会社で扱う重要書類や、個人でこっそり保存しているデータがあるなら、暗号化しておくと安心だ。
今回紹介するフリーソフトの「アタッシェケース」を使えば、簡単な操作でファイルを暗号化できる。復号するにはパスワードが必要なので、秘密のファイルを他人から見られたり、勝手に編集されたりすることが防げる。
■知っ得 No.0072 アタッシェケースでファイルを暗号化
「アタッシェケース」は、簡単な操作でファイルやフォルダを暗号化できるソフトだ。ファイルやフォルダをアタッシェケースのウィンドウにドラッグするだけで暗号化、復号できる。もちろん復号するにはパスワードが必要になるので、他人にファイルを開かれる心配がない。
●アタッシェケースをインストールしよう
まずはアタッシェケースをダウンロードしてパソコンにインストールしよう。
アタッシェケースのサイト(http://homepage2.nifty.com/hibara/software/atcs.htm)にアクセスし(画面1)、「ダウンロード」でダウンロードしたいファイル名をクリックする(画面2)。特に問題がないようであれば、「自己解凍インストーラ付き」を選ぶとよいだろう。
ダウンロードされた「atcs263.EXE」をダブルクリックして実行する(画面3)。インストールプログラムが開始されるので、メッセージに従ってインストールを開始する(画面4)。インストールが完了すると、「readme.txt」が表示されるので目を通しておこう。
●アタッシェケースを起動しよう
[スタート]-[すべてのプログラム]-[アタッシェケース]-[アタッシェケース]を選択すると(画面5)、アタッシェケースが起動する(画面6)。インストールの際に、ショートカットを作成している場合は、作成されたショートカットアイコンをダブルクリックしてもかまわない(画面7)。
●ファイルを暗号化しよう
暗号化したいファイル、またはフォルダをアタッシェケースのウィンドウにドラッグ&ドロップする(画面8)。パスワードを設定するウィンドウが開くので、入力して[暗号化]をクリックする(画面9)。
パスワード確認のため、再度入力するウィンドウが開くので、先ほどと同じパスワードを入力し、[暗号化]をクリックする(画面10)。暗号化が終了すると、暗号化ファイル(*.atc)が作成される(画面11)。
なお、元のファイルは削除されるわけではないので、不要なら削除しておこう。
●暗号化ファイルを復号化しよう
暗号化ファイルをアタッシェケースのウィンドウにドラッグ&ドロップする(画面12)。暗号化ファイルをダブルクリックしてもかまわない。パスワードを入力するウィンドウが開くので、暗号化する際に設定したパスワードを入力し、[復号化]をクリックする(画面13)。復号化が実行され、ファイルが復号される(画面14)。
●パスワードにファイルを利用しよう
アタッシェケースには、「パスワードファイル」という機能がある。これは、パスワードのかわりにファイルを指定する機能だ。パスワードの文字列を覚えるのが面倒だという人にはオススメだ。
[オプション]-[動作設定]を選択する(画面15)。[動作設定]ダイアログボックスが開くので、[高度]タブで[パスワードにファイルの指定を許可する]をオンにして[OK]をクリックする(画面16)。
暗号化したいファイルをアタッシェケースのウィンドウにドラッグ&ドロップすると、パスワード入力のウィンドウが開く(画面17)。ここで、パスワードを入力するかわりに、ファイルをウィンドウにドラッグ&ドロップする(画面18)。
暗号化が実行され、暗号化ファイルが作成される(画面19)。復号化するには、暗号化ファイルをアタッシェケースのウィンドウにドラッグ&ドロップする。パスワード入力のウィンドウが開いたら、先ほどパスワードとして指定したファイルをドラッグ&ドロップする(画面20)。
たとえば、パスワードとしたファイルをUSBメモリに保存しておけば、接続しているときのみ復号化が実行できることになる。つまり、USBメモリを物理キーのようにして利用できるというわけだ。
このほかにも、パスワードを記憶させておいたり、暗号化ファイルの拡張子を「*.atc」ではない別のものに偽装したりと、さまざまな設定ができる。自分が使いやすいように設定しておけば、ファイルを安全に運用できる。
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編集部:池田利夫+岡本奈知子(ジャムハウス)
制作編集:エヌプラス
Copyright 2008 livedoor. All rights reserved.
