「199ドルノートPC」と呼ばれ、話題を集めているASUS社の“Eee PC”の第2弾が発表になりました。
“Eee PC”は、第1弾の「Eee PC 4G-X」が日本でも発売されているので量販店などで見たことのある方も多いかと思います。日本語版の価格は4万9800円で、一般的なノートPCと比べて格段に安い金額も話題となっていますが、ほかのPCと何が違うのでしょう。また“Eee PC”は、「そもそもちゃんと使えるの?」など、様々な疑問を持っている方も多いでしょう。
今回は、そんな“Eee PC(4G-X)”についてみてみましょう。
■EeePCとは何なのでしょうか?
“Eee PC”は、台湾のASUS社から発売されている小型のノートパソコンです。特徴は、一般にこれまで販売されてきたノートパソコンと比べて圧倒的な低価格です。また、記録媒体にはハードディスクではなく、4GバイトのSolid State Drive(SSD ※1)を搭載しています。重さは約920gと軽量で、大きさもA5判サイズなので携帯にも便利です。バッテリー駆動時間は、約3.20時間と、ほかのノートPCと比べもて短い訳ではありません。
海外版のOSはLinuxなのですが、日本版ではWindows XP Home Editionが搭載されています。海外版と比べて少し価格が高めなのは、この辺り原因がありそうです。
●主なスペック
・マウスコンピューター、5万円を切るASUS社製 モバイルインターネットデバイス Windows XP版 「EeePC」取り扱い開始!!
※1:フラッシュメモリドライブのことです。ハードディスクの代わりに使用します。海外では8GB版も発売されました。
■いままでのノートPCと何が違うのでしょうか
最近はノートPCでも80Gバイトのハードディスクを搭載している機種もありますが、それに対してEee PCは、4GバイトのSSDです。この4GバイトにWindowsがインストールされているのですからユーザーが利用できる容量は微々たるものとなります。そのためインストールや実行に多くの作業領域を必要とするソフトウェアは利用できない可能性があります。
インストールに必要な容量が少なく、動作の軽いソフトウェアをインストールして、データはSDメモリカードに保存するといった工夫が必要です。アプリケーションをインストールする変わりに、Webメールやワープロ、表計算等のインターネットのオンラインサービスを利用するのも良いですね。
Eee PCでは、その仕様を理解して最適な利用方法を自分で考える必要がありますので、初めてのパソコンとして購入を考えている方には注意が必要ですが、セカンドパソコンとしての携帯性を求めている方には手軽で最適な選択肢の一つといえます。
この4GバイトのSSDですが、決して悪いことばかりではありません。実はモバイルPCとして利用する場合にはとても都合が良いものなのです。SSDはフラッシュメモリですから、データのアクセスが高速です。これはEee PCの起動時にも言えることで、起動時間は約30秒という速さです。また、駆動部分を持つハードディスクに比べて省電力ですのでバッテリーの消費を抑える効果があります。
7インチの液晶ディスプレイも省電力へ貢献している部品と言っていいでしょう。サイズが小さいために消費電力が少ないのです。さらに、カーナビゲーションで普及しているサイズのディスプレイですので、価格が安く低価格化の一端も担っています。
■Eee PCの醍醐味
Eee PCは、安価であることもあって、自己責任ながらカスタマイズや改造ベースマシンとして利用されることも多いマシンです。
例えば、ドライブの増設です。Cドライブが4Gバイトしかないため、Dドライブを増設するのです。
幸いなことに、4GバイトタイプのEee PCには、メモリスロットの横に空きスペースがあります。ここにUSBポートを増設して、そこにUSBメモリを挿すわけです。USBタイプのBluetoothアダプタを内蔵して通信機能を強化することも可能なので、改造やカスタマイズ好きのユーザーに楽しみとなっているようです。さらなる強者は、液晶ディスプレイにタッチパネルを組み込む改造に手をつけるユーザーまでいるようです。
もちろん、これらの改造を行ってしまうとメーカーの保証を受けられなくなりますから、全て自己責任で行うことになります。
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“Eee PC”は、第1弾の「Eee PC 4G-X」が日本でも発売されているので量販店などで見たことのある方も多いかと思います。日本語版の価格は4万9800円で、一般的なノートPCと比べて格段に安い金額も話題となっていますが、ほかのPCと何が違うのでしょう。また“Eee PC”は、「そもそもちゃんと使えるの?」など、様々な疑問を持っている方も多いでしょう。
今回は、そんな“Eee PC(4G-X)”についてみてみましょう。
■EeePCとは何なのでしょうか?
