毎年、ドイツのハノーバーで開催される世界最大級の見本市会場「CeBIT 2010」は、IT分野における最先端に触れることができるビッグイベントだ。今年も2010年3月3日に開催されたが、各社さまざまな技術や新製品を展示していた。

ネットブックの「EeePC」でお馴染みのASUSは、iPad対抗ではないかと思われる電子ブック端末「ASUS DR-900 E-Reader」を披露した。

■指先でメモ書きもできる電子ブック端末
「ASUS DR-900 E-Reader」は、Wi-Fiや3G機能を内蔵し、iPadのようにクラウドからコンテンツを手軽にダウンロードできる電子ブック端末だ。

画面は9インチのSiPixR製モノクロ電子ペーパーディスプレイを採用し、紙のような感覚で長時間の読書も可能だ。コンテンツのテキストの方向に合わせて、自動的にポートレートモード、ランドスケープモードと画面を切り替えることができる。
また、タッチスクリーンなので、スタイラスやキーボード無しに指先で簡単にメモ書きが行える。

バッテリー駆動時間も気になるところだが、1回の充電で10,000 ページ分、400ページ程度の小説なら20冊を読むことができる。

ASUSは電子ブック端末の市場でもトップを走ることができるだろうか。

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