリケーション開発。ロクナナの制作チームも、いろいろなプラットフォームに向けたアプリケーション開発には苦労しています……。

そんななか、最近気になっているのは、ユーザーインターフェイス部分をWebブラウザに実装してしまうというWebアプリケーション。開発の容易さや、iPhone以外のプラットフォームでの動作などは、ネイティブアプリケーションよりWebアプリケーションの方がメリットも大きいようです。

そこで今日は、Webアプリケーション開発に便利な無料フレームワーク「Sencha Touch」をご紹介したいと思います。

Sencha Touchよりダウンロードしたサンプル

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デザイナー必見!今もっとも旬なProgressionを知る絶好の機会

Flashを使ったインターラクティブなリッチコンテンツをつくりたいが、プログラミングは全くの苦手というデザイナーはいないだろうか。そういう人に最適な講座が始まる。

株式会社ロクナナは、同社が運営するセミナー「ロクナナワークショップ」において、2010年、Flashのフレームワークである「Progression」の入門講座を8月6日より開講すると発表した。

■池田泰延氏による「Progression」の入門講座
Progressionは「作りたいものは、楽しいところだけ作る。」というコンセプトを基に設計された、Flashのフレームワークだ。最新バーションであるProgression 4を使用することで、高い拡張性と柔軟性、そしてユーザビリティを併せ持つコンテンツを容易に開発することができる。
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iPhone対抗へdocomoの切り札か?指を離さず入力できる「Swype」【プロに学ぶ67WS通信】

こんにちは、ロクナナワークショップの佐々木です。
みなさんは「Swype」というものをご存知でしょうか。今回はソフトウェアキーボードの新しい姿をご紹介します。


■iPhoneではフリック入力
現在のタッチパネル端末で主に採用されている日本語入力方式で、「フリック入力」というものがあるのは、みなさんご存知だと思います。携帯電話からiPhoneに機種変更をした方々は、その入力速度にヤミツキになっている人も少なくないことでしょう。

iPhoneで一躍有名になったフリック入力は、AndroidやWindows Mobileユーザーの方にも普段から利用されていることと思います。

「今や時代はフリック入力!」と思っていたのですが、どうやら「Swype」というものが英語圏で非常に注目されており、今後日本語版もリリース予定であるとのこと。一体どのようなものなのでしょう。

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iPhoneでFlashがみれる?AdobeとAppleに技術者も悩み中【プロに学ぶ67WS通信】

こんにちは、ロクナナワークショップの佐々木です。今回はFlashとApple製品に縁のあるニュースです。

オーサリングツールとしてのFlashを手離せないクリエイターは、iPhone OSにもFlashをサポートさせてほしいと願うのは当然です。それに対して、AppleはFlashを頑なに拒んでいます。そんななか、こんなニュースが飛び込んできました。

[Smokescreen オフィシャルサイト]

「FlashをHTML5に自動変換するSmokescreen、iPadでも動作(engadget: http://japanese.engadget.com/2010/05/31/flash-html5-smokescreen-ipad/)」

記事によると、SmokescreenとはJavascriptで作られたライブラリとのこと。これを利用するとswfファイルから文字や画像を抜き出して、HTML5 + javascripに変換してくれるそうです。

全てのFlashが再現できるわけではないようですが、簡単な作りのFlashなら変換可能とのことです。なんともダイナミックというか、力業のライブラリですね…。

■変換することのメリット
このライブラリを利用するメリットですが、Flashに対応していない端末でもFlashコンテンツが見られるようになるということでしょう。
HTML5はこれから標準になっていくのに対して、Flashは別途Flash Playerがインストールされていなければ表示することができません。

こうした環境を好ましいと思わないAppleは、iPhoneやiPadにFlashは対応させないと公表しています。これからどうなっていくのか不安に思っていましたが、Smokescreenを使えばiPhoneでもちょっとしたFlashなら表示できるようになるみたいです。今後の対応にも期待したいところですね。

■デモが公開されている!
[FlashバナーをSmokescreenで変換してiPhoneで表示してみたデモページ]

HTML5に対応しているモダンブラウザで、Smokescreenの作者のサイト(http://smokescreen.us/)から特設ページにアクセスすると、実際に動作しているSmokescreenを見ることができます。swfと比べると読み込み時に多少のタイムラグがあるものの、動作自体は非常に滑らかで元のswfと見分けが付きません。思った以上の動きですね。

今話題のiPadで動作している動画も(http://www.vimeo.com/12014368)にて見ることができました。標準ではFlashが表示される場所は空白になっているのに対して、Smokescreenで変換済みのものは正常に動作しているようです。

