「パソコンの性能はCPUで決まる」と言っても過言でない。

そんなCPUを提供するメーカーのインテルは、2009年7月11日~12日の2日間、都内のベルサール秋葉原においてインテル プロセッサーの優れた性能やパソコン活用の楽しさを紹介するイベント 「Intel in Akiba 2009 Summer」を開催した。



イベントでは、インテルの最新CPU「インテル Core i7 プロセッサー」のパフォーマンスデモのほか、ハードウェア・メーカーやパソコンショップによる新製品の展示、インテルグッズがもらえるアンケートが実施された。




■グラフィックもやっていきたい - インテル 梶原氏

インテルは、最先端を走り続ける革新的なシリコン・テクノロジーにより創立以来40年以上にわたってコンピューティングとコミュニケーションを世界中でリードしてきた。現在、50カ国、300箇所の拠点に約8万人の従業員を抱え、10年連続で「最も価値あるブランド」のトップ10入りを果たしている。

インテル 梶原武志氏


インテルには、シリコン・テクノロジー、iAプラットフォームおよびアーキテクチャー、マーケット・クリエーションという3本の重要な柱がある。シリコン・テクノロジーはCPU事業を含み、今回のイベントでも体験できる「インテル Core i7 プロセッサー」は、コンシューマー向けCPUラインナップの頂点にたつ製品だ。



「インテル Core i7 プロセッサー」は、Core 2シリーズをベースに3段階のキャッシュシステム、DDR3のトリプルチャンネルアクセスに対応したメモリーコントローラーを内蔵するなど内部設計を改良している。PC Mark Vantageの総合スコアでは、Pentium Dの2倍以上、Core 2 Duoに比べて約23%も高いパフォーマンスを実現することに成功している。



現在、インテルの最新CPUは45ナノ・メートルのプロセスで製造されているが、同社は次世代32ナノ・メートル製造プロセスへの投資もしており、32ナノ・メートルのプロセスで製造されたCPUはQ4'09にも製造を開始される予定だ。



CPUのプロセス技術の進化は、CPUの回路の小型化を促し、チップ中の空間的な余裕を生み出すことで、外部に用意していたチップセットやメモリーなどをCPUの内部におさめることができるという。



インテル 梶原氏は「微細技術を使ってCPUだけではなく、今後はグラフィックのほうもやっていきたい」と、グラフィック技術についても積極的に取り組むことを語った。



■最新技術をその場で体験 - 参加企業のブース

●シンボルCPUがわかる「CPU占い」 - zigsow

いろいろなジャンルで情報感度の高い趣味人が集うレビューコミュニティ「zigsow」のブースでは、占った人のシンボルCPUを導き出す「CPU占い」を実施。



占いたい人の名前を入力するだけで、その人の持っている運命CPUがその場で導き出されるというもの。占い後は、願い事を書くシールが配られ、そのシールをCPUのツリーに貼ることができる。

「CPU占い」の画面「CPU占い」ができるzigsowのブース


●全自動OC機能付きのマザーボード - MSI

マザーボード・メーカーのMSIは、ボード上のボタンでオーバークロック(OC)を制御できる最新マザーボード「P55-GD65」を参考出展。国内初となるライブデモを実施した。

ボード上のボタンでオーバークロック(OC)を制御最新マザーボード「P55-GD65」が見られるMSIのブース


●モバイルデータ通信を体感 - UQ WiMAX

モバイルデータ通信サービス「UQ WiMAX」を提供しているUQコミュニケーションズは、同社のブースにて同サービスのデモを実施。実際に「UQ WiMAX」のパフォーマンスを体感することができた。



「UQ WiMAX」のサービスエリアは現在拡大中だが、自分の使いたい場所がサービスエリアに入っているか否かは切実な問題だろう。そうした人を対象にUQコミュニケーションズは、「UQ WiMAX」の通信機器を15日間無料で試せる「Try WiMAX」を実施。サービスエリアを確認してから「UQ WiMAX」に契約することができる。

「UQ WiMAX」のパフォーマンスを体感することができるモバイルデータ通信サービス「UQ WiMAX」のブース


Intel in Akiba 2009 Summer

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