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Synology、同社のプライベートイベント「Synology 2018」を開催

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Synologyは、2017年10月24日~10月25日にかけて、プライベートイベント「Synology 2018」を開催する。

このイベントは世界17か国で開催され、日本での開催は3年目となる。10月24日にはプレス向けのイベントが行われるほか、10月25日には企業向けイベントと個人ユーザー向けイベントが開催される。ユーザーイベントは、NASやHDD、ルータなどが当たるプレゼント付きとなっている。なおユーザーイベントは定員を超えた場合は抽選となる。

■イベント概要
●ユーザーイベント
日時:10月25日、会場:ベルサール六本木 Room C+D
第一部:企業向けユーザーイベント
13:30:受付開始
14:00:挨拶(Synology Mike Chen)
14:10:セッション1(Synology 田野)
14:55:導入事例(NTTデータ様)
15:45:セッション2(ASK 児島)
16:30:抽選会

第二部:個人向けユーザーイベント
18:30:受付開始
19:00:セッション(フィールドレイク 小川)
19:20:清水理史氏による講演「NASのやっておくと便利なちょい足しレシピ」
20:05:抽選会、クイズ


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Synology 2018の概要
Synology 2018 スケジュールとユーザー申込ページ

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Synology、NASの新製品「DiskStation DS418j」を発表

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2017年8月17日、Synologyは「DiskStation DS418j」を発表した。価格は3万5,000円前後(税別)。

本製品は、自宅での使用や個人のユーザーが、効果的にデータの管理、保護、シェアができる手頃な4ベイNASサーバー。

CPUがMarvell Armada 388 88F6828(32bit-デュアルコア1.3GHz)からRealtek RTD1293(64bit-デュアルコア1.4GHz)に変更。メモリは512MB(DDR3)から1GB(DDR4)に容量アップ。USB3.0ポートも1つから2つに変更されている。

またDS418j は、Windows作動環境でのRAID 5の 設定の下で、毎秒112MBをこえる読み出し速度と、毎秒87MBを超える書き込み速度の高いパフォーマンスを誇る。40TBを超える単一ボリュームの物理容量をサポートし。DS418jはフレキシブルにストレージ管理ができ、優れた操作環境も兼ね備えたNASになっている。

DS418j の本体前面には、UXと省エネ機能を重視したLEDランプが搭載されており、明りは4段階で正確に調整、管理することができる。また、フル稼働時でも21.22ワットしか電力を消費せず、HDD休止状態ではわずか8.97ワットしか電力を消費しない仕組みだ。

DS418j は、直感的に操作ができるDiskStation Manager (DSM)をオペレーションシステムに採用。自宅用や個人での使用に必要なアプリケーションのバックアップ、マルチメディア対応等の機能が備わっている

DiskStation DS418j

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「僕の考えたさいきょうのWi-Fiルーター」SynologyのWi-Fiルーター「RT2600ac」を試す
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「僕の考えたさいきょうのWi-Fiルーター」SynologyのWi-Fiルーター「RT2600ac」を試す

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人気NASメーカーとして知られるSynologyから、同社初となるWi-Fiルーター「RT2600ac」が発売された。価格は2万9800円と若干高価だが、同社独自のGUIによる設定のほか、多彩なVPN機能が用意されているなど、SOHO/SMB向けのルーターとしてはうれしい機能が充実しているのが特徴だ。


■NASメーカーが作り上げた使いやすいSOHO向けのWi-Fiルーター
一点注意していただきたいのは本製品は、数千円で売られている一般家庭向けのWi-Fiルーターとは一線を画す製品であるということだ。最近、NAS製品の低価格化が進んできており、なおかつSynology製品が売れ筋となっている。安くて使いやすいからというのがその理由であるが、本製品は、インターネットのWebサイト閲覧のために一般家庭に設置して利用したとしても、その恩恵を受けることはあまりできない。

あくまでもSOHO/SMB環境に設置して威力を発揮する製品なのである。現在、SOHO/SMB向けのWi-Fiルーターは、ヤマハのネットボランチシリーズなどがある。高機能で高性能、ただし、安くても4万円近くする。RT2600acは、ネットボランチシリーズなどの高機能製品と比較するようなWi-Fiルーターなのだ。本稿はそうした視点で読み進めていただければと思う。