今回紹介するフリーソフトの「アタッシェケース」を使えば、簡単な操作でファイルを暗号化できる。復号するにはパスワードが必要なので、秘密のファイルを他人から見られたり、勝手に編集されたりすることが防げる。
■知っ得 No.0072 アタッシェケースでファイルを暗号化
「アタッシェケース」は、簡単な操作でファイルやフォルダを暗号化できるソフトだ。ファイルやフォルダをアタッシェケースのウィンドウにドラッグするだけで暗号化、復号できる。もちろん復号するにはパスワードが必要になるので、他人にファイルを開かれる心配がない。
●アタッシェケースをインストールしよう
まずはアタッシェケースをダウンロードしてパソコンにインストールしよう。
アタッシェケースのサイト(http://homepage2.nifty.com/hibara/software/atcs.htm)にアクセスし(画面1)、「ダウンロード」でダウンロードしたいファイル名をクリックする(画面2)。特に問題がないようであれば、「自己解凍インストーラ付き」を選ぶとよいだろう。
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画面1 アタッシェケースのサイトにアクセスする | 画面2「ダウンロード」でダウンロードしたいファイル名をクリックする |
ダウンロードされた「atcs263.EXE」をダブルクリックして実行する(画面3)。インストールプログラムが開始されるので、メッセージに従ってインストールを開始する(画面4)。インストールが完了すると、「readme.txt」が表示されるので目を通しておこう。
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画面3 ダウンロードされた「atcs263.EXE」をダブルクリックして実行する | 画面4 メッセージに従ってインストールを開始する |
●アタッシェケースを起動しよう
[スタート]-[すべてのプログラム]-[アタッシェケース]-[アタッシェケース]を選択すると(画面5)、アタッシェケースが起動する(画面6)。インストールの際に、ショートカットを作成している場合は、作成されたショートカットアイコンをダブルクリックしてもかまわない(画面7)。
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画面5[スタート]-[すべてのプログラム]-[アタッシェケース]-[アタッシェケース]を選択する | 画面6 アタッシェケースが起動する | 画面7 作成されたショートカットアイコンをダブルクリックしてもかまわない |
●ファイルを暗号化しよう
暗号化したいファイル、またはフォルダをアタッシェケースのウィンドウにドラッグ&ドロップする(画面8)。パスワードを設定するウィンドウが開くので、入力して[暗号化]をクリックする(画面9)。
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画面8 暗号化したいファイル、またはフォルダをアタッシェケースのウィンドウにドラッグ&ドロップする | 画面9 パスワードを設定するウィンドウが開くので、入力して[暗号化]をクリックする |
パスワード確認のため、再度入力するウィンドウが開くので、先ほどと同じパスワードを入力し、[暗号化]をクリックする(画面10)。暗号化が終了すると、暗号化ファイル(*.atc)が作成される(画面11)。
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画面10 先ほどと同じパスワードを入力し、[暗号化]をクリックする | 画面11 暗号化が終了すると、暗号化ファイル(*.atc)が作成される |
なお、元のファイルは削除されるわけではないので、不要なら削除しておこう。
●暗号化ファイルを復号化しよう
暗号化ファイルをアタッシェケースのウィンドウにドラッグ&ドロップする(画面12)。暗号化ファイルをダブルクリックしてもかまわない。パスワードを入力するウィンドウが開くので、暗号化する際に設定したパスワードを入力し、[復号化]をクリックする(画面13)。復号化が実行され、ファイルが復号される(画面14)。
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画面12 暗号化ファイルをアタッシェケースのウィンドウにドラッグ&ドロップする | 画面13 暗号化する際に設定したパスワードを入力し、[復号化]をクリックする | 画面14 復号化が実行され、ファイルが復号される |
●パスワードにファイルを利用しよう
アタッシェケースには、「パスワードファイル」という機能がある。これは、パスワードのかわりにファイルを指定する機能だ。パスワードの文字列を覚えるのが面倒だという人にはオススメだ。
[オプション]-[動作設定]を選択する(画面15)。[動作設定]ダイアログボックスが開くので、[高度]タブで[パスワードにファイルの指定を許可する]をオンにして[OK]をクリックする(画面16)。
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画面15[オプション]-[動作設定]を選択する | 画面16[高度]タブで[パスワードにファイルの指定を許可する]をオンにして[OK]をクリックする |
暗号化したいファイルをアタッシェケースのウィンドウにドラッグ&ドロップすると、パスワード入力のウィンドウが開く(画面17)。ここで、パスワードを入力するかわりに、ファイルをウィンドウにドラッグ&ドロップする(画面18)。
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画面17 暗号化したいファイルをアタッシェケースのウィンドウにドラッグ&ドロップする | 画面18 パスワードを入力するかわりに、ファイルをウィンドウにドラッグ&ドロップする |
暗号化が実行され、暗号化ファイルが作成される(画面19)。復号化するには、暗号化ファイルをアタッシェケースのウィンドウにドラッグ&ドロップする。パスワード入力のウィンドウが開いたら、先ほどパスワードとして指定したファイルをドラッグ&ドロップする(画面20)。
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画面19 暗号化が実行され、暗号化ファイルが作成される | 画面20 パスワードとして指定したファイルをドラッグ&ドロップする |
たとえば、パスワードとしたファイルをUSBメモリに保存しておけば、接続しているときのみ復号化が実行できることになる。つまり、USBメモリを物理キーのようにして利用できるというわけだ。
このほかにも、パスワードを記憶させておいたり、暗号化ファイルの拡張子を「*.atc」ではない別のものに偽装したりと、さまざまな設定ができる。自分が使いやすいように設定しておけば、ファイルを安全に運用できる。
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編集部:池田利夫+岡本奈知子(ジャムハウス)
制作編集:エヌプラス
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