日本トリム「TRIM ION CURE」

子どもが二人いる四人家族で、自営業の夫婦なので料理をする回数も多く、毎日水をたくさん使用している。水道水は塩素臭が気になるので市販のミネラルウォーターを使うことも考えたが、使う量が多いので購入するのも、保管するのも大変。そこで、一時期はウォーターサーバーも検討したが、定期的に水の補充をしなければならないのが面倒で、候補から外してしまった。結局、今使っているのは蛇口に取り付けるタイプの小型浄水器だ。しかし、使用する水量が多いので、頻繁にカートリッジを替えなければならず、もう少し大きなタイプを探していたところ、気になったのが日本トリム「TRIM ION CURE」だ。

「TRIM ION CURE」は浄水器ではなく、整水器。水道水を浄水後、電気分解して電解水素水(アルカリイオン水)を生成できる。この一台で電解水素水・酸性水・浄水の3種類の水を作ることができる。この製品に興味を持った理由は、家庭用管理医療機器として認証を受けていることと、本体がコンパクトなこと、ランニングコストが安いことだ。

2週間ほど試用してみたが、結論から申し上げると想像以上に使い勝手がよく、すぐにでも購入したくなった。

■独自の方式で性能を維持
TRIM ION CUREは、蛇口から電解水素水や酸性水を取水する2ウェイ方式で、シンクから離して置けるので、設置場所の制約があまりなく、コンパクトなキッチンでも使いやすい。便利なのは、蛇口のレバーを切り換えるだけで取水できること。

取り付け工事も簡単だ。水道蛇口用分岐水栓と7種類のアダプターが付属しているので、一般的な蛇口であれば簡単に取り付けることができる。

設置完了。奥行きがあまりなく、コンパクト。これなら邪魔にならない
設置完了。奥行きがあまりなく、コンパクト。これなら邪魔にならない


本体は幅234×高さ239×奥行き112.5mmと小さめなので置き場所をとらない。ボディカラーは上品なシルバーベージュで、キッチンにも馴染みやすい。ボタンは上部で、インジケーターなどの表示部は正面にある。表示部は大きく、ハッキリとしたコントラストで薄暗い場所でも見やすい。電解水素水を選択すると、水素濃度が数字で表示される。酸性水や電解水素水を選択すると電子音による音楽が流れるので、音でも確認できるのはわかりやすかった。音は消すこともできる。

本体上部にボタンがあり、水の種類の切り換えなどがしやすい
本体上部にボタンがあり、水の種類の切り換えなどがしやすい

表示部は文字が大きく、コントラストがはっきりしていて見やすい。
表示部は文字が大きく、コントラストがはっきりしていて見やすい。電解水素水は4段階の濃度を選べる


浄水カートリッジの除去能力も強力で、JIS規格指定13物質+浄水器協会自主規格6物質が除去できる。

レバーを切り換えるだけで原水と整水を切り替えられる
レバーを切り換えるだけで原水と整水を切り替えられる

酸性水の濃度は2段階から選べる
酸性水の濃度は2段階から選べる


さらに本製品は独自のダブル・オートチェンジ・クロスライン方式を採用している。整水器は水道水を浄水にした後、電気分解して電解水素水を生成するが、電気分解すると水の中に含まれるミネラル等が電極に引き寄せられ、堆積され、電解能力が低下してしまう。ダブル・オートチェンジ・クロスライン方式では、定期的に電極の極性と水路を切り換え、電極に付着物がつくのを防いでくれる。一般的な整水器は使うほど性能が落ちていくが、本製品なら性能を維持したまま使い続けることができる。