RT2600acを簡潔に表現するとしたら「僕(NASメーカー)の考えたさいきょうのWi-Fiルーター」と言っていいだろう。SOHO/SMB環境でSynology製のNASを利用しているユーザーに対し、「うちのNAS使ってくれてるなら、せめてこうした機能を持っているルーターを最低限使ってほしい」という機能が詰め込まれている。

そのためSynologyのNAS製品との親和性が非常に高くなっているのが特徴だ。ということでRT2600acのスペックを始め、NASメーカーが考えたWi-Fiルーターを見て行こう。

本体だが、CPUにはQualcomm製の1.7GHzデュアルコアを採用。MU-MIMOをサポートしており、IEEE802.11ac wave2に対応、最大で2.53Gbpsの無線速度を利用することができるほか、最大で100台の同時接続に対応する。WAN側は「デュアルWAN」が用意され、複数のインターネット接続環境を持つ場合は2回線を同時に利用して最大2Gbpsのスループットで利用することができる。

VPNだが、「VPN Plus」というメニューがあり、ここでは一般的なPPTP、L2TP over IPsec、OpneVPN、SSTP、WebVPNといった機能に対応しているほか、独自のSynology SSL VPNが利用できるのも特徴となっている。

こうしたスペックだけで、もはや一般家庭に置くべきではないことが理解できるだろう。

■必要十分な外部コネクターが用意されている本体
ではまず本体の構成から見ていこう。Wi-Fi用のアンテナとしては4本を用意。それぞれ角度を変えられるようになっており、無線の強度を調整することが可能だ。正面に配置されているインジケーターでは、本体の状態のほか、2.4GHz、5GHzといった無線の利用状況、WAN1、WAN2、4つある有線LANの利用状況についても分かるようになっている。

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正面左にはUSB3.0ポートがあり、ここにHDDやSSDなど、別のドライブを繋げて利用することが可能だ。その隣には「EJECT」ボタンがあり、接続を解除するときには、このボタンを押して対応する。

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本体右側面にあるのはWi-FiボタンとWPSボタン。Wi-FiボタンではWi-Fi機能のオンオフができる。WPSボタンを押すことで、利用したい無線LAN機器を繋げることができるのは、一般的な無線LANルーターと同じだ。

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背面を見ていこう。左から電源ボタン、ACアダプタコネクタ、リセットボタン、USB2.0ポート、WANポート、LANポート×4が並んでいる。なおLANポート1は、先ほど紹介したデュアルWAN機能を利用するときにWAN2ポートとして利用する。リセットボタンだが、4秒間長押しするとソフトウェアリセットがかかり、adminパスワードのリセットが可能。10秒間押し続けるとハードリセットとなり、工場出荷時の状態に戻すことができる。

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■機能が豊富だが手軽な設定で利用が可能
本体自体の設定については「Synology Router Manager」(以下、SRM)を利用することになる。これはブラウザに「http://router.synology.com」と入力すると自動的に判別し、SRMが表示されるようになっている。ルーターを起動すると管理者アカウントの設定画面が表示され、まずは「admin」ユーザーのパスワードを入力。そのあとにRT2600acのSSIDを設定し、操作モードを「ワイヤレス ルーター」か「ワイヤレス AP」(アクセスポイントモード)、「ワイヤレス リピーター」のいずれかに設定するだけで初期設定が終了するなど、初心者でも分かりやすい仕組みとなっている。また、同社製NASを使っている人であれば、特に迷うことなく使いこなせるだろう。

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設定が終了するとWindowsのデスクトップのようにアイコンが表示された状態となる。これがSRMの画面だ。左側に配置されている「ネットワーク センター」「コントロールパネル」「パッケージセンター」のアイコンをクリックすれば、それぞれの設定画面が起動する。これらは同社のNASにある「DiskStation Manager」(DSM)と似たような操作方法となっているので、Synology製のNASを利用している人ならば感覚的に分かりやすいだろう。