■FlashとAppleの今後
このようなライブラリが出てきたからと言っても全てのFlashが再現できるとは限りません。iPad/iPhoneでのFlashについては、AdobeとApple次第となりそうです。

■ これから勉強するならどっちか?
最近、ロクナナワークショップには、「FlashとHTML5、これから勉強するならどっち?」というお問い合わせをよく頂きます。これは、なかなか難しい質問ですが、Androidは、Flash Player 10.1に対応しています。

iPadのようなタブレット端末が普及するにしても時間がかかるでしょうから、Flashの需要はまだまだありそうです。またHTML5については、今後いろいろなブラウザーで対応がすすむなど需要は広がりそうなので、押さえておきたい技術でもあります。
現状の回答としては、できるなら両方とも学習しておいた方がいいでしょう。

ロクナナワークショップでは、Flash・ActionScriptの講座を多数開講しています。また、現在HTML5の講座の開設を企画しているので、近々新講座として追加する予定です。

日進月歩で生き物のように変化するこの業界、視野を広く持ち、出来る限り多くの情報や技術を柔軟に取り入れていくことが重要になりそうですね。

Smokescreen
ロクナナワークショップ
Flash講座
ActionScript講座

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こんにちは、ロクナナワークショップの佐々木です。皆さんは2010年5月22日(土)と23日(日)に開催されたMake: Tokyo Meeting 05に行かれましたか?

■Make: Tokyo Meeting 05
株式会社オライリー・ジャパン主催のガジェット学園祭?!です。私は23日に行ってきたのですが、悪天候にもかかわらず会場は大勢のお客さんで盛り上がっていました。

今回も会場は大岡山駅の目の前、東京工業大学のキャンパス。銀色のかまぼこ屋根が目印の百年記念館を始め、体育館や教室など、大学全体が会場となっています。総勢200組を超える出展者が参加されたということで、メイン会場はあふれんばかりの人でごった返していました。

いつもお仕事でお会いする皆さんも、出店されていて、嬉々として来場者と交流されているのが印象的でした。ガジェット好きのポジティブで楽しい雰囲気を実感できる祭典です。
残念ながら、会場が広すぎて全部を見て回りきれなかったので、次回のMakeは初日の早朝から行こうと思います。

■Japanino? Arduino?
今回のMakeでも、多くの作品にArduinoが使われていました。Arduinoについては、皆さんすでにご存じでしょうか?

ひとことでいうと、PCからプログラムを送り込んで自力で動作できるタイプのフィジカルコンピューティング ツールキットです。

Arduino自体はオープンソースで開発されており、その道の人達には数年前から知られた存在なのですが、最近、日本のArduino互換端末の勢力図が一気に塗り替えられるような出来事がおきたのです。学研教育出版の「大人の科学 vol.27」にJapaninoというArduino互換機が付録に付いたマガジンが発売されたのです。(発行部数推定数万部!)
今回、学研さんもMakeにも出店されていたので、私も1冊買ってみました。
[「大人の科学 vol.27」]

JapaninoとArduinoにはハードウェアとして互換性があるため、多くのArduino用のプログラムをJapaninoでも動作させることが可能です。今後、フィジカルコンピューティングの敷居が一気に下がったので、新しい何かがそこかしこで生まれてきそうな予感がしますね。

ロクナナワークショップの「Arduino講座」も、多くの個人や企業の方からお問い合わせをいただいている人気講座になりました。講座では、ArduinoとPCを使って実践的なワークショップを行います。学研さんのJapaninoに興味を持たれた方にも、是非受講していただきたい内容です。

■rudesign製 iPhone Stand
会場でrudesignの北村さんにもお会いしました。北村さんは、大ブームとなった セカイカメラのデザインを手がけられた方です。ロクナナワークショップでもiPhone関連のワークショップの企画に、アドバイザーとしてご意見いただいたりしています。

前回お会いしたときには、まだプロトタイプだったiPhone Standがいよいよ製品版として売られていました。また、その横にはなんとiPad Standもあり、もちろん本物のiPadに装着された状態でしたよ。
[iPhone Stand、iPad Stand]

そして、なんとこのiPhone Stand製品版を、4本、このブログの読者の皆様へプレゼントしていただけることになりました!
[rudesign製 iPhone Stand]

応募方法は簡単です。まずロクナナワークショップのメールマガジンに登録後、ロクナナワークショップ宛に、お名前、e-mailアドレス、発送先ご住所を記載したメールを送ってください。

また、タイトルには「iPhone Stand希望」と書いてください。締め切りは5月31日までです。
ブログの感想や、ロクナナワークショップへのご意見なども書いていただけるとステキです。

