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こんにちは。ロクナナワークショップの佐々木です。新端末のiPad! Appleにじらされながらも、やっと発表となりました!
新コンテンツ配信システム「iBooks」も発表され、書籍のデジタル化はますます加速しそうですね。
AmazonやGoogle、そしてAppleなど、出版物の電子書籍が急速に進んでますが、「やっぱ書籍は紙でないとダメだよね!」という意見も、私の周りでは多く聞きます。
■書き込みをしたい! デジタルでもできたら?
物理的にマーカーやコメント、補足情報を追加したいという人も多いみたいなんです。
でも電子書籍に、コメントなどを追記できる機能(一部の端末ではすでに実装されているようです)がついたらどうなんでしょう?
これまで書籍に追加されたコメントは、ラクガキとして本の価値を落としていましたが、デジタルでコメントをつけられると、コメント自体にさらなる商品価値が生まれたりしそうです。
電子媒体になれば、もとの書籍原稿とコメントは独立するので、二次創作物としての「コメント付き本」なんていう新しい価値の本が誕生するかもしれませんね!
■コメント付き本は、本の革命?
たとえば、フロイトの本にフロイト研究の識者が、現代にマッチした解釈コメントを付加して販売するとか。
はたまた、英語のActionScriptの書籍に、日本のActionScript界では、超有名なロクナナワークショップ講師 野中文雄先生のコメントと解説を付加して販売するとか。
そうなれば、ネットの電子書籍ストアで、「ロクナナワークショップ講師 コメント付き」などとして販売されたりして...いいすぎ?
もとの書籍の版権は守られつつ、「コメント付き」という新しい商品が生まれたりするかも。
これが実現したら、出版界で初の快挙ですね!!
オリジナル書籍の著者とコメントの作者、両方にお金が入る 二次著作物フロー が生まれることになり、出版界のパラダイムシフトです。
学生には、電子化された教科書にコメント機能を適応すれば、授業のメモが「優等生のメモ!」として販売されるかも...。
優等生のノートコピーが電子書籍化でもっと大きなビジネスになったりするかもですね。
■技術的には可能ぽい!?
ちなみに技術的には、iPadの電子書籍は、EPUB形式を採用しているようです。仕組としては、ブラウザと同じでXHTML/XML+CSSで、zip圧縮して拡張子を変えただけです。マイクロソフトのSilverlightなんかも同じような配布形式をとっていますね。
ということは、コメントなどをもとの書籍データに関連づけることも簡単なので、二次販売というのも簡単にできそうです。
ロクナナワークショップ講師 コメント付きデジタル本!!今後出てくる可能性、高いかも!?(笑)
■ロクナナワークショップ
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・ロクナナ
・ロクナナワークショップ
・野中文雄
・野中文雄の数学的思考で取り組むActionScript中級講座
Web制作に特化した実践的なプロ向けワークショップを実施している「Flashの学校 ロクナナワークショップ」。最大6名・1日6時間完結の短期集中特訓講座から、2ヶ月に1度のペースで各方面で活躍中のクリエイタをお迎えし、最新技術やアイデアをご紹介いただくイベントまで幅広く開催しています。
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