002

SRIインターナショナル(以下、SRI)と野村ホールディングス株式会社(以下、野村ホールディングス)は2021年12月17日、カリフォルニア州メンローパークのSRIメインキャンパス内の野村SRIイノベーション・センター(以下、NSIC)が、アサヒグループホールディングス株式会社の独立研究子会社であるアサヒクオリティーアンドイノベーションズ株式会社、昭和電工株式会社をはじめとする複数の企業を新たにメンバー企業として迎えることを発表した。

■2022年にさらなるメンバー企業の募集を検討
新メンバー企業は、既にプログラムに参加している株式会社大林組、株式会社静岡銀行、株式会社野村総合研究所、株式会社ハーモニック・ドライブ・システムズ、株式会社村田製作所など、各産業を代表する創設メンバー企業に加わることになる。シリコンバレーは、オープンイノベーションにおいて重要な役割を担い続けることが期待され、徐々に様々なイベントや会合が再開されてきており、従前の勢いを取り戻しつつある。NSICでは、2022年にさらなるメンバー企業の募集を検討している。

NSICは、SRIと野村ホールディングスのパートナーシップを記念して、9月下旬にオープニング・セレモニーを開催し、シリコンバレー現地にて参加可能な参加者だけではなく、COVID−19による渡航制限の影響によって現地参加が困難な日本の参加者もリモートで参加した。基調講演では、NASAエイムズ研究センターのChief RoboticistであるTerry Fong氏と、SRI Venturesからのスピンアウト企業LeoLabs, Inc.のCEOであるDan Ceperley 氏が、宇宙および軌道追跡に関するディープテックの知見を紹介した。

野村ホールディングスのインベストメント・バンキング グローバル・ヘッドの後藤 匡洋は、
「メンバー企業をお迎えしオープニング・セレモニーを無事に開催できたことを嬉しく思います。SRIと連携し、メンバー企業の皆様とともにイノベーション追求の実践的な場をご提供できるように努めて参ります。当社は、引き続きクライアント企業の成長と企業価値の向上に資するサポートをしていきたいと考えています」
と述べている。

003


■3日間集中のキックオフ・イベントを開催
セレモニーの翌週、NSICでは3日間集中のキックオフ・イベントが開催され、メンバーはプログラムの4つの主要トラック(テクノロジー、イノベーションプロセス、スタートアップ、シリコンバレー・イマージョン)に参加した。シリコンバレーエコシステムのオピニオンリーダーたちは、シリコンバレーのイノベーションに注目し、ビジネス、テクノロジー、システムのイノベーションのタイプを分類する双方向型のセッション等、様々な演習を通じてメンバーにその知見を共有し、また、SRIの主任研究員や外部の各分野のリーダーたちが、AI技術、ディープアダプティブセマンティックロジック(DASL)※、経験に基づくマインドセットの育成等、キーとなる見識を共有した。

さらに、日本企業がシリコンバレーでどのように成功を収めてきたかを紹介するゲストパネルセッションも開催された。
今後、メンバー企業にはNSICを通じて新しいコンテンツやツールについて探究し、新しいアイデアを実践で試すことを通じて得た学びを自社で活用していくことが期待される。
※ディープアダプティブセマンティックロジック(DASL):
https://dish-japan.sri.com/n/n357aa20db512

NSIC の所長である Chris Cowart(クリス・コワート)は、
「NSIC では、シリコンバレーのエコシステムを本格的かつ活気に満ちた形で体現して、長期的なパートナーシップの構築と強化を図りたいと考えています」
と述べている。

001


なお、NSICのメンバーシップについての詳細は、野村SRIイノベーション・センターの公式サイトを参照のこと。

Photo Credit: SRI International

野村SRIイノベーション・センター

ITライフハック
ITライフハック Twitter
ITライフハック Facebook

ITビジネスに関連した記事を読む
AIがプロの肩もみを再現!AIイナダチェア「ショルダープロ」で社員の健康を改善
DXの羅針盤となるシミラーウェブのデジタルインテリジェンス!「DIGITAL EGDE TOKYO 2021」開催
“セキュリティ人材”不足の解消に貢献!サイバーセキュリティサービス「WafCharm for Google cloud」発表会
敷布団は干すから「高温スチーム除菌・消臭・乾燥」へ!TOSEI展示会
投資初心者が気軽に資産運用できる!かんたんスマホ投資「ferci」説明会