株式会社itakotoは、遺書動画サービス「ITAKOTO」の提供を2020年8月3日より開始した。
ITAKOTOは、遺書を動画で撮影し、大切な人に届けるサービスだ。手持ちのスマートフォンから大切な人を想い浮かべながら遺書を撮り、届けたい相手に、撮った遺書を送る。
■遺書の作成がポジティブへ
発案者である田村淳氏は、以前より死に方や弔い方の選択肢が今の社会になく、そこをアプローチするサービスを作るため、慶応義塾大学大学院メディアデザイン研究科に入学した。
研究の一環で、SNSで発信、集客した人を対象に、遺書や死生観について様々なアンケートやワークショップを行い、遺書を作成することで当初あったネガティブなイメージや感情から、ポジティブなものに変わっていく傾向があることを実感した。
それらのデータをもとに、様々な専門家の指導を仰ぎながら、遺書動画サービス「ITAKOTO」を発案した。
■遺書を動画で撮影し、大切な人に届ける
ITAKOTOは、遺書を動画で撮影し、大切な人に届けるサービスだ。お手持ちのスマートフォンから大切な人を想い浮かべながら遺書を撮り、届けたい相手に、撮った遺書を送る。
例えば、自分の誕生日に、「今の自分」を記録するために。例えば、大切な人に普段言えないことを言葉にするために。例えば、大切な人とメッセージを送りあって、絆を深めたり。遺書を作成することで、過去と現在、未来を考えるきっかけを作る。
遺書の撮影はお手持ちのスマートフォンのカメラを使うので誰でも簡単に撮影可能だ。撮影した遺書動画は2要素認証を使った本人確認による高いセキュリティ性で保管される。また、配信にあたっては株式会社itakotoが責任をもって確実に届けたい相手へ届けてくれる。
届け先を設定し、心の準備ができたら、手持ちのスマートフォンでメッセージを撮影する。
撮影し終わったら、相手に配信手配ができる。撮影した動画は相手に届けられ、web上で閲覧することができる。
ITAKOTOでは、初めての人でも気軽にご利用ができるよう、無料プランをご用意。有料プランでは更に多くの遺書動画を残したいという要望に答えられるよう3つのプランを用意している。
■大切な言葉達を相手に届けられる
株式会社itakoto CEO 田村 淳氏
「このサービスは大切な人へメッセージを贈ることはもちろんですが、遺書作成において自分といかに向き合うか? ということが大切になります。動画でメッセージを撮影することで、画面を通して自分自身を客観的に捉えることができ、自問自答して湧き出てきた大切な言葉達を相手に届けることができます。これが一つ目の動画で贈るメリットです。もう一つは、贈る相手に手紙だけだと伝えられない表情、声質、言葉の温度など様々な情報を伝えることにより相手に深くメッセージを届けられるという事です。」
■遺書動画サービス「ITAKOTO」(iOS版)
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