Windows XPで複数のウィンドウを起動している場合、ウィンドウの切り替えはタスクバーを利用するか、[Alt]+[Tab]キーを利用しているだろう。しかし、たくさんウィンドウを開いて作業をしていると、タスクバーだと幅が狭くて内容まで分からないし、[Alt]+[Tab]キーではいちいち順番に選んでいかねばならず、面倒だ。できるビジネスマンたるもの、パッと目的のウィンドウを探し出し、ササッと切り替えたいもの。今回は、そんな願いを叶えてくれるソフトを紹介する。

■知っ得 No.0136 「DExposE2」でサクサクウィンドウ切り替え
Macには、Exposeという機能が用意されている。これは複数のウィンドウを起動している際に、それらのウィンドウのサムネイルをデスクトップ上に並べ、そこから瞬時に目的のウィンドウへと切り替えることができる機能だが、これをWindows XPで実現してくれるのが「DExposE2」だ。

●「DExposE2」をインストールする
DExposE2のサイト(http://devrexster.googlepages.com/)にアクセスし、ページの下方にある「DExposE2 Homepage」をクリックしてDExposE2のページに移動する。「DExposE2 Final」をクリックしてファイルをダウンロードし(画面1)、ダウンロードしたexeファイルをダブルクリックすると、インストールが開始されるので、指示に従ってインストールしよう。
画面1 「DExposE2 Final」をクリックしてファイルをダウンロード

●「DExposE2」でサムネイルを表示する
[スタート]-[すべてのプログラム]-[Expose]を選択してDExposE2を起動する。起動するとタスクトレイにアイコンが表示され、いつでもDExposE2が使えるようになる。

それでは[F9]キーを押してみよう。現在起動している各ウィンドウがサムネイル化され、デスクトップ上にずらっと並んで表示されたはずだ(画面2)。
画面2 [F9]キーでウィンドウのサムネイルがタイル上に並ぶ

この状態でマウスを目的のウィンドウのサムネイル上に合わせると、ウィンドウがフォーカスされ、内容が表示される(画面3)。そのままクリックすれば、そのウィンドウがアクティブになるというわけだ。なお、サムネイル間の移動は矢印キーでも可能だ。
画面3 マウスを合わせるとウィンドウがフォーカスされ、内容が表示される

次にサムネイルにマウスを合わせた状態で[F10]キーを押してみよう。すると、同じアプリケーションのウィンドウだけがサムネイルで表示される。不要なアプリケーションのサムネイルが消え、残ったサムネイルが拡大して表示されるので、さらに選びやすくなるというわけだ(画面4)。
画面4 [F10]キーで同じアプリケーションのウィンドウだけがサムネイル表示される

また、[F11]キーを押すと、すべてのウィンドウを画面の右端に隠し、デスクトップを表示することもできる(画面5)。
画面5 [F11]キーを押すと、全ウィンドウが画面右端に隠れ、デスクトップが表示される

常に多数のウィンドウを起動しつつ作業をしている人でも、DExposE2を使えば、これら[F9]~[F11]キーを使いこなすことで、作業効率アップ間違いなし! サクサクとウィンドウを切り替えながらスムーズに仕事ができるはずだ。ぜひ試してみてもらいたい。

編集部:池田利夫+岡本奈知子(ジャムハウス)
制作編集:エヌプラス
Copyright 2010 livedoor. All rights reserved.

ITライフハック
ITライフハック Twitter

【知っ得!虎の巻】をもっとみる
うっかり消しても大丈夫!USBメモリのファイル復活方法
Windows 7の神モードが発覚!「GodMode」の入り方はこれだ
フォルダーを複数表示してファイルをサクサク操作
Gmailを100%使い切るテクニック

PDF超活用バイブル (日経BPパソコンベストムック)
日経PC21
日経BP社
売り上げランキング: 9000