朝日新聞社が主催する「第23回手塚治虫文化賞」の各賞が決定した。手塚治虫文化賞は、日本が世界に誇る漫画家 手塚治虫氏の業績を記念し、志を継いで日本のマンガ文化の健全な発展に寄与することを目的に、朝日新聞社が1997年に創設した。「マンガ大賞」のほか、「新生賞」「短編賞」「特別賞」があり、鉄腕アトム像と賞金(大賞200万円、その他100万円)、賞状が贈られる。
●マンガ大賞(年間のベスト作品)
「その女、ジルバ」 (小学館) 有間しのぶ(ありま・しのぶ)氏
●新生賞(斬新な表現、画期的なテーマなど清新な才能の作者)
山田参助(やまだ・さんすけ)氏
「あれよ星屑(ほしくず)」 (KADOKAWA)で、歴史の光と闇、人間の欲や業を鮮烈に描いた力量に対して
●短編賞(短編、4コマ、1コマなどが対象)
「生理ちゃん」 (KADOKAWA) 小山健(こやま・けん)氏
●特別賞(マンガ文化の発展に寄与した個人・団体)
さいとう・たかを氏
代表作「ゴルゴ13」の連載50年達成と、長年にわたるマンガ文化への貢献に対して
選考委員
<社外>(敬称略、五十音順)
秋本治氏 (漫画家)
杏氏 (俳優)
桜庭一樹氏 (小説家)
里中満智子氏 (マンガ家)
中条省平氏 (学習院大学フランス語圏文化学科教授)
南信長氏 (マンガ解説者)
みなもと太郎氏 (漫画家・マンガ研究家)
ヤマダトモコ氏 (マンガ研究者)
<社内>
西村陽一氏 (朝日新聞社常務取締役編集担当)
山口進氏 (朝日新聞東京本社文化くらし報道部長)
鉄腕アトム像(C)手塚プロダクション 主催:アサヒ新聞社
なお、贈呈式は2019年6月6日(木)午後6時から東京・築地の浜離宮朝日ホール(音楽ホール)で開催される。300名を無料で招待し、限定グッズを会場で販売する予定。
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