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「ネットワークセンター」ではインターネット接続環境の状態や、Wi-Fiや有線接続の状態を知ることができるほか、Wi-Fi接続、デュアルWAN、ポート転送といった基本的な機能を設定できるだけでなく、パレンタルコントロール(子供が使っている場合のネットワーク設定)、接続されている機器のトラフィックコントロールまで行うことができる。起動時に設定した操作モードを変更する場合もここを利用する。

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なお筆者の場合はSo-netの「NURO光」を利用しているので、すでにWi-Fiルーターが設置されており、インターネットに直接つなぐのではなく、すでにあるWi-FiルーターにのLANポートにRT2600acを接続して使うことになる。この場合はRT2600acに設定されるゲートウェイがWi-Fiルーターの「192.168.1.1」となり、そこからRT2600acにローカルIPアドレスが割り当てられることになる。

この状態で「ワイヤレス ルーター」として設定した場合はデフォルトでは「10.0.4.xxx」がRT2600acのローカルIPアドレス空間となるようで、当然ながらNURO光に接続されている機器を利用することはできない。これを回避するには「ワイヤレス AP」モードにする必要があるのだが、これを設定してしまうとポート転送やトラフィックコントロールやパレンタルコントロールなどの機能はもちろん使えなくなる。

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「コントロールパネル」では、ユーザーアカウントやUSB経由で接続するストレージについて設定できるほか、SRM自体のアップデートなどもここで行うことになる。なおUSBストレージを接続している場合は、ここの「ファイルサービス」にある「Windowsファイルサーバー」を有効にすることで、ネットワーク越しのストレージとして利用できるようになる。

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「パッケージセンター」は、RT2600acに様々な機能を追加するために使う。冒頭に述べたVPN機能については「VPN Plus Server」をここからインストールすることで利用可能となる。なおPPTPやOpenVPN、L2TP、IPsecが利用するポートについては、デフォルトでは閉じられている。VPN Plus Serverをインストールするとこのポートを空けるように指示されるので、そのまま設定すればOKだ。インストール後はSRMの左上にあるメニューアイコンをクリックしてメインメニューを表示させると、その中にVPN Plus Serverのアイコンがあるので、こちらから起動して設定を行えばよい。

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■SOHO/SMB向けルーターとしては満足のいく速度
ではここからは、実際に接続した状態での速度を見ていくことにしよう。SynologyのNAS「DS216Se」に「WD RED 3TB」を2台、RAID0状態で接続してあるものにネットワークドライブを割り当て、有線接続の状態でCrystalDiskMarkのベンチマークテストを実行し、3回測定した平均値を取ったのが下のグラフだ。いずれの値も良好で、パフォーマンス的には申し分のない結果となっている。

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次に有線LANと無線LANの速度を見ていきたい。先ほども述べたように、筆者の環境はSo-netのNURO光であるので、公称値で2Gbpsをうたっている回線だ。こちらの場合はBNRスピードテストとRBB SPEEDTESTで10回測定し、その平均値を計算している。ほかのルーターを利用した環境でも、朝の時間帯など利用者が少ない状態では1Gbpsの速度が出るほどだが、夕方の測定値でも下のグラフのような値をたたき出しており、十分な速度が出ていることが確認できた。

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これまで見てきたようにRT2600acは、簡単な操作でハイクオリティな機能が利用できるだけでなく、速度的にも十分なネットワーク環境を得られるのがうれしい。SOHO向けとして、ヤマハのネットボランチシリーズなどを検討している場合には、はるかに安く購入でき、機能的にも同等なので導入を検討する価値があると言える。中小企業などでセキュリティのしっかりしたWi-Fiルーターを利用したいと思った場合やSynology製NASを導入しているのであれば、選択肢に入れておくことをおススメしたい。

RT2600ac

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Synology、Wi-Fiルータ「RT2600ac」および「VPN Plus」を発表

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Synologyは2007年7月6日、、Wi-Fiルータ「RT2600ac」を発売すると発表した。2017年7月下旬に発売予定。価格はオープンプライスで、店頭予想価格はは2万9000円~3万円(税込)。

