CDの音楽をパソコンに取り込むとき、みなさんはどのような方法で取り込んでいるだろうか。Windows XPでは、とくに専用のソフトウェアを購入しなくても、Windows Media Playerを利用することで音楽の取り込みが可能だ。



CDの音楽をパソコンに取りこむ目的としては、パソコンに音楽のデータを溜め込んで、ジュークボックスのように活用するほか、携帯音楽プレーヤーに転送するために一端パソコンに音楽データを保存したり、好きな曲を集めて編集しCDに焼いてカーオーディオなどで楽しんだり、といった使い方だろう。



これらの機器を使う場合、問題になってくるのが再生で対応するデータ形式だ。Windows Media Playerでは、初期設定のままCDの取り込みを行った場合、より容量の少ないデータにするためWMA形式のデータで圧縮し保存される。複数のデータ形式の再生に対応するオーディオ機器では、WMA形式にも対応することも多いのだが、中にはMP3形式の音楽データのみに対応というオーディオ機器も少なくない。



このような場合に対応するために、CDの音楽をMP3形式で取り込む方法を紹介しよう。


■知っ得 No.0061 Windows Media Playerの取り込み形式を設定しよう

Windows Media PlayerでCDの取り込みを行う場合、初期設定ではWMA形式によるデータ保存になるが、オプションの設定を行うことで別のデータ形式で保存することが可能だ。



ここでは、MP3形式で取り込みがおこなえるようにする設定の手順をみてみよう。なお、Windows Media Player10以降は標準でMP3のエンコーダが備わっているが、 Windows Media Player9以前のバージョンを利用している場合は別途プラグインでMP3 エンコーダをインストールする必要がある。



Windows Media Playerを起動し、タスクバーの何もない場所で右クリックし、[ツール-オプション]を選択する(画面1)。[オプション]ダイアログボックスが開いたら、[音楽の取り込み]タブをクリックする(画面2)。

画面1[ツール-オプション]を選択する画面2[音楽の取り込み]タブをクリック

取り込み設定の項目の形式で[▼]をクリックし、「mp3」を選択する(画面3)。

画面3[▼]をクリックし、「mp3」を選択

音質を調整したい場合は、音質の項目のスライダをドラッグして調整する(画面4)。[OK]をクリックする。これで次回の取り込みからMP3形式のデータ保存が可能になる(画面5)。

画面4 スライダをドラッグして調整する画面5 MP3形式のデータ保存が可能になる

MP3の音質は、128kbps~320 kbpsの設定が可能だが、ポップスなどの一般的な音楽なら128kbpsで十分な音質といってもよい。クラシックなどの音質を重視する音楽の場合でも192 kbps程度で十分といえる。これ以上の設定の音質は一般的に聞いても音質の違いを判断しにくいだろう。なお、音質の設定値が高いほどデータの容量も大きくなる。



また、取り込み後にサウンドデータが保存される場所は、初期設定では[マイミュージック]フォルダに指定されている。保存場所を指定したい場合は、[音楽の取り込み]タブの[取り込んだ音楽を保存する場所]で[変更]をクリックすることで任意の場所を指定することができる。自分の利用環境に応じてカスタマイズしてみよう。





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編集部:篠崎 哲(ジャムハウス)

制作編集:エヌプラス

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