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VAIOは2023年3月29日に都内の会場で発表会を開催し、新型PCとなる「VAIO F16」「VAIO F14」を発表した。

■Windowsの定番PCを作ることを目指した
今回の新VAIOのコンセプトは「定番」。ユーザーにいつまでも愛される「定番PC」として作られた製品だという。同社の代表取締役である山野正樹氏は昨年のPC販売状況が悪かったことに言及。

同社としても半導体不足によるキーデバイスの入手困難・価格上昇に加え、ウクライナ問題に伴う円安を起因とした減益となったものの、今年5月は昨年5月の約1.6倍の売上高になる見込みと語る。

営業体制を強化したほか、既存製品の本質的な価値追求をしたことで法人向けのPC事業が好調となった。

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VAIO代表取締役社長 山野正樹氏


03売上の推移


山野氏はVAIOの本質的価値として「カッコイイ」「カシコイ」「ホンモノ」の3つを挙げる。しかし製品に関わる課題としては、これまでのVAIOユーザーはPCに高い付加価値を求めるプロフェッショナルにとどまっていたとし、「開発戦略を抜本的に見直して、VAIOの価値をより多くの顧客に広げたい」と語り、そこからPCに本当に必要な性能を研ぎ澄まし、Windowsの定番PCを作ることを目指したのが今回の新VAIOだ。

04VAIOの本質的価値とは


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2年後には出荷台数150%を目指す


■「当たり前」の見直し
同じく発表会に登壇した同社開発本部プロダクトセンター長の黒崎大輔氏は、定番の条件は多くがスペック表には現れなかったであることと語り、「見やすい大画面」、バッテリーが「長持ちする品質・安心」「快適キーボード・マウス」「快適なオンラインコミュニケーション」といったポイントについて解説。

バッテリー容量の劣化対策、摩耗と汚れに強いキートップ、いつまでも美しく使えるアルマイト処理された筐体、パネルを開くとヒンジ部が浮き上がり、キーボードが傾くことで疲れにくいタイピングを生み出すこと、どのような持ち方でも疲れないマウス、カメラが5度傾くことにより、顔の下まで写るインカメラや、特定の範囲だけ拾うことができるノイズキャンセリングマイクの搭載などを改善し、製品とした。

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見直されたPCの「当たり前」


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そして新しく登場したVAIO


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発表されたラインアップ


なお今回の新VAIOは、発売されるのが6月になる。これについて山野氏は「クオリティを保つためにどうしても改善しなければならないことがあった」とし、「ユーザーのみなさまには少し待っていただく形となるが理解してほしい」と語った。

また声優の諏訪部順一さんを起用したスペシャルムービーも公開されることも発表された。

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諏訪部順一さんを起用したスペシャルムービーも順次公開


テクニカルライター 今藤弘一


VAIO 公式サイト

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