なお、当選は直接メールにてご連絡させていただきます。
黒2本、クリア2本の合計4名様です。ふるってご応募ください。

Make: Tokyo Meeting 05
大人の科学マガジン
山辺真幸のFlashとFunnelで始めるArduino入門講座
rudesign
iPhone Stand
ロクナナワークショップ

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クリエイター必見!無料でFlash技術を学べるチャンス

Flash技術は、WEBクリエイターに欠かせない技術であり、インタラクティブなデザインでは数学的・物理的な動きを組み合わせることにより表現の幅を一気に広げることができる。とはいえ、数学や物理は苦手な人もいるだろう。そんな人に絶好の機会がおとずれた。

Flashの学校 ロクナナワークショップは、「Flashアニメに頼らない!プログラムで動かす経産省認定 天才プログラマー」でも紹介した、講師 古堅真彦氏の新刊著書「 Flash Math & Physics DesignActionScript 3.0による数学・物理学入門[実践編](ソフトバンク クリエイティブ)」の刊行を記念し、2010年5月17日に無料セミナー「Flash CS5 によるインタラクティブデザイン」を開催する。

本セミナーでは、同日発売の古堅氏の新刊書籍のサンプルをベースにして、数学や物理の考え方をデザインワークに取り込む方法を概念的な側面と、実際のソースコードを交えた側面の両面から解説する。

なお、会場では、刊行したばかりの書籍を購入することができる。

●開催概要
日程:2010年5月17日(月)
時間:18:00 - 20:00
定員:80名
料金:無料 ※ 事前お申し込みが必要です。
会場:東京・表参道「 THE GALLERY 」

ロクナナワークショップ
【無料イベント】Flash CS5 によるインタラクティブデザイン
古堅真彦のActionScript 3.0によるインタラクティブデザイン講座

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A.e.SuckのFlashアニメーション講座 絵コンテ編+作画編 [DVD]
株式会社ロクナナ (2006-04-07)
売り上げランキング: 74199

Flashアニメに頼らない!プログラムで動かすIPA認定 天才プログラマー【注目クリエイター列伝】



話題のクリエイターを紹介する「注目クリエイター列伝」。第8回は、コンピューターとデザインの関係について研究しているクリエイター 古堅真彦さんに登場していただいた。

古堅さんは、IPA(独立行政法人 情報処理推進機構)が2004年度下期に実施した「天才プログラマー/スーパークリエータ」に認定されている。

■数学や物理をFlashデザイナーに教えたい
古堅真彦さんは奈良出身の出身。現在、岐阜にある国際情報科学芸術アカデミー(IAMAS)の准教授、多摩美術大学非常勤講師、武蔵野美術大学非常勤講師を仕事としている。また、ロクナナワークショップにて「ActionScript 3.0によるインタラクティブデザイン講座」を開講している。

もともとは理科系で数学や物理を研究していたが、「何かパソコンで表現をしたい」と一念発起し、1990年くらいに美術系の学校のデザイン学部に就職した。最近では、クリエイターに物理や数学を使ったFlashの表現方法を教えている。

学校では、「アルゴリズミックなデザイン」や「プログラミングを使ったデザイン」をテーマに演習や講義、共同研究を行っている。研究成果は世の中に直結させることが必要であると考え、研究成果をアプリケーションソフトウェアに落とし込み、世の中に頒布している。

古堅さんは、IPA認定「天才プログラマー/スーパークリエイター」だが、これはソフトウェア関連分野における天才的な人材の発掘・育成を目的としている「未踏ソフトウェア創造事業」開発者の認定を行うものだ。

物理法則を使った「motionExpress」というプログラミング言語を作り、「天才プログラマー/スーパークリエイター」に認定された。「motionExpress」は、コンピュータ画面上のオブジェクトの動きを,主に物理法則(ニュートン力学)によって制御する専用のプログラミング言語となっている。

■かたちではなく、動きをデザインする
古堅さんは、「Flash Math & Physics Design:ActionScript 3.0による数学・物理学表現[入門編] 」という書籍を執筆している。これまでC言語やJavaで培ってきたインタラクションの中の物理法則のノウハウを、数学や物理を本格的に学んでいないデザイナー向けに、Flashで表現する方法について書かれたものだ。5月17日には、続編にあたる[実践編]の刊行も予定しており、刊行を記念した無料イベント「Flash CS5 によるインタラクティブデザイン」の開催も予定している。

古堅さんは、なぜ、アクションにこだわるのだろうか。

古堅さんによると、「一番手っ取り早く、『おお!』と思うので...。」と、苦笑しながら語ってくれた。物理法則を使うと、どうなるかがわからない人に対して、サンプルとして紹介するというものだ。使い方のひとつのヒントになればよいという。

