日本では、鉄腕アトムや機動戦士ガンダムなど、アニメーションの影響もあり、世界の中でも二足歩行ロボットへの愛着と取り組みが熱い国である。

企業や大学・高校での研究や開発にとどまらず、個人が所有できる二足歩行ロボット市場も既に形成されており、全国各地で競技大会も定期的に開催されているほどだ。日本の二足歩行ロボットも歴史を重ね、様々な製品・機体が登場してきている。

秋葉原のヴイストンロボットセンターは、ロボットを販売するだけでなく、これまで登場した二足歩行ロボットの名機が展示されている。

そこで今回から、ヴイストンロボットセンターさんに協力していただき、これまでに登場した二足歩行ロボットの名機を紹介しながら、日本のロボットを見てみようと思う。

■ロボットといえば鉄人28号
アニメーションからロボットを知った人は多い。ロボットアニメといえば、マジンガーZや機動戦士ガンダム、マクロス、エヴァンゲリオンなど、近年に至るまで様々なロボットが登場しているが、その第一世代といえば、鉄腕アトムと鉄人28号だろう。

鉄人28号は、横山光輝氏が1956年に漫画で発表し、1963年にテレビアニメーションとして放送が開始されると当時の子供たちの人気を集めたロボットだ。

実は、この鉄人28号は、本格的な二足歩行ロボットとして製品化されたことがあるのだ。当時は、映画版の「鉄人28号」の上映にあわせたタイアップで開発され、2005年に発売された。
本格的な二足歩行ロボット 鉄人28号

この二足歩行版の鉄人28号は、1/50スケールで、全高38cm、重量2.5kg。SHIN-Walkの採用で膝を伸ばした自然な歩き方を実現しおり、目にはフルカラーLEDも搭載されている。キットには、小型8チャンネルロボット専用コントローラーで操縦ができるという。モーション編集専用ソフトウエアで独自の動作をプログラミングすることもできるそうだ。

現在は、販売完了し、その雄志は、ロボットセンターで見ることができる。
鉄人28号は、アニメ版と映画版があるそうで、ロボットセンターに展示されているのは、アニメ版だ。
映画版 鉄人28号

■鉄人28号といえば、宿敵ブラックオックス
鉄人28号の発売から3年後、鉄人の宿敵ブラックオックスも発売されている。
鉄人28号の宿敵ブラックオックス

鉄人28号から3年の月日を経て発表されたブラックオックスは、ジャイロセンサを搭載し、滑らかな歩行や旋回、起き上がり動作も実現するなど、鉄人よりも運動性能を大幅に向上している。また、歩行やパンチの音も発せられるという。全高は44cm、重量は約2.5kg。
進化したブラックオックス

ブラックオックスのパンチムービー
ブラックオックスの起き上がりムービー
ブラックオックスの目発光と見回しムービー
ブラックオックスの歩行ムービー

鉄人28号とブラックオックスは、人気が高く、フィギュア化も行われてきたロボットキャラクターだが、実際のロボットになるというのは、ファンだけでなく希なことだろう。

実際にブラックオックスが動いているムービーなどを見ると、アニメでしか見ていなかったロボットも、それほど遠くない未来には製造できるのではないかと思えてくる。

二足歩行ロボット 鉄人28号
二足歩行ロボット ブラックオックス

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