- ファイルのコピーや移動をスピードアップしよう【知っ得!虎の巻】-
画像や動画などサイズの大きいファイルや、大量のファイルを一度にコピーしようとすると、どうしても時間がかかってしまう。コピー中はずっと見ている必要はないとはいえ、ほかの動作も鈍くなってしまうこともある。作業がスムーズにいかず、いらついた経験がある人も多いのでは? そんな時は、高速にファイルコピーを行えるソフトを利用してみてはどうだろう。イライラをすっきり解消、仕事の効率もアップすること間違いなしだ。
■知っ得 No.0126 「FastCopy」で高速コピー
今回紹介する「FastCopy」を利用すれば、可能な限り大きな単位でファイルを読み込み、書き込みするため、高速なコピーが可能だ。また、読み込み、書き込み時に使用するバッファサイズを指定することもできる上、OSのキャッシュを全く使わないため、ほかの作業に影響を与えることがないのも魅力だ。
●「FastCopy」をインストールする
FastCopyのサイト(http://www.ipmsg.org/tools/fastcopy.htmlhttp://www.ipmsg.org/tools/fastcopy.html)にアクセスし、「実行ファイル」をクリックする(画面1)。ダウンロードしたzipファイルを解凍し、setup.exeをダブルクリックすればインストールが開始される。
●「FastCopy」を実行する
デスクトップのショートカット、もしくは[すべてのプログラム]-[FastCopy]を選択すると、FastCopyが起動する(画面2)。
[Source]にコピー元のファイルやフォルダー、[DestDir]にコピー先のディレクトリを指定する(画面3)。それぞれのボタンをクリックし、[フォルダの参照]ダイアログボックスからフォルダーを選択することもできるが、ドラッグ&ドロップで直接入力欄にフォルダーを設定することもできるので、こちらを利用した方が便利だろう。なお、[Source]には複数のフォルダーを指定することもできる。この場合は、それぞれのフォルダーを「;」(セミコロン)で区切って入力する。ドラッグ&ドロップを利用する際には、[Ctrl]キーを押しながら実行すれば、自動的に複数指定となるので、覚えておくといいだろう。
ちなみに、[DestDir]の指定で、末尾に「\」マークを付けていないと、[Source]で指定したディレクトリ自体はコピーせずに、以下の内容だけがコピーされる。「\」マークを付けている場合は、[Source]で指定しているディレクトリごとコピーされる。
[Source]、[DestDir]が設定できたら、次に動作モードを設定する。FastCopyでは、単にファイルをコピーするだけでなく、ファイルを移動したり、削除することもできる。また、コピー元とコピー先を比較して同期することも可能だ。コピーについても、コピー元の内容をそのまま上書する[コピー(全上書き)]以外に、同じ名前のファイルがあった場合はコピーしない[差分(上書きなし)]、サイズか日付が違う場合のみコピーする[差分(サイズ・日付)]、日付が新しい場合のみコピーする[差分(最新日付)]といった3つの方法を選択できるようになっている(画面4)。デフォルトは[差分(サイズ・日付)]だが、状況によって使い分けるといいだろう。
コピー元とコピー先の指定、動作モードの選択がすんだら、[実行]をクリックすればコピーが開始される。[Ctrl]キーを押しながらクリックすると、コピー元、コピー先を確認するウィンドウを表示することができるので(画面5)、確認してから実行したい場合に利用しよう。
ためしに6GB程度のファイルをコピーしてみたところ、通常のエクスプローラーでのコピーでは17分12秒かかったところ、FastCopyを使用したら8分38秒で終了した。同名のファイルがある場合でも、上書きするしないをあらかじめ設定してあるため、エクスプローラーのように動作を選択するようなダイアログボックスが開くこともなく快適だ。ぜひ試してみてもらいたい。
編集部:池田利夫+岡本奈知子(ジャムハウス)
制作編集:エヌプラス
Copyright 2009 livedoor. All rights reserved.
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■知っ得 No.0126 「FastCopy」で高速コピー
今回紹介する「FastCopy」を利用すれば、可能な限り大きな単位でファイルを読み込み、書き込みするため、高速なコピーが可能だ。また、読み込み、書き込み時に使用するバッファサイズを指定することもできる上、OSのキャッシュを全く使わないため、ほかの作業に影響を与えることがないのも魅力だ。
●「FastCopy」をインストールする
FastCopyのサイト(http://www.ipmsg.org/tools/fastcopy.htmlhttp://www.ipmsg.org/tools/fastcopy.html)にアクセスし、「実行ファイル」をクリックする(画面1)。ダウンロードしたzipファイルを解凍し、setup.exeをダブルクリックすればインストールが開始される。
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画面1 「実行ファイル」をクリックする |
●「FastCopy」を実行する
デスクトップのショートカット、もしくは[すべてのプログラム]-[FastCopy]を選択すると、FastCopyが起動する(画面2)。
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画面2 FastCopyのメイン画面。 |
[Source]にコピー元のファイルやフォルダー、[DestDir]にコピー先のディレクトリを指定する(画面3)。それぞれのボタンをクリックし、[フォルダの参照]ダイアログボックスからフォルダーを選択することもできるが、ドラッグ&ドロップで直接入力欄にフォルダーを設定することもできるので、こちらを利用した方が便利だろう。なお、[Source]には複数のフォルダーを指定することもできる。この場合は、それぞれのフォルダーを「;」(セミコロン)で区切って入力する。ドラッグ&ドロップを利用する際には、[Ctrl]キーを押しながら実行すれば、自動的に複数指定となるので、覚えておくといいだろう。
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画面3 [Source]にコピー元、[DestDir]にコピー先を設定する。 |
ちなみに、[DestDir]の指定で、末尾に「\」マークを付けていないと、[Source]で指定したディレクトリ自体はコピーせずに、以下の内容だけがコピーされる。「\」マークを付けている場合は、[Source]で指定しているディレクトリごとコピーされる。
[Source]、[DestDir]が設定できたら、次に動作モードを設定する。FastCopyでは、単にファイルをコピーするだけでなく、ファイルを移動したり、削除することもできる。また、コピー元とコピー先を比較して同期することも可能だ。コピーについても、コピー元の内容をそのまま上書する[コピー(全上書き)]以外に、同じ名前のファイルがあった場合はコピーしない[差分(上書きなし)]、サイズか日付が違う場合のみコピーする[差分(サイズ・日付)]、日付が新しい場合のみコピーする[差分(最新日付)]といった3つの方法を選択できるようになっている(画面4)。デフォルトは[差分(サイズ・日付)]だが、状況によって使い分けるといいだろう。
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画面4 動作モードの設定。コピーだけでなく、移動や削除、同期も可能だ。 |
コピー元とコピー先の指定、動作モードの選択がすんだら、[実行]をクリックすればコピーが開始される。[Ctrl]キーを押しながらクリックすると、コピー元、コピー先を確認するウィンドウを表示することができるので(画面5)、確認してから実行したい場合に利用しよう。
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画面5 [Ctrl]キーを押しながら[実行]をクリックすると、コピー元、コピー先を確認してから実行することができる。 |
ためしに6GB程度のファイルをコピーしてみたところ、通常のエクスプローラーでのコピーでは17分12秒かかったところ、FastCopyを使用したら8分38秒で終了した。同名のファイルがある場合でも、上書きするしないをあらかじめ設定してあるため、エクスプローラーのように動作を選択するようなダイアログボックスが開くこともなく快適だ。ぜひ試してみてもらいたい。
編集部:池田利夫+岡本奈知子(ジャムハウス)
制作編集:エヌプラス
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