オムロン ソーシアルソリューションズは、駅における窓口業務の自動化に向け、利用客からの問い合わせに応対する「駅案内ロボット」を開発した。2019年3月16日(土)より京王電鉄 井の頭線 下北沢駅にて試験運用を開始する。
■独自開発の音声対話型AIを搭載
今回開発したロボットは、OSSが独自に開発した音声対話型AIエンジンを搭載しており、駅利用客からの、乗り換えや駅構内・周辺情報などに関するさまざまな問い合わせに、音声とディスプレイでの文字表示で回答する。雑踏の中でも利用客の声を正確に認識し、動作を交えて応対するなど、親しみのもてる自然な対話ができるのが特長で、このロボットの運用により、駅利用客へのサービス向上と、窓口業務の省力化を図るのが目的だ。
■「駅案内ロボット」の特長
①独自に開発した音声対話型AIエンジン
多くの人が行き交う雑踏の環境下で、正確に利用客の音声を集音し認識する「音声処理技術」と、ロボットが回答している途中に別の質問を受け付ける「割り込み対話機能」を搭載し、より人と人との対話に近い応対が可能。
②親しみがもてるユーザーインターフェイス
音声とディスプレーでの文字表示による案内に加え、ロボットが利用客との対話にうなずいたり、体の回転や腕の動きで方向を指し示したりすることで、利用客に分かりやすく親しみがもてるユーザーインターフェイスを実現。
3月16日(土)には井の頭線 下北沢駅の中央改札口オープンに合わせ、この「駅案内ロボット」の試験運用に関するイベントが同駅で開催される。
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