“Eee PC”は、台湾のASUS社から発売されている小型のノートパソコンです。特徴は、一般にこれまで販売されてきたノートパソコンと比べて圧倒的な低価格です。また、記録媒体にはハードディスクではなく、4GバイトのSolid State Drive(SSD ※1)を搭載しています。重さは約920gと軽量で、大きさもA5判サイズなので携帯にも便利です。バッテリー駆動時間は、約3.20時間と、ほかのノートPCと比べもて短い訳ではありません。
海外版のOSはLinuxなのですが、日本版ではWindows XP Home Editionが搭載されています。海外版と比べて少し価格が高めなのは、この辺り原因がありそうです。
●主なスペック
OS | Windows XP Home Edition 正規版 Service Pack 2 セキュリティ強化機能搭載 |
CPU | インテル モバイルCPU |
メインメモリ | 512MB (オンボードビデオ機能にメインメモリの一部を使用するため、実際に使用できるメモリ容量は504MB) |
液晶ディスプレイ | 7型ワイドTFTカラー液晶、800×480ドット(WVGA)、インテルチップ (UMA対応)、最大1,280×1,024ドット |
フラッシュメモリドライブ | 4GB |
サウンド機能 | インテル ハイデフィニション・オーディオ準拠、ステレオスピーカー |
通信機能 | 100BASE-TX/10BASE-T 、IEEE802.11b/g |
入力機能 | 84キー日本語キーボード、タッチパッド |
インターフェース | D-sub 15ピン×1、USB 2.0×3、SDHCメモリーカード、SDメモリーカード、MMC、ヘッドホン×1、マイク×1 |
カメラ | 30万画素Webカメラ |
電源 | ACアダプターまたはリチウムイオンバッテリー |
消費電力 | 最大約15.22W |
バッテリー駆動時間 | 約3.2時間 |
バッテリー充電時間 | 約4.1時間 |
サイズ(突起部除く / バッテリー装着時) | 幅225mm×奥行き164mm×高さ22mm (最厚部37mm) |
重量(バッテリー装着時) | 約0.92kg |
・マウスコンピューター、5万円を切るASUS社製 モバイルインターネットデバイス Windows XP版 「EeePC」取り扱い開始!!
※1:フラッシュメモリドライブのことです。ハードディスクの代わりに使用します。海外では8GB版も発売されました。
■いままでのノートPCと何が違うのでしょうか
最近はノートPCでも80Gバイトのハードディスクを搭載している機種もありますが、それに対してEee PCは、4GバイトのSSDです。この4GバイトにWindowsがインストールされているのですからユーザーが利用できる容量は微々たるものとなります。そのためインストールや実行に多くの作業領域を必要とするソフトウェアは利用できない可能性があります。
インストールに必要な容量が少なく、動作の軽いソフトウェアをインストールして、データはSDメモリカードに保存するといった工夫が必要です。アプリケーションをインストールする変わりに、Webメールやワープロ、表計算等のインターネットのオンラインサービスを利用するのも良いですね。
Eee PCでは、その仕様を理解して最適な利用方法を自分で考える必要がありますので、初めてのパソコンとして購入を考えている方には注意が必要ですが、セカンドパソコンとしての携帯性を求めている方には手軽で最適な選択肢の一つといえます。
この4GバイトのSSDですが、決して悪いことばかりではありません。実はモバイルPCとして利用する場合にはとても都合が良いものなのです。SSDはフラッシュメモリですから、データのアクセスが高速です。これはEee PCの起動時にも言えることで、起動時間は約30秒という速さです。また、駆動部分を持つハードディスクに比べて省電力ですのでバッテリーの消費を抑える効果があります。
7インチの液晶ディスプレイも省電力へ貢献している部品と言っていいでしょう。サイズが小さいために消費電力が少ないのです。さらに、カーナビゲーションで普及しているサイズのディスプレイですので、価格が安く低価格化の一端も担っています。
■Eee PCの醍醐味
Eee PCは、安価であることもあって、自己責任ながらカスタマイズや改造ベースマシンとして利用されることも多いマシンです。
例えば、ドライブの増設です。Cドライブが4Gバイトしかないため、Dドライブを増設するのです。
幸いなことに、4GバイトタイプのEee PCには、メモリスロットの横に空きスペースがあります。ここにUSBポートを増設して、そこにUSBメモリを挿すわけです。USBタイプのBluetoothアダプタを内蔵して通信機能を強化することも可能なので、改造やカスタマイズ好きのユーザーに楽しみとなっているようです。さらなる強者は、液晶ディスプレイにタッチパネルを組み込む改造に手をつけるユーザーまでいるようです。
もちろん、これらの改造を行ってしまうとメーカーの保証を受けられなくなりますから、全て自己責任で行うことになります。
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