642A2997

広島市内の高級料理店「肉割烹まさ㐂」で腹ごしらえをしたあとは、「広島の街に残る被曝遺産を地元ガイドと自転車で巡るピースツアー」だった。今回は、株式会社mintによる「sokoiko! サイクリングツアー ~Roots of Hiroshima~ スタンダード」というコースの一部のみを体験した。

■サイクリングしながら、広島の歴史を学ぶ
本ツアーの最大の魅力は、ガイドブックに載ってない旅が楽しめること。ツアーは、元安橋からスタートした。目の前に見える原爆ドームは、もともと広島県産業奨励館と呼ばれており、原爆が投下されるまでは、外国人観光客が多く訪れていたというから驚きだ。

0081
原爆ドームについて語る、株式会社mint 代表取締役 石飛聡司氏


広島の中心地はもともと海であり、江戸時代の干拓によって生まれた土地だ。その後も埋め立てが繰り返され、現在の広島となった。昔は、海運輸送が盛んであり、広島は非常に栄えていた。

0084
黄色と赤色の線がサイクリングツアーのルート


広島平和記念公園の広島平和都市記念碑(原爆死没者慰霊碑)から見える原爆ドーム。このラインは「平和の軸線」と呼ばれ、今も引き継がれている。

0086
平和の軸線について語る、株式会社mint 代表取締役 石飛聡司氏


広島平和記念資料館には、原爆に関する資料が集められている。

0101
左からHITひろしま観光大使 浜野哲夫氏、株式会社mint 代表取締役 石飛聡司氏、株式会社mint Sokoiko!広島マネージャー 福原信太郎氏


広島平和記念資料館から自転車に乗り、広島のさまざまな場所をめぐった。

sIMG_7654
今回のツアーで乗った、電動アシスト付き自転車


原爆の爆風により変形した窓枠。原爆が如何に強力な爆弾であったかをうかがい知ることができる。

0126
鉄の窓枠が無残に折れ曲がっている


株式会社mint 代表取締役 石飛聡司氏によれば、今回が歴代で一番多い人数のツアーとのこと。最後尾が見えない。

0145
サイクリングツアーの様子


見どころのひとつである広島電鉄の車両基地。650形電車は「被ばく電車」といわれ、全国的に有名とのこと。奇跡的に651号と652号の2両を同時に見ることができた。これらの車両は現在も、朝のラッシュ時に利用されている。

0148
652号を目の前で見ることができた。奥には651号も見ることができる


地元の人でも知る人が少ないオブジェ「祈りの手」は、木々の中に埋もれている。原爆後に植樹した木々により、現在の状態になったとのこと。

0159
オブジェ「祈りの手」


原爆ドームの右奥に見えるのが、有名な観光名所の「おりづるタワー」だ。

0165
現在の原爆ドームの姿


ガイドブックに載ってない旅 - sokoiko! - Cycling tour 代表の石飛聡司氏が語る!サイクリングツアーの魅力

YouTube:https://youtu.be/5LBTAoUdTsk

<詳細情報>
名称:株式会社mint
住所:〒507-0901 広島市中区土橋町2-21ボイスビル4 101号室
URL:https://www.sokoiko-mint.com/jp/

sokoiko! サイクリングツアー ~Roots of Hiroshima~ スタンダード
所要時間:2時間
料金:5,000円(税込)/人
行程:広島市平和記念公園レストハウス~~元安橋~~平和記念公園~~広島平和都市記念碑~~広島赤十字・原爆病院メモリアルパーク~~東千田公園~~広電本社~~平和記念公園

ひろしま公式観光サイト「Dive! Hiroshima」

ITライフハック
ITライフハック Twitter
ITライフハック Facebook

カルチャーに関連した記事を読む
「瀬戸内の地魚」の食体験!瀬戸内醸造所【ひろしま エナジー旅体験ツアー】
800羽以上のうさぎが生息!うさぎの島として有名な「大久野島」【ひろしま エナジー旅体験ツアー】
美しい庭園と日本の建築技術を堪能できる「下蒲刈島」【ひろしま エナジー旅体験ツアー】
『幻の比婆牛』を堪能!和食の伝統文化「肉」を取り入れた高級料理店「肉割烹まさ㐂」【ひろしま エナジー旅体験ツアー】
自衛隊潜水艦や軍艦島を堪能!観光型高速クルーザー「シースピカ」で巡る瀬戸内の旅【ひろしま エナジー旅体験ツアー】



広島本 エイ出版社の街ラブ本
ムック編集部
ヘリテージ
2021-07-21