RT2600acはオフィスと家庭のどちらででも導入できるように設計された、セキュリティー重視の高速なWi-Fiルータ。RT2600acは統一された直観的なUIを採用し、ニーズに合わせ様々な機能を追加できるパッケージに対応。途切れることのない安定した有線接続と、無線接続を同時に複数のユーザへ提供可能だ。また、VPN Plusを使用することで、Synologyのルータで極めて容易にオンプレミスのVPNソリューションを構築できる。

最高のユーザー体験とネットワークパフォーマンスを提供するため、RT2600acは1.7GHzデュアルコアプロセッサを搭載し、MU-MIMOをサポートする802.11ac wave2に対応している。MU-MIMOに対応することで同時に複数のデバイスが高速で接続できる。RT2600acはスマートコネクトを有効にすることで、各デバイスは自動的を最適な帯域に接続する(2.5GHz帯と5GHz帯)。デュアルWANを使用することで、2つのインターネット接続回線を連携し、最大で2.0Gbpsの帯域幅を実現する。また、帯域のバランシンぐやフェイルオーバーの設定も可能だ。

RT2600acに搭載されているSRMオペレーティングシステムには、ユーザにわかりやすく設計されながら、プロフェッショナルレベルの様々な用途に対応できるネットワーキングツールも用意されている。アプリケーションレイヤQoS(サービス品質)により、デバイスだけでなくアプリケーション毎による帯域使用量が監視・管理可能だ。高度なトラフィック制御とアプリケーション検出機能を有効化している状態でも、ハードウェアアクセラレーションエンジンのおかげで接続されているすべてのデバイスに対し、高い性能とスループットを維持することを実現した。また、RT2600acはDLNAに対応している。

Synology RT2600acにVPN Plusが導入されたことで、SOHOビジネスや小規模ビジネスで簡単に仮想オフィス環境を整えることが可能。WebVPNを使用すると、イントラネットのようなWEBベースの社内サービスにそのまま簡単にアクセスできるようになるため、外出先などリモート環境でも、ブラウザを開くのと同様の簡単な操作で作業ができる。ファイルサーバーに接続したりリモートメンテナンスを行ったりする必要のあるユーザーに対し、Synology SSL VPNは、SSL暗号化によって保護された優れたパフォーマンスを提供するほか、簡単にセットアップが可能となっている。

さらに、VPN Plusには、管理者がネットワークを可視化、最適化するための包括的な権限設定およびトラフィック管理ツールが用意されている。また、SSTP、OpenVPN、PPTP、L2TP over IPSecなど、その他のプロトコルのサポートにより、VPN Plusがあらゆる環境に円滑に統合されることが保証されている。

VPN Plusでは、WebVPN、Synology SSL VPN、およびSSTPへアクセスできる、1つの無料同時アカウントを提供しています。より多くの同時アクセスを可能にするために、ライセンスを別途追加で購入できるようになっている。

RT2600ac
VPN Plus

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スマホもパソコンも重要ファイルは根こそぎバックアップ!バックアップ入門~アナタの大事なデータを守れ!~

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新入学、就職などで、スマホやパソコンを新しくした人も多いのではないだろうか。スマホやパソコンは、使い続けていくうちにどんどんデータがたまっていく。撮影した静止画や動画、ダウンロードした音楽や映画のクリップ、電子書籍、様々なビジネス文書など、使い続けていくと様々なデータでスマホやパソコンの空き容量がなくなってしまう。


■ストレージの空き容量が心細くなったらどうする?
スマホであれば、内蔵ストレージ、パソコンなら内蔵ドライブ(HDD/SSD)の空き容量が足りなくなりそうになったとしたら、アナタはどうするだろうか? 

すぐに思いつくのが「不要なファイル類を1つ1つ見つけ出して削除する」「インターネット経由でクラウドストレージにコピーする」「外付けの外部ストレージ(microSDや外付けHDDなど)にデータを移動させる」といったことだろう。

それよりも賢く快適な方法が「大容量ハードディスクを組み込んだNASを利用する」方法なのだ。その理由をこれから解説していく。

■NASとは? どんなメリットがある?
急にNASがおススメと言われても、どうしてなのか理解できない人も多いだろう。「そもそもNASって何?」「何かのサービス?」なんて思う人がいるかもしれない。

NASとは正式にはNetwork Attached Storageと呼ぶ。これらの単語の頭を取るとNASとなる。この正式名称を直訳すると「ネットワークにアタッチされたストレージ」という意味になる。わかりやすく言い換えると「LAN上に接続されたストレージ」だ。

USBの外付けハードディスク(以、HDD)という周辺機器があるが、あれのネットワーク版と思うとイメージしやすいだろう。このNASの何が便利なのか? 外付けHDDとの違いは? 