物理学では、運動方程式により物体の動きを記述するが、難しい方程式にはあえて触れずに、どういう式で表現できるのかを具体的な例で示している。

「かたちを表現するのではなく、動き(アクション)をデザインします。」と、古堅さんは語る。具体的な動作を提示することで、動きのヒントを提示しているのだという。同じ動きでも、使い方によって、その動きはメニューの動きになったり、物体の動きになったりするわけだ。

「3次元でも式を知っているだけで、簡単に表現することができます。」と語る古堅さんは、視点を変えて3次元を表現するデモンストレーションを見せてくれた。

他人の作ったライブラリは、簡単に動きのあるFlashを作成できるが、基本的な動きは決まっているので、それ以上のことはできない。古堅さんは、数学と物理の基本的なことのみを教えて、Flashのデザイナーが基本的な動きから応用できるヒントを与えたいというのだ。
動きのあるFlashについて語る、IAMAS 准教授 古堅真彦さん

■アルゴリズムを組む楽しさ
最近の個人的な活動としては、NTT東日本が運営する文化施設「NTTインターコミュニケーション・センター(ICC)」からの依頼で、アルゴリズムを組む楽しさを表現するための作品として、Dainippon Type Organizationと共同で「Playgram(プレイグラム)」という作品を作った。

この作品は、下記のような要素が含まれており、プログラムの構造と自然言語のプログラム的な構造に気づくことのできる作品となっている。
1.ブロックの向きによる文字あそび
2.文字の並び順、組み合わせによる命令の文法
3.文字を図形に見立てて、図案をつくるタングラム

もう少しわかりやすく説明しよう。

「プレイグラム」では、手前のアルファベット・ブロックを並べ変えることで命令文を作り、画面上に命令文の実行結果として表示されたアルファベット・ブロックと同じ形から構成されるアニメーション映像をインタラクティブに動かすというものだ。直感的に言えば、遊びながらプログラミングを学ぶことができる。

たとえば、「P」「L」「A」「Y」という4つのブロックがある。「P」を裏返して「L」を180度回転させたものを並べると、「P」「L」が「6」「フ」に見えるので、6倍の大きさでフワフワ動く表現を画面に表示させるというものだ。

言葉では表現しづらいが、4つのブロックの向きに、それぞれ意味を持たせて、そのブロックの組み合わせで面白い動きができる。動きが面白いので、ブロックに熱中する子供もいるそうだ。

また、日本科学未来館が運営している「deep science(ディープ サイエンス)」においても、2~3年前に入り口となるサイトのFlashを作成したこともあるという。

■FlashはActionScript派
古堅さんの作品を見ると、Flashの達人としか言いようがない。ところが、Flashアニメーションについてはほとんど使ったことがなく、動きのあるFlashはActionScriptで記述しているという。

もともとはJavaを使っていたが、デザインワークに使えないことや、MacintoshとWindowsで異なることがあり、FlashのActionScriptに興味を持ったそうだ。

それでもバージョン3.0より以前のActionScriptは、表現できることが少なく、ActionScript 3.0になってやっと仕事で使えるようになったという。
FlashのActionScriptについて語る、IAMAS 准教授 古堅真彦さん

古堅さんによると、「デザインができる人は、プログラミングができない」「プログラミングができる人は、デザインができない」という人がほとんどなので、両方ができる人をもっと育てていきたいとのことだ。座右の銘はとくにないが、「人を飽きさせたくない」という古堅さんは、難しい内容も面白く話せる天才肌のクリエイターだった。

■関連リンク
「プレイグラム」
「deep science」
「FuRuKaTics」
ロクナナワークショップ
【無料イベント】Flash CS5 によるインタラクティブデザイン
古堅真彦のActionScript 3.0によるインタラクティブデザイン講座

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日本大学大学院理工学研究科後期博士課程修了。理学博士。日本物理学会会員。IT系記事を中心に著書多数。原稿の依頼歓迎。

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ソフトバンクにてPCComputing、PCJapanの編集を経験した後フリーランス・ライターを経て現在に至る。PCハードウェア、Windows使いこなし、イメージングデバイスを語らせたらいつまでも話が止まらないPCヲタ。年甲斐もなくゆるキャン△でアウトドアに目覚めボーイスカウト以来のアウトドア再デビュー。IBMにてThinkPadのリペア技術員の経験アリ

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PCComputing、PCJapanの編集からZDNet(現:ITmedia)へ、ITmedia Games、PCUPdate(現:PC USER)の編集長からオンラインゲーム会社のIR担当や採用広告の制作、フリーライターを経て現在に至る。最近のトレンドはソロキャンプ。ブッシュクラフトとまではいかないが月1~2はどっかにキャンプに行っている。あと鉄分(乗り鉄)かなり多め。

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