ロボットというと、人型ロボットを想像する人が多いと思うが、実は人型ではないロボットも多い。発売以来、ずっと高い人気を得ているBeauto Racer(ビュート レーサー)も、そうした人型ではないロボットだ。

Beauto Racerは、教育用ロボットとしても高い評価と人気を集めている。
今回は、この隠れたベストセラーロボット Beauto Racer(ビュート レーサー)をみてみよう。

■安い×簡単×わかりやすい!新しい学習指導要領にも最適
平成24年度から全面実施される「新しい学習指導要領」では、中学校の技術家庭科に「プログラムによる計測・制御」が含まれていることをご存じだろうか。

Beauto Racerは、この「プログラムによる計測・制御」の教材として最適なのだ。

Beauto Racerは、ヴイストン株式会社が発売している教材用ロボット「Beauto(ビュート)」シリーズの1つだ。
手のひらにスッポリ収まるサイズの本体に、駆動用モータ、赤外線センサ、LEDがそれぞれ2個ずつと、単3乾電池が1本というキット内容である。
本体の組み立て作業は10分もあれば完了するほど非常にシンプルだ。組み立てに工具が必要ないという徹底ぷりも人気の秘密でもある。つまり、本体の組み立てでつまずくといったことがなく、誰でも組み立てができるからだ。
普通の模型のようなBeauto Racerの部品

■誰でもできるぞ!矢印でつないでプログラミング
プログラミングは、地面に描かれた黒いラインに沿って走行する「ライントレース」という動作で学ぶことができる。Beauto Racerは、専用のプログラミングソフト「Beauto Builder R(ビュート ビルダーアール)」を使ってプログラミングを行うのだが、このソフトが非常にわかりやすく、誰でも簡単にプログラムできるのだ。

誰でも簡単に動作をプログラムできる理由は、ブロックを矢印でつないでいくというわかりやすいインターフェースだからだ。ゲーム感覚でプログラムが楽しくできるのも嬉しいところだ。

ライントレースは、2個の赤外線センサからの信号で、2個のモータを制御して… という動作が必要となるが、ブロックの設定を変えることで、正しい動作のプログラミングを実際に試しながら理解することができるのだ。どうすれば、正確な動きができるのか、楽しみながらプログラミングの基本が自然と身に付くというわけだ。
Beauto Builder R実行画面

以上のようにBeauto Racerは、組み立てもプログラミングも、容易に理解できるように配慮されて作られている。
特にプログラミング画面のわかりやすさは、プログラミングというものの体系的な理解に、大いに役立つであろうと思われる。プログラミングに用いる言語や方法にとらわれない、必要とされる処理や思考方法といった基礎的な部分を、効果的に身に付けることができるのではないだろうか。

■ひとりに1台の低価格が才能を伸ばす
簡単でわかりやすいロボットBeauto Racerが人気の秘密は、驚きの低価格2,940円(税込み)にもある。

プログラム用のソフトウェア「Beauto Builder R」は公式サイトから無料でダウンロードできるので、2,940円ですべて揃うのだ。このほかにも、Beauto Builder Rなどを収録したCD-ROMとパソコン接続のUSBケーブルセットも3,570円で用意されている。

この価格であれば、教材として「クラスに1台」ではなく、「1グループに1台」「1人に1台」ということも十分に可能だ。

プログラミングは、時間をかけて何度もトライ&エラーを繰り返すことで、楽しみながら自分の考えたものを形にするスキルを身についていくものだ。低価格なBeauto Racerは、多くに生徒や子供たちに自分専用機を用意でき、十分な使用時間を与えることができる。

■レンタルサービスで教材に最適
Beauto Racerには、レンタルサービスや教職員向け講習会も用意されている。
レンタル機体のBeauto Racerを用いて、授業研究や教科研修会を行うことが可能なほか、教職員向けの講習会が大阪と東京にて無料で開催されている。教育支援の環境が準備されているので、Beauto Racerは教職員にとっても扱いやすい教材となっている。
レンタルサービスと講習会のお知らせ

■バーチャル版で体験してみよう
このBeauto Racerは、バーチャル版「Beauto Simulator(ビュート シミュレータ)」が無料で配布されている。

Beauto Simulatorは、Beauto Racerのライントレースの動きをパソコン上でシミュレーションするというソフト。
つまり、Beauto Racerがなくても、そのプログラミングをバーチャルで体験することができるのだ。ただし、Beauto Simulatorは「体験版」であるので、実機のBeauto Racerとは機能に違いがある。しかしながら、Beauto Racerの面白さを体感できるので、ぜひ試してみて欲しい。

■趣味としても一級品
今回は、新しい学習指導要領に対応したロボットによる学習教材「Beauto Racer」を紹介してみたが、最近の学習用教材は、格段の進歩を遂げている。
このBeauto Racerも教育用教材としてだけでなく、赤外線センサを追加してステップアップといった楽しみ方もできるので趣味としても十分に楽しめるだろう。

Beauto Racerで現代の学校教材の進歩を感じてみるのも、面白いのではないだろうか。

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