NASは、ネットワークにNASだけで接続できるという点がポイントだ。外付けHDDはパソコンにつないでいるときしか使えない。加えて外付けHDDをネットワーク上で共有しようとした場合、HDDを接続しているパソコンで共有設定を行い、そのパソコンにアクセスして外付けHDDのデータを読み書きする。

パソコンを経由した状態でないと外付けHDDにはアクセスできないのだ。そして外付けHDDをつないでいるパソコンの電源が切れている場合も、アクセスできなくなってしまう。パソコンの電源オン・オフでデータの読み書きができなくなってしまうのだ。そうかといってパソコンを四六時中起動しっ放しというのも電気の無駄使いだ。

ところがこれがNASであれば、こういった問題は発生しない。NAS単体でネットワークに接続できるためだ。また、同一LAN上からであれば、NASに容易にアクセスできる。さらに設定すれば、インターネット経由で自宅のNASに外からアクセスできるのだ。

電気代が気になる人もいるだろうが、NASはパソコンよりもはるかに省電力なので連続稼働していても、それほど電気代を気にする必要がないのもうれしい。

このようにNASであれば、パソコンと外付けHDDの組み合わせ以上に楽にデータ共有が行えるのだ。しかも、パソコンだけでなく、スマホやタブレットといったデバイスからもアクセスできる。こんな便利なNASを使わない手はないと言っていいだろう。

■大事なデータを失ってからでは遅い
インターネット上にストレージスペースを置いて自分のデータを保存しておけるサービスを総称してクラウドストレージと呼ぶ。パソコンやスマホのデータ、撮影済みの写真や動画、いつもよく聞いているお気に入りの楽曲などを、保存しておけるので便利に使っている人も多いだろう。

Windowsタブレットなどを購入するとマイクロソフトのオンラインストレージ「OneDrive」が一定期間無料で利用できるチケット等が付いていたり、新しいスマホをDropboxに接続すると、キャンペーンで空き容量がプレゼントされたり、ほかにもGoogleドライブ、Evernote、ASUS Storageといったように、クラウドストレージサービスの数は非常に多い。iPhoneユーザーなら専用のストレージiCloudが利用できる。

ところで、こういったクラウドサービスは、サービス開始当初は、無料でもかなりの容量を利用することができた。そのため複数のオンラインストレージサービスを無料アカウントで使っていた人も多いだろう。

ネット上のサービスであるからには、いつまでも無料でサービス提供されるとは限らない。たとえばDropbox、EvernoteやGoogleDriveなどが良い例で登場初期は、無料アカウントのユーザーが使える機能はフル機能に近かったのが、どんどん機能が制限されて行き、ある日突然、「有償アカウントにアップグレードすると、便利機能が使えるようになる」といった路線変更が発表されることになる。

満足して使っていた無償のクラウドストレージから、ある日突然、「何月何日から、無償ユーザーが使える容量が変更されます。無償ユーザー分より上のデータは、いついつまでにバックアップを取るか有償アカウントにアップグレードしてください」という連絡が届くのだ。

こうなってしまうと、アナタの大事なデータは、誘拐された人質と同じだ。できる選択は「有償で空き容量を増やすことでデータを守る」か「言われた通りデータをコピーして、無償分のスペースだけで利用を続ける」「サービスの利用をやめる」の3つしかない。

■NASを使えば、運営上の問題が起きることがない
ところがNASであれば、運営上の問題や有償アカウントへのアップグレードといったことは一切気にしなくてよくなる。しかも、2T~3TバイトのHDDをNASに積めば、当分は容量不足で困ることはないだろう。しかも、自宅のLAN経由であれば、LTE通信でパケットをガンガン消費することもないのでスマホの料金にも優しい。

