松下電器産業は、Let's noteシリーズの最小・最軽量モデルR6(CF-R6AW1BJR)を発売開始した。実売価格は210,000円前後。約940gの超軽量コンパクトボディにCore 2 Duoプロセッサを搭載。OSには、Windows Vista Businessを採用している。


■春モデルから夏モデルへパフォーマンスアップ

シリーズの最小・最軽量モデルのR6は、B5よりコンパクトなサイズ(幅229 mm×奥行187 mm×高さ(前部)29.4 mm/(後部)42.5 mm)に10.4インチの液晶モニタを搭載する。前バージョンの春モデルと共通のボディを採用し、CPUや標準メモリーサイズなど基本スペックを向上している。

CPUはCore Duo プロセッサー 超低電圧版 U7500(1.06GHz)に載せ替えられ(前バージョンはU2400(1.06GHz))、メインメモリーのサイズも標準512から1GBに増量。読み書きが高速な2.5型ハードディスクの容量は、60GBから80GB へと増量されている。

メニュー操作などデスクトップ上の基本操作を行うだけでも、速度の向上は体感できるほどで、Windows Vistaをより快適に動作できる環境が整った。

高耐久塗料を使用しているため、持ち運び時にもキズがつきにくい
ボンネット構造による頑丈設計は、Let's noteではお馴染み。塗装には、高耐久塗料を使用しているため、持ち運び時にもキズがつきにくい



右側面左側面
右側面にはUSBポートを2基搭載。高耐久USBポートの採用により、従来の約3倍の強度を実現している左側面には、ミニポートリプリケーターポートを搭載し、オプションによる拡張が可能。外部ディスプレイコネクタや、PCカードスロットも搭載する



うっかり水をこぼしても大丈夫独特な形状の円形ホイール
キーボード全面防滴により、うっかり水をこぼしても大丈夫独特な形状の円形ホイールは、横スクロールにも対応





■頑丈設計とセキュリティ機能

コンパクトながら頑丈な設計も、Let's noteシリーズならではで、どこへでも安心して持ち歩いて利用できる。

加圧振動試験では、耐100kg級の結果で、76cmの落下試験も実施している。天板の材質にはマグネシウムを採用し、ボンネット構造で耐圧力を高めている。

キーボードは全面防滴で、うっかり水をこぼしても大丈夫。継ぎ目のないシーリング構造で、内部への水の浸入を防いでいる。

高耐久USBポートを採用するなど、細かいところまで行き届いた耐久設計になっている。

駆動時間は、標準バッテリーで約7.5時間と長寿命なので、外出先で電池の残量を気にすることもないだろう。セキュリティ面では、セキュリティチップ(TPM)を搭載し、ハードディスク内のデータが暗号化されている。万が一外出先で紛失しても、内部のデータを読み取られることはない。

セキュリティ設定ユーティリティ
セキュリティに関する各種設定は、セキュリティ設定ユーティリティにより行う



■どこにでも気軽に持ち出して使いたい

高い耐久性やセキュリティ機能などは、Let's noteシリーズならではの安心感がある。シリーズ最小モデルながら、キーピッチ17mm(横)×14.3mm(縦)が確保してあるので、長文の入力もスムーズに行える。バッテリも長寿命なので、気軽に持ち歩いて使いたい。

春モデルからのパフォーマンスアップで、ビジネス用途ならば、十分にサクサクと動作させることができ、もたつく感じはない。メモリーの最大サイズは1.5GBなので、使用するソフトによってメモリー不足を感じたら、ReadyBoost(USBメモリーの接続によりパフォーマンスを向上させる)を活用するといいだろう。



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Let's note R6

パナソニック



編集部:池田利夫(ジャムハウス)

制作編集:エヌプラス

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