シャープは2010年4月12日、都内 ホテルグランドパレス ダイヤモンドルームにおいて、報道関係者向けに「3D大型液晶技術発表会」を開催した。

同社は、業界最高の明るさで、右眼/左眼用のそれぞれの映像が重なって見えるクロストークが極めて少ない、4原色技術を搭載した3D液晶ディスプレイを世界で初めて開発いたしました。専用メガネをかけて、臨場感あふれる3D映像が楽しめる。

■3Dテレビに最適な液晶ディスプレイを実現
今回開発した液晶ディスプレイは、右眼用と左眼用の映像を交互に表示する。その表示に同期し、専用メガネに備えた液晶シャッターが開閉し、映像を右眼/左眼用に振り分けて立体表示させるアクティブ液晶シャッターメガネ方式を採用している。従来この方式は、3D表示時の輝度が低く、クロストークなどの課題があった。

今回のディスプレイは、テレビ用液晶パネルの中核技術「UV2A(ユーブイツーエー)技術」に、「4原色技術」「FRED(フレッド)技術」「サイドマウントスキャニングLEDバックライト技術」の4つのオンリーワン液晶技術を融合させ、従来の課題を解決した。

3D表示時の輝度は従来比約1.8倍の明るさで、また、クロストークが極めて少ないため、3Dテレビに最適な液晶ディスプレイとなっている。「4原色技術」は、従来のR(赤)、G(緑)、B(青)の3色に、新たにY(黄)を加えて表示させる多原色技術だ。

透過率の向上ならびに色再現性範囲(色域)が広がることで、3原色では実現できなかった、明るく色鮮やかで革新的な表示が可能となった。

シャープは、1973年に電卓用の液晶ディスプレイを量産化して以来、革新的な液晶技術の開発によりさまざまな液晶応用商品を創出し、フラットパネルディスプレイ市場を牽引してきた。今後も、オンリーワン液晶技術により、新たな3D市場を創造していくとしている。

シャープ

ITライフハック
ITライフハック Twitter

■AV関連の記事をもっとみる
パーフェクトに進化した? マイクロ一眼 オリンパス E-PL1
ライフスタイルをより快適に!新感覚の音楽プレイヤー
パールがきらめく爽やかな「ホワイト」!ソニー、ウォークマンに新色を追加
日立、痛恨のミス!薄型テレビで番組表が表示されない不具合