2009年 夏の話題のスマートフォンといえば、Android搭載のドコモHT-03AとiPhone 3GS、それに東芝製のドコモのT-01Aだ。

東芝は、Windows Mobileの前身であるPockt PC端末でも人気を得たGENIO eシリーズを提供していたことでもしられるメーカーでもある。



今回のT-01Aは、iPhone以上に画面が大きく、薄く、高速なプロセッサを採用してることでも話題の端末だ。



T-01Aを見て最初に目につくのが、スマートフォン最大級の約4.1インチワイドVGAディスプレイだ。この液晶サイズならワイドVGA 480×800ドットでの文字表示も十分見やすい。搭載ブラウザは、Flash LiteTM3.1に対応したInternet Explorer Mobile 6を搭載し、パソコンのような操作性でインターネットが楽しめるほか、センサーで自動変更される縦横の画面変更だから横画面でのPCサイト閲覧も快適だ。また、こうした大画面での操作速度を支えているのが、スマートフォン最速となる1GHzの高速CPUだ。



T-01Aのもう一つの特徴は、「dynabook」の薄型化技術を応用した9.9mmの薄さだ。指でつまんでたてると、スマートフォンとは思えないほど薄い。

PCサイトも快適に閲覧可能なワイドVGA4.1インチ液晶指でつまめる9.9mmの薄さ






T-01Aは、OSにWindowws Mobile 6.1を搭載しているが、独自のデスクトップメニューを採用している。それがストライプメニューだ。

3列にジャンル別機能やアプリケーションが分類表示されており、画面を左右に指でなぞることで3面を切り替えて利用することができる。メニューに登録する機能は、サムネイル設定でユーザーが10個まで簡単に編集・変更ができる。

カラフルで3画面切り替えのストライプメニューメニューに登録する機能も自分でカスタマイズできる




T-01Aの特徴は高性能なハードやメニューシステムだけではない。

操作性においては、ワンハンドオペレーションを重視している。モーションセンサーの設定をすれば電話がかかってきた場合に本体を振るだけで受話できるなど、ほかのスマートフォンにはない操作を利用できる。

また、ソフトキーボードは、10キー、QWERTY、数字キーと切り替えでき、日本語入力にはATOK for Windows Mobileを搭載する。

QWERTY入力モード10キー入力モード




このほかにも、GPS搭載によるいつもNAVI (無料地図)や明鏡国語辞典MX〈5.8万語〉、ジーニアス英和辞典MX〈8.9万語〉、ジーニアス和英辞典MX〈6.9万語〉を搭載し、日常生活の利便性も高いのだ。

いつもNAVIによる現在地の表示国語・英和・和英の電子辞書




■主なスペック

・OS:Windows Mobile 6.1 Professional

・メモリ: ROM 512MB、RAM 256MB

・プロセッサ:Qualcomm 8250 1GHz(Snapdragon)

・ディスプレイ:約 4.1インチ ワイドVGA TFT/480×800ドット/

・カメラ:CMOS約 320万画素

・外部メモリー:最大容量 microSDTM 2GB/microSDHCTM 16GB

・Bluetooth::V2.0+EDR8

 プロファイル SPP、A2DP、AVRCP、OPP、HFP、HSP、HID

・日本語入力システム ATOK for Windows MobileMicrosoft IME

・サイズ: 高さ 約 130mm×幅 約 70mm×厚さ 約 9.9mm。 質量 約 129g



docomo PRO series T-01A



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