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アナログとデジタルの両面から企業の持続的成長を支援する「ハイブリッド DX」カンパニーのシヤチハタ株式会社は2024年2月19日(月)、報道関係者向けに社内外の文書の回覧・承認、電子印鑑の捺印を行えるクラウドサービス「Shachihata Cloud(シヤチハタ クラウド)」の2023年最新データおよび新方針に関するラウンドテーブルを開催した。

■様々な業務をデジタル化できる
シヤチハタ株式会社 デジタル認証事業部部長の石井慶氏から、Shachihata Cloudについての概要や進行状況の説明があった。

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シヤチハタ株式会社 デジタル認証事業部部長 石井慶氏


Shachihata Cloudは、リモートワーク時代におけるクラウド電子印鑑・電子署名サービスだ。スケジューラなどのグループウェア機能を備えており、勤怠管理や経費精算などのオプションを追加することで、サービスの拡張利用が可能だ。稟議書や申請書などの社内文書から、見積書や請求書、注文書/請求書など取引先との決裁文書に至るまで、様々な業務をデジタル化できる。

時間や場所に関わらず簡単かつ安全に電子印鑑・電子署名を行えるだけでなく、業務全体のデジタルトランスフォーメーション(DX)を促進することが可能だ。また、2022年には電子取引ソフトのJIIMA認証を取得した。同社は、1995年から電子印鑑システムの市場展開を行っており、2023年12月時点での導入数は101万件を突破している。また継続率は97%と高いものとなっている。

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「今後もお客様からのご要望に応じて、サービスを拡張していきたいと考えております。」(石井部長)

■いまだ中小企業のDX化は進んでいない現状
引き続き、同社 広報室 櫻間海咲氏から「中小企業のDX化推進に対する市場調査」についての調査報告があった。

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シヤチハタ株式会社 広報室 櫻間海咲氏


同社は、中小企業の経営者ならびに決裁者(個人事業主は除く)計500名を対象にインターネットによる「中小企業のDX化推進に対する意識調査」を2023年12月に実施した。

調査結果のサマリーとしては、次の3つがあげられる。
TOPICS 1:中小企業のDX化における現状について
・全体的にDX化に取り組んでいない中小企業は約76%、いまだ中小企業のDX化は進んでいない現状。

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TOPICS2:中小企業のDXかに対する理解とイメージについて
・約7割の中小企業の経営者ならびに決裁者が、「DX化」と「IT化」の違いを明確に理解していないと回答。
・DX化に対するイメージTOP3は、1位「ハードルが高い(75.4%)」2位「アナログな企業は難しい(71.8%)」3位「自社には苦手な分野だと思う(64.2%)」。DX化に対する苦手意識を少なからず抱いている傾向にあることが判明。

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TOPICS 3:中小企業のDX化に対する意向について
・全社的にDX化に取り組んでいない中小企業の経営者ならびに決裁者の55.4%と半数近くが「DX化したい」と回答。
・DX化が進まない理由の1位は「コストがかかる」、続いて2位が「デジタルのわかる社sンや若者がいない」、3位が「従業員の高齢化」であった。

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<調査概要>
調査対象 :中小企業の経営者ならびに決裁者(男性/女性) 500名
調査エリア:全国
調査方法 :インターネット調査
調査期間 :2023年12月5日(火)~同年12月6日(水)
※シヤチハタ株式会社調べ

■押印作業の効率化・作業効率アップ・コストカットに繋がるサービス
最後に同社 デジタル認証事業部 エバンジェリスト 新井 雅氏から、Shachihata Cloudの製品特徴の説明があった。

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シヤチハタ株式会社 デジタル認証事業部 エバンジェリスト 新井 雅氏


本サービスは、捺印機能と回覧機能を兼ね備えた電子決算サービスとなっている。他社サービスとの大きな違いは、社外との契約業務、取締役会議事録などにも利用できることだ。

本サービスの導入により、下記の効果が見込める。
1. 押印作業の効率化・意思決定のスピードアップ
 1件の押印作業にかかる時間は、約30分から約3分に短縮することができる。
2. 文書の保存に関わるリスクヘッジ・作業効率アップ
 1人あたりの1日の書類検索時間は約20分だが、約2分に短縮することができる。
3. 印刷・郵送・紙代・人件費などのコストカット
 紙の業務によって発生するコスト(月)は100万円以上だが、70%カットできる。

本サービスは押印による決済を行いながら、業務効率化を推進することができる。
・管理者による運用管理
・様々な印鑑に対応
・不正防止・改ざん防止

具体的な機能は、下記のとおり。
〇電子契約
・社内決済と同じ運用、同じシステムで電子契約の展開ができる
・取引文書全体(見積書、請求書、受発注書など)に利用できる

〇文書補完(電子帳簿保存法対応)
・決済完了後の自動保存機能など、保存運用の自動化が実現できる
・保存運用を社内決済の運用に乗せることができる

〇グループウェア
・代理承認など、Shachihata Cloud昨日の連携が豊富
・ユーザーの一元管理が可能

〇経理清算
・社内決済の運用にのせて経費精算における申請、承認が完了できる
・格安でインボイス対応が可能

〇帳票発行
・帳票のテンプレート管理から発行、捺印、保存(電帳法対応)までノンストップで実現可能

〇勤怠管理
・従業員の雇用形態や勤務体系に合わせた柔軟な設定が可能だ。また、勤怠業務をサポートする豊富な機能を用意している。

〇ファイル管理・ファイル共有
・セキュアなファイル管理が可能なクラウドストレージ
・大容量ファイルをセキュアに送信できるメール便

契約方法は、利用の目的に応じて、好きなプラン×利用人数の契約となる。各プランに、必要なオプションを単品で追加することも可能だ。
・ENTRY 利用者/月額110円 標準機能からスタートしたい
・BASIC 利用者/月額330円 ワークフローをより便利に使いたい
・PREMIUM 利用者/月額440円 電子帳簿保存法に対応したい
・ENTERPRISE 利用者/月額550円 電子帳簿保存法対応、セキュリティ強化をしたい

「中小企業様にご導入していただくサービスとして、様々なサポートメニューをご用意しております。まずは無料のDXセミナーを開催しておりまして、法律関係の部分は士業の方をお招きして解説していただいています。導入までのサポートでは、使い方や導入までのスケジューリングをお手伝いさせていただいて、必要な企業様には作業代行もご用意しております。そして15日間の無料トライアルでは、ほどんどの機能をお試しいただけますので、実際に使いたい企業様のご要望にも対応できるものとなっております。」(新井氏)

シヤチハタ株式会社 デジタル認証事業部部長 石井慶氏と、同社 デジタル認証事業部エバンジェリスト 新井雅氏が語る!「Shachihata Cloud(シヤチハタ クラウド)」の特徴

YouTube:https://youtu.be/zOL2sjIPFT4

シヤチハタは、1925年の創業以来、常にお客様に必要とされる商品を提供し続け、今年で創業98周年を迎えた。これからもアナログとデジタルの両面から企業の持続的成長を支援する「ハイブリッドDX」カンパニーとして、ユーザーファーストを追求した商品・サービスを提供していく構えだ。紙ベースのアナログ的な作業が多い企業は、Shachihata Cloudの導入により一気にデジタル化の波に乗ることができるうえに、企業での導入事例も多く安心だ。DX化を推進している企業にとって、魅力的なサービスと言えるだろう。

「Shachihata Cloud(シヤチハタ クラウド)」公式サイト

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荒瀬光宏
SBクリエイティブ
2022-10-06