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君も宇宙人になれる!3D変身のiPhoneアプリで海外進出に挑戦



顔写真を3Dで動かす独自技術「3Dモーション技術」を利用したiPhoneアプリで、ユーザーの注目を集めてきたモーションポートレートは、本格的な海外進出をねらったiPhoneアプリ「ZombieBooth: Alive in 3D photo(ゾンビブース)」と「PhotoAvatar(フォトアバター)」をリリースした。

これまで国内向けの「PhotoSpeak」や「HourFace」では、ユニークな3D技術でヒットを続けてきた同社だが、海外向けアプリでもヒット作品となるのだどうか。

今回は、後編ということで、「PhotoAvatar」の開発チームにお話しをうかがった。

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君はiPhone史上最恐のアプリを知っているか!3Dの変身アプリで海外へ進出



iPhoneアプリを公開する「App Store」は、世界中のユーザーに向けてアプリを提供するところが一番大きな魅力となっている。iPhoneユーザーに向け、モーションポートレートは、顔写真を3Dで動かす独自技術「3Dモーション技術」を利用したアプリを次々に開発し、常に注目を集めてきた。

これまで国内でPhotoSpeakやHourFaceなどのヒット作品を世に送り出してきたモーションポートレートだが、本格的な海外進出をねらったiPhoneアプリ「ZombieBooth: Alive in 3D photo(ゾンビブース)」と「PhotoAvatar(フォトアバター)」をリリースした。
今回は、「ZombieBooth: Alive in 3D photo」のお話しを開発チームのスタッフにうかがってみた。

■なぜか笑える!怖いゾンビ
「ZombieBooth」は、iPhoneで撮影した顔写真をベースにリアルな3Dゾンビに変身できるiPhoneアプリだ。あまりのリアルさに最初は怖くて驚くが、動きがあまりに面白いので、つい笑ってしまうユーザーも多い。どのような経緯で開発が進められたのだろうか。

動画:iPhone史上最恐アプリ「ZombieBooth: Alive in 3D photo」
iPhone史上最恐アプリ「ZombieBooth: Alive in 3D photo」(動画)

●世界の人を驚かせたい - 深澤さん
開発担当の深澤さんは、「もともとホラーや怖いものが好きで、人を怖がらせることが好きなので、モーションポートレート技術を使えば、面白いものができると思って、ゾンビにたどり着きました。」と、「ZombieBooth」の開発に至ったキッカケを照れながら語ってくれた。
ゾンビはアメリカでひとつのジャンルを作っており、毎年のようにゾンビの作品が発表されていることから、「ゾンビのiPhoneアプリを作ったら、受けるのではないか」と考えたそうだ。

ゾンビをデザインするにあたって、ジョージ・A・ロメロ監督の映画作品「Night of the Living Dead」のキャラクターをベースに、オマージュも込めてゾンビのキャラクターをイメージした。デザイン面は苦労しないでつくれたことから、そのぶん3D表現では「えぐれた」感じを出すことに注力したそうだ。社内でも怖がるというより爆笑だったそうだ。

「最初は怖いですけど、やみつきになります。だんだん可愛くなってきます。」と深澤さんは、子供の頃から特殊メイクが好きで、インクで血を作ってリアルな傷を作ってみたり、死人のような仮面を作ったりして、人を驚かせていたそうだ。その頃とあまり変わっていないという深澤さんは、小さい頃はまわりの人しか驚かせられなかったが、「ZombieBooth」では世界の人を驚かせることができるので大いに満足しているようだ。
デザインを担当した、深澤 研さん

●ゾンビの声は風呂場で録った - 中橋さん
「せっかくゾンビなので、ゾンビらしい動きにしようと試行錯誤しました。」と、プログラミング担当の中橋さんは開発時の苦労話を苦笑しながら語ってくれた。怖さを引き立てるつもりが、逆に面白いキャラクターになってしまったそうだ。

画面を指でタッチしたときにゾンビの顔を動かすようにしたが、それが指を食べているように見えることから、指を食べさせる動作を取り入れたという。実際にゾンビの口に指をあてると、指をかじり、血しぶきが飛ぶ。そのまま指を食べさせ続けると、ゾンビがゲップをしたり、けいれんしたりするのだ。「ZombieBooth」では、画面に二本の指をあてると、どちらの指にしようか、ゾンビが悩むようなバグが発生したが、この動作が意外に面白かったことから残してあるのだ。ゾンビ映画と同様に怖さとお笑いのミックスがアプリを面白くしている。

「ZombieBooth」は、リアルな3D映像だけでなくゾンビの怖い声も大きな魅力だが、このゾンビの声は中橋さん自身の声だというから驚きだ。布団を被って声を録ったものをパソコンで加工しているのだという。指を食べる音は、家族が寝静まった夜中に風呂場でベーグルやキュウリを持ち込み、うめきながら声を拾ったそうだ。風呂場で声を録ったことで面白い効果を出せたという。

プログラミングでもっとも苦労した点は、人物を切り抜くアルゴリズムだ。「人物を切り抜くアルゴリズムがなかなか難しくて、いろいろな写真が送られてくると、絶対完璧にはできないんですよね。あまり首を動かさないなら、けっこううまくいくんですが、今回はけっこう動きます。キチッと切り抜くか、どうごまかすか考えたとき、背景をぼかしてごまかそうと考えました。」と、苦労を語ってくれた。

怖いアプリを目指して逆に笑いをとってしまった「ZombieBooth」だが、そこがiPhoneユーザーに受け入れられ、徐々に人気をあげつつあるようだ。今後はバージョンアップのかたちで、iPhone本体を上下に振ると、ゾンビの種類が切り替わるという機能を入れる予定とのこと。

モーションポートレート株式会社

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おぞましいうめき声をあげながら人を求め、さまようゾンビは見る人を恐怖の世界に誘う。そんなゾンビに目を付けた会社がiPhoneアプリを開発した。
モーションポートレートは、iPhoneアプリ「ZombieBooth(ゾンビブース)」を2010年4月3日より発売中だ。
価格は、115円(税込み)。

■リアルな3Dゾンビに大変身
「ZombieBooth」は、顔写真をサーバーに送るだけで、非常にリアルな3Dゾンビに変身できるiPhoneアプリだ。変身できるゾンビは数十パターンを用意。スクリーンをタップまたはドラッグすると、位置によってさまざまなリアクションを楽しむことができる。

たとえば、指をゾンビの口の周辺に持っていくと、指を食べさせることができるのだ。「ゾッ」とする恐怖の中、なぜか愛着が沸いてくる不思議な世界を体験できるわけだ。

ゾンビに変身した画像は、Twitterに直接投稿することができるほかに、別売のiPhoneアプリ「PhotoSpeak」や「PhotoAvatar」などと連携して、ゾンビにしゃべらせたり、動きをつけたりすることで、より一層楽しむことができる。

「ZombieBooth」の実現には、モーションポートレートが提供する最新の顔合成技術を採用している。同社では、今後も独自のMotionPortrait技術をベースに、人々に驚きと感動をあたえるユニークなサービスを提供していくとしている。

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