使っているパソコンの動作を速くしたいと、誰もが感じたことがあるだろう。パソコンのシステムを高速化、メモリは最適化して、さらにはインターネットのアクセスも高速にしたい。

単に動作を速くしたいと言っても、対応すべきものはいろいろあり、それぞれ個別に対応するのは面倒だ。実は、こんな望みを解決してくれるソフトがある。それが「X-TUNE」だ。「X-TUNE」なら、簡単な操作でこれらの問題を一気に解決することができる。

■知っ得 No.0129　「X-TUNE」で簡単にパソコン高速化
「X-TUNE」は、インターネット高速化、システム高速化、メモリ最適化、そのほか個人情報の削除や時刻合わせまでを行うことができる。ワンクリックで利用できるので、初心者でも安心だ。

●「X-TUNE」をインストールする
X-TUNEのサイト（http://dl.xtrm.jp/）にアクセスしたら、「X-TUNE.07 SR1」の「ダウンロード」で、「最新版（.07 SR1）」をクリックする（画面1）。Vectorのページにジャンプするので、「X-TUNE」をダウンロードしよう。

画面1　「X-TUNE.07 SR1」の「ダウンロード」で、「最新版（.07 SR1）」をクリックする

ダウンロードしたzipファイルを解凍し、適当なフォルダーに移動すれば完了だ。インストールする必要はない。フォルダー内の「xtune.exe」をダブルクリックすれば起動し、タスクトレイに常駐する。

●「X-TUNE」でパソコンを高速化する
それでは実際に操作してみよう。まずはタスクトレイのアイコンをダブルクリックして（画面2）、X-TUNEのメイン画面を表示する。

画面2　メイン画面を表示するには、タスクトレイのアイコンをダブルクリックする

まずはパソコンを高速化してみる。［利用中のインターネット回線を選択］で、自分が利用している回線を選択し、［高速化］をクリックする（画面3）。操作はこれだけだ。これでパソコンの環境に合わせて、インターネットとシステムの高速化が行われる。ネットワーク設定で最適化されるのは、「MTU」「RWIN」など。システムの高速化では、I/Oバッファサイズの最適化、起動時に読み込むファイルの整列などが行われる。

画面3　インターネットの回線を指定し、［高速化］をクリックする

次にメモリの最適化だが、これは初期設定で60分おきに自動的に実行されるようになっている。手動で行いたい場合は、［メモリ最適化］の［今すぐ実行］をクリックすればいい。また、［詳細設定］をクリックすれば、メモリの何％までを何分おきに最適化するかを設定することもできる（画面4）。自動で実行したくない場合は、［自動実行］で［無効］を選択しておこう。

画面4　メモリ最適化の詳細も設定できる

時刻合わせはメモリの最適化と同様、自動的に実行されるように設定されているので、通常はそのままにしておけばいいだろう。個人情報を削除したい場合は、［不要な個人情報の削除］をクリックすればいい。最近使ったファイルの一覧やインターネットのアクセス履歴などといった、パソコン内に残っている不要となった個人情報を選択して削除することができる（画面5）。

画面5　不要な個人情報の削除は、項目を選択して行える

このように、X-TUNEは複雑な設定を必要とせず、ボタンをクリックするだけでいろいろな方法でパソコンの高速化を行うことができる。また、［機能］－［上級者向けの高速化］－［インターネット高速化］／［システム高速化］を選択すれば、より詳しい設定の元で高速化を行うことも可能だ。初心者だけでなく、上級者の方にもぜひ使ってみてもらいたい。

編集部：池田利夫＋岡本奈知子（ジャムハウス）
制作編集：エヌプラス
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