デスクトップやフォルダの中、あるいは[スタート]メニューの中にあるデータファイルやフォルダのアイコンにマウスカーソルを重ねると、ポップアップが表示されて、そのファイルやフォルダの説明を見ることができる。ショートカットアイコンなら参照元のデータファイルの場所を、データファイルなら作成日や容量を、フォルダならその中に入っているデータファイルの総容量やデータ名といった情報を表示してくれる。



このポップアップ機能は、何のデータファイルが入っているフォルダか、どんなデータファイルなのかがわからないときに、とても便利な機能だが、いちいちポップアップで確認しなくてもわかるようになると、逆にこのポップアップが煩わしくなってくるのではないだろうか。そこでポップアップを非表示に設定する方法を紹介しよう。




■知っ得 No.0032 デスクトップのポップアップをなくそう

アイコンにマウスポインタを重ねたときに表示されるポップアップが必要ないという人は、非表示に設定してみよう。

設定は、コントロールパネルから[デスクトップの表示とテーマ]→[フォルダ オプション]を選択、開いた[フォルダ オプション]ダイアログボックスの[表示]タブの項目で行う。



デスクトップのフォルダ。マウスポインタを重ねると、容量や中に入っているファイル名が表示される(画面1)。[スタート]メニューの項目のアイコン。対象のアイコンの説明が表示される(画面2)。

画面1 ファイル名が表示される画面2 アイコンの説明が表示される
画面1 ファイル名が表示される画面2 アイコンの説明が表示される

[フォルダ オプション]ダイアログボックスの[表示]タブにある[フォルダとデスクトップの項目の説明をポップアップで表示する]のチェックを外す(画面3)。

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画面3[フォルダとデスクトップの項目の説明をポップアップで表示する]のチェックを外す


画面3[フォルダとデスクトップの項目の説明をポップアップで表示する]のチェックを外す

[OK]をクリックすると、設定が有効になる(画面4)。設定後、マウスポインタをアイコンに重ねてもポップアップは表示されない(画面5)。

画面4[OK]をクリックすると、設定が有効になる画面5 ポップアップが表示されなくなる
画面4[OK]をクリックすると、設定が有効になる画面5 ポップアップが表示されなくなる



●バルーンを非表示にする

ポップアップと似たような機能として、タスクバーの通知領域の上に表示されるバルーン表示や、[スタート]メニューから[終了オプション]または[ログオフ]を選択したときに出るダイアログボックスのボタンを説明するバルーンがある。これらはポップアップの表示とは異なるため、上記の設定では非表示にできない。バルーンを非表示に設定するには、レジストリの書き換えが必要だ。



[スタート]メニューの[ファイル名を指定して実行]を選択し、「regedit」と入力して[OK]ボタンを押す。レジストリ・エディタが起動するので、



HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Explorer\Advanced



のサブキーに移動する。サブキーの項目内でマウスの右クリックボタンを押して[新規]→[DWORD 値]を選択し、「EnabeBalloonTips」という名前に変更し、値を「0」に設定した後、[OK]をクリックする。



EnabeBalloonTipsという名前に変更し値を0に設定する(画面6)。

画面6 EnabeBalloonTipsという名前に変更し値を0に設定する
画面6 EnabeBalloonTipsという名前に変更し値を0に設定する



なお、バルーン表示はセキュリティのメッセージなどを表示することもあるので、なるべく非表示に設定しないほうがよいだろう。



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編集部:篠崎 哲(ジャムハウス)

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