いざとなれば、インターネット経由でNASにアクセスできるので、仕事相手に渡すつもりだったデータを忘れてしまったなんて時にも、NASに同じものが保存されていれば、慌てずにスマホを使いNASから読み出して相手に送ると言ったことも可能だ。持っているとスマホやタブレット、パソコンがより便利になるNASを使わない手はないと言っていい。

■初めてのNASはどんな製品が向いている?
NASはパソコンのように、いくつものメーカーからリリースされている。正直、どの製品がベストのNASであるのかといったことに正解はないだろう。ただ、使い方次第では、特定の製品が向いているというケースもある。

最初に導入すべきNASに関してだが、手っ取り早く市場で一番人気のNASを選ぶといい。一番売れているってことは、それだけ魅力があるということ。そうした点からチェックしてみると、価格コムやAmazonのランキングで人気の高いSynologyのNAS DiskStation「DS216j」がある。

ちょっと前の製品になるが、その分価格が手ごろになってきており、さらにセットアップが簡単ということでも人気が高い。ということで以降は、このDS216jを使ってNASの便利さをお伝えしよう。

初心者でも簡単にセットアップできるSynology「DS216j」


■NASは機能追加が簡単にできる
NASは、機能を後から追加できるのが特徴だ。NAS自体が小さなLinuxパソコンと考えてもらってもいいだろう。もちろんディスプレイやマウス、キーボードが接続できるわけではないので、厳密にはパソコンとは呼べないのだが、パソコンでは、アプリケーションをインストールすると、そのアプリケーションを使って色々なことができるようになる。

DS216jも、LinuxベースのOS(DSM: DiskStation Manager)が搭載されており、NAS内部で動作する様々なアプリが提供されている。こうした機能強化は、NASのパッケージセンターで自由に追加・削除できる。

DS216jに用意されるパッケージセンター。ここからアプリの追加と削除が可能だ。


DS216j内のOSである「DSM」にアクセスするには、Webブラウザからアクセスする必要がある。

このDSMがかなり優秀なのだ。WindowsとLinuxの操作性を上手に取り入れてミックスしたようなUIになっており、いずれかのOSを使ったことがある人であれば、あまり迷わずにすぐに操作や設定に慣れることができるだろう。

DSMのデスクトップ画面。WindowsとLinuxが混ざっている。


■NASは自分で容量を決められる!
DS216jは搭載するHDDを自由に選ぶことができる。つまり、自分で容量を決めて購入してきたHDDを装着することができるのだ。現在販売されているNAS向けのHDDであるWD REDは、1TBモデルで8千円台、2TBモデルでは1万円台、3TBモデルで1万2千円弱、もっと大容量の8TBモデルになると3万円台後半となる。自分の懐具合で特大容量のNASに仕上げることができるのだ。HDDの取り付けもプラスドライバーが一本あればOKと、驚くほど簡単だ。

HDDの装着はプラスドライバー一本で行える。


■何をバックアップするのか?
では、導入したDS216jにどんな仕事をさせることができるかについて見て行こう。たとえばパソコンだったら、どうやってバックアップを取ればいいのだろう。DS216jとパソコンとを連携させてデータの同期を行うWindows用アプリ「Synology Cloud Station Drive」、データのバックアップを行うWindowsアプリ「Synology Cloud Station Backup」の2種類が提供されている。

Synology Cloud Station Driveを使えば、DS216jの特定のフォルダとパソコンの特定のフォルダを同期させることができる。フィルターを作成することで全ファイルを最新の情報に更新したり、更新されたファイルだけを同期させたりといったことも可能だ。

フォルダ同期でデータの整合性を維持できる「Synology Cloud Station Drive」


仕事で使っているデータ。これはNASに保存しておきたいデータのひとつだろう。消失してしまうと大損害を被るほど重要だったりする顧客データや売り上げのデータ。自宅から発送する年賀状の住所録データ、家族の写真といった実際に重要なデータは、PC上で更新されたデータと同じデータをPCからDS216jにバックアップできればいい。そうした用途で使えるのが「Synology Cloud Station Backup」だ。

PCのデータをNASにバックアップできる「Synology Cloud Station Backup」



■スマホの撮影データをバックアップ
スマホのカメラ機能が高画質化したおかげで、記念撮影といった思い出に関係する写真もスマホで撮影するようになった。また、SNSへの投稿用に写真を何枚も撮って、その中からベストな1枚を選び出してSNSに載せるといったことを行っている人も多い。

