旅の思い出を残すのに便利な道具といえば、デジタルカメラだ。

デジタルカメラの良いところは、撮った写真をすぐに確認できるところだが、家族や仲間同士で写真を見たい場合テレビに繋ぐか、プリントなどをするしか方法がなかった。



しかし、もうそんな面倒なこととはサヨナラできるカメラが登場した。

デジタルカメラで撮影した写真を、その場で壁やスクリーンに映し出せてしまうのだ。



そんな夢みたいなカメラが、ニコンのCOOLPIX S1000pjだ。



COOLPIX S1000pjは、一見すると小型のデジタルカメラ。しかし、その実体は、世界初の超小型プロジェクター内蔵のデジタルカメラなのだ。



撮影した画像を内蔵されているプロジェクター機能で、その場で壁などに映像を投映し、友人や家族などと一緒に観賞できるのだ。




■プロジェクターの実力は?

COOLPIX S1000pjのプロジェクター機能の実力は、一体どれくらいのものだろうか。早速、実験してみた。



まず驚いたのは、オフィスのような明るい場所でも、蛍光灯を消さず、普通に壁に投影することができる点だ。投影の仕方も簡単で、プロジェクターボタンを押すだけで、撮影した静止画や動画を鑑賞することができる。しかも、撮影とプロジェクター操作の両方で使えるリモコン機能も備えているので、離れての操作性も申し分ない。



ちなみに、撮影した写真には、あとからBGMをつけたり、キャラクターやページめくりなど、楽しく観賞できる効果を追加することもできる。



明るい部屋では、COOLPIX S1000pjと壁との距離が離れれると投影サイズは大きくなるが、それにともない画面が暗くなるため見えづらくなる。そこで暗い部屋の中では、どれぐらいの画面サイズまで投影できるのか、実験してみた。



メーカー公称では、壁から2m離れた場所からの投影で40型相当の画面を見られるとのことだが、部屋が暗ければ、2m以上離れた場所からでも投影画面をはっきり見ることができた。



COOLPIX S1000pjは、内蔵のプロジェクターを使うことによって、撮影した写真や動画を手軽に壁に映し出すことができる。家族や仲間同士で写真や動画を見ながら、ワイワイ、ガヤガヤできること請け合いだ。

ニコン「COOLPIX S1000pj」のプロジェクター機能背面から見たニコン「COOLPIX S1000pj」




■主なスペック

・有効画素数 12.1メガピクセル

・レンズ 光学5倍ズームニッコーは、ルレンズ、焦点距離:5.0-25.0mm(35mm判換算28-140mm相当の撮影画角)、絞り:f/3.9-5.8、レンズ構成:9群13枚、電子ズーム:最大4倍(35mm判換算で約560mm相当の撮影画角)

撮影距離 レンズ前約30cm~∞(広角側)、約50cm~∞(望遠側)、マクロモード時:約3cm (△マークから広角側)~∞

・液晶モニター 2.7型TFT液晶、約23万ドット、輝度調節機能付き(5段階)

・記録媒体 内蔵メモリー(約36MB)、SDメモリーカード※1

・ISO感度(標準出力感度) ISO 80、100、200、400、800、1600、3200(画素加算)、6400(画素加算)、オート(ISO 80~800)、感度制限オート(ISO 80~200、80~400)

・電源 Li-ionリチャージャブルバッテリー EN-EL12(リチウムイオン充電池:付属)×1個、ACアダプター EH-62F(別売)

・撮影可能コマ数(電池寿命)※2 約220コマ(EN-EL12使用時)

・寸法(幅×高さ×奥行き) 約99.5×62.5×23mm(突起部を除く)

・質量(重さ) 約155g(バッテリー、SDメモリーカードを除く)

・プロジェクター 明るさ※3: 最大10ルーメン、画面サイズ: 5~40型、投映距離: 約0.26~2m、連続投映可能時間(電池寿命):約1時間(常温25℃、リチャージャブルバッテリーEN-EL12をフル充電で連続使用時)、解像度(出力)VGA相当、プロジェクタースタンド ET-2(付属)、リモコンML-L4(付属)



COOLPIX S1000pj



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