iPhoneアプリ講座も、いよいよ第5回です。
今回は、日本語、英語、フランス語、ドイツ語の単語翻訳と登録ができる単語帳の制作です。これができれば、3カ国の方を相手にしゃべれるときや、メールを書くときも単語を素早く調べることができます。
■Google翻訳APIで初心者でも作れる
こんな難しそうなアプリが初心者でも作成できるのは、Google翻訳APIがあるからです。Google翻訳APIを使うことで、翻訳部分は独自で開発しなくてもアプリが作成できるというわけです。
●単語帳の構造を知っておこう
今回のアプリは単語帳一覧と、単語帳翻訳の2つの画面からできています。
iPhoneアプリは画面単位で、それぞれのクラスから構成されていますので、今回はヘッダ、ソース、ジブという3つのファイルを2組扱いました。
Google翻訳を利用する部分は、翻訳をするHTMLファイルを「リソース」フォルダに格納し、これを読み込むようにします。こういった構造を知ることで、アプリの構成がわかってきます。HTMLを呼び込んで表示というのはAPIを使うときによく使われる方法です。
Google翻訳を使った単語帳 |
■これまでのステップ
ここで、今までの4アプリ講4回のステップを振り返ってみましょう。
最初に行ったのが、Xcodeやインターフェイスビルダーに使い慣れること。次は、プログラムの大きな構造を理解すること。そしてサンプルソースのコピー&ペーストに慣れることを学んできました。
今回は、さらに踏み込んで、
「クラス」や「インスタンス」「オブジェクト」「変数」といったプログラミングで使われる用語の説明と学習をしました。
※用語説明は、レインボーアップススクールのサポートページに公開しております。
■実践と学習がレインボーアップス流
用語説明を最初に学ぶ方法もありますが、いきなり知らない用語と向かい合うのは、パニックになりやすいため、本講座では、こうしたステップを採用しています。
学習だけならず、毎回、実力以上のアプリを1つ作っていくというスタイルは、レインボーアップススクールの流儀でもあります。10回の講座を受けていく課程で、それまでの学んだ内容が繋がってきます。そうしたイメージで受講生の方には、まずはトライしてもらっています。
今回の成果ですが、受講者の7割の方が時間内に単語帳を作ることができました。
本来は、このようなアプリを作るには、数十時間の講義が必要となるのですが、「習うより慣れろ」の精神で高度なアプリにも挑戦したことで、7割の方が時間内に制作できました。
■楽しんでもらうアプリを作るように
一度でも、「こうすればできる」ということを体験すれば、アプリケーションを作る上でのいろいろなイマジネーションも湧いてきます。
私たちの講座の目的は、「ユーザに楽しんで貰うアプリを作ること」であり、自分が作りたいアプリの作成方法を理解していただくことだからです。
10回の講座の体験を通して、理解していただければと思っています。
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