■電解水素水でナスのアクがしっかりとれた!
電解水素水は濃度を4段階から選択できる。弱アルカリ性で、カルシウム、マグネシウム、ナトリウムのミネラルが原水よりも約5~20%多く含まれているので、飲用にも向いている。

pH測定キットが付属する
pH測定キットが付属する

左から、順に電解水素水の濃度を高くしたところ。
左から、順に電解水素水の濃度を高くしたところ。一番濃度が低い「1」でpH8。一番濃度が高い「4」でpH10


電解水素水の濃度をMAXの「4」にして、ナスのアク抜きをしてみた。輪切りにして、原水と電解水素水に5分ほど浸けておいた。ナスを入れたとたん、電解水素水のほうはみるみる水に色が付き濁っていくが、原水のほうはほぼそのまま。短時間でアク抜きができていることに驚いた。

輪切りにしたナスのアク抜き。左が原水、右が電解水素水。
輪切りにしたナスのアク抜き。左が原水、右が電解水素水。5分ほど浸しておいた

ナスを取り出してみると、右側の電解水素水は色が濃い。
ナスを取り出してみると、右側の電解水素水は色が濃い。アクがしっかり取れている

ホウレン草を原水と電解水素水で茹でてみた
ホウレン草を原水と電解水素水で茹でてみた

電解水素水にさらしたところ、こんなに色がついている
電解水素水にさらしたところ、こんなに色がついている

原水ではほぼ透明のまま。
原水ではほぼ透明のまま。原水で茹で、さらに原水でさらしたホウレン草はアクが強く残っていた


娘はナスやホウレン草のアクで舌がピリピリする感じが苦手で、残すことが多い。どちらも味自体は好きらしいのでくやしがっているが、電解水素水でアク抜きしたものはパクパク食べている。ホウレン草などもしばらく浸けておくとアクが薄くなるので、とても助かっている。我が家では、これだけでも導入する価値があると感じた。

また、電解水素水は胃腸の働きを助ける効果があるため、飲み続けることで胃腸の調子がよくなるという。2週間でも胃がムカムカすることがなくなった。なお、電解水素水を直接飲む場合は濃度を最高の「4」ではなく、「3」までにするのがよいとのことだ。

出汁をとるときも助かっている。昆布を電解水素水に浸すと、すぐに旨みが溶け出す。原水と電解水素水に昆布を浸しておき、10分ほどしてから嗅いでみると、電解水素水のほうが昆布の香りが強い。目をつぶっていてもわかるほど違いがわかった。料理も電化水素水で作るとまろやかになり、出汁がよく出るので電解水素水モードは本当に便利。たっぷり使えるので、煮物などでもいつも使っている。

■酸性水は洗い物に便利!
酸性水は、食器などを洗うのに適している。食器奥深くにあった、曇ったグラスを酸性水で洗ってみた。洗剤などは使わず、スポンジのかたい部分なども使って、擦って洗ったところ、キレイになった。洗剤などをつければ、よりピカピカになるだろう。

指紋などでベタベタに曇ったグラス
指紋などでベタベタに曇ったグラス

洗剤を使わずに、酸性水だけでこんなにキレイに
洗剤を使わずに、酸性水だけでこんなにキレイに


洗い物にも酸性水をふんだんに使えるのは嬉しい。酸性水は、肌と同じ弱酸性なのでやさしく洗えるので、洗顔にも向いている。

■ミネラルウォーターを買うより長期間使えばオトク
ミネラルウォーターは重いので購入して持ち運ぶのが大変だ。通販でも買えるが、ストックする場所も必要となる。

本製品は蛇口に取り付けることができ、いつでも使え、補充する必要がない。本体価格は151,800円(税込)と一見高価だが、ランニングコストは1Lあたり6円なのでミネラルウォーターよりはるかに安い。我が家のように4人家族で水をたくさん使うのであればオトクだ。カートリッジの交換も簡単で、戸惑うことはない。

最初は半信半疑だったが、使ってみたらメリットが大きいことが分かった。浄水は、薬を飲んだり、赤ちゃんのミルクを作ったりするのに最適だ。

特に野菜のアク取りには感激した。水は必要不可欠で、毎日大量に摂取する。単に飲むだけでなく、さまざまな場面で役に立つことを実感したので、購入を検討している。
家電プロレビュアー 石井和美

「TRIM ION CURE」製品情報

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