高画質化したためカメラの撮影データ1枚でも結構なサイズになってきており、気にせずにパシャパシャと撮影していたら、数Gバイトにもなってスマホのストレージを圧迫してしまった経験がある人もいるだろう。スマホの写真データを保存しておくのに向いているのがDS photoというアプリだ。このアプリを使うとスマホの写真をNASに自動的にバックアップしてくれるように設定できる。

自動バックアップの設定をしておけば、古い写真から、削除することでスマホのストレージの容量不足を補うことができるだろう。なお、DS photoは、写真のバックアップが目的だけではなく、画像の整理が可能な画像アルバムアプリだ。NAS上に画像を保存しておけば、DS photoで外部からアクセスして、DS216j内のアルバムを見ることができる。

DS photoを使うとスマホの画像をバックアップできる。


■NAS自体をバックアップしたい場合は?
そもそもデータのバックアップ先として最適なはずのNASも、トラブルが発生してしまうとデータ消失の憂き目にあう。データが消えてしまうだけでなく、内蔵HDDにトラブルが発生してしまうと、そのNASは使えなくなってしまう。HDDを新品と乗せ換えれば、ハードウェア的なトラブルが解決したとして、消えてしまったデータは戻ってこない。

DS216jには、そんなことが起きても大丈夫なようにRAID機能が搭載されている。同じ容量のHDDを2台用意することで、データを保護しながらファイルを保存することができるようになる。しかし、やはり別個にバックアップをしたいという人もいるだろう。

そうした人向けに用意されているのが「USB Copy」という機能だ。

USBの外付けHDDを接続しNASデータをバックアップできる。


USBの外付けのHDDにデータをアックアップ・書き戻しできる「USB Copy」


USB Copyは、外付けHDDだけでなくUSBメモリーも使えるので、スマホではなくデジタル一眼レフで撮影した写真やデジタルビデオカメラで撮影した動画などをUSBメモリーにコピーしてDS216jのUSBポートに挿して、写真や動画をNASにインポートするといったこともできる。

なお、DS216jとは別の製品「DS216+II」には、このUSB Copyをワンタッチで実行できる「C」ボタンが搭載されており、USBポートにストレージを装着したら、ワンプッシュでデータのインポートが完了する。

DS216+IIには、前面にUSBポートとUSB Copy専用のボタンが搭載されている。


■データの検索は、賢くなった「Universal Search」で
NASのストレージ容量は、Tバイトクラスだ。1ファイルの大きさが巨大なファイルもあれば、非常にサイズの小さなファイルが大量にあるといった感じで複数のファイルが混在している状態だ。こうなると、目的のファイルを探し出すのに優れた検索機能が必要になる。ファイル検索の手助けをしてくれるのが「Universal Search」だ。

実際問題として、数千枚、数万枚の写真の中から、適切な画像を探し出すとなると、結構な手間がかかってしまう。Universal Searchを使うとファイルをかなり絞り込めるので、目的のファイルをすばやく検索することができる。

かなり賢くファイルを検索してくれる「Universal Search」。


繰り返すが大事なデータが消失してしまってからでは遅い。そういったトラブルに遭遇しても、NASにバックアップを取ってあれば、慌てることはない。現在、スマホやパソコンの重要データのバックアップといった対策を何も考えていないのであれば、この機会にNASを導入してみることをおススメしたい。

DS216j
DS216+II
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日本大学大学院理工学研究科後期博士課程修了。理学博士。日本物理学会会員。IT系記事を中心に著書多数。原稿の依頼歓迎。

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ソフトバンクにてPCComputing、PCJapanの編集を経験した後フリーランス・ライターを経て現在に至る。PCハードウェア、Windows使いこなし、イメージングデバイスを語らせたらいつまでも話が止まらないPCヲタ。また早期からユーザー配信サービス(ニコ生、Ust、Justin等)にも注目し特にニコニコ生放送では“囲い厨で弾幕職人”な日々を送っている側面も持つ。IBMにてThinkPadのリペア技術員